No.5813は東洋水産、マルちゃん　世界のグル麺　ジャンバラヤ味焼そば。ジャンバラヤはアメリカ南部の炊き込みご飯のようなものか。同時発売の姉妹品として「ガパオ味焼そば」がある。

Jambalayaと聞いて最初に思い出すのは食べ物ではなくCarpentersの曲である（そもそもこれはカントリー曲のカバーだけど）。中学生の頃によくラジオで流れていたものだが、何を隠そう当時俺はこのCarpentersが大嫌いだったのだ。既にHardRockの洗礼を受けていた身としては、何とも生温くて人畜無害・優等生的な曲は聞くに堪え難く、その全てを拒絶していたなあ。後日、演ってる本人達も実像と造られて肥大化したイメージとの乖離に悩んでいたことや妹が拒食症で死んでしまったことなどを知り、真面目に聞いたのは俺がいい歳になってから。なんだ結構いいじゃん、と思ったよ。話を食べ物に戻して、ご飯ベースのジャンバラヤを焼そばへ展開するというのは興味深い。汁有りのラーメンが日本だけでも醤油・味噌・塩・豚骨などのバリエーションがあり、世界まで範囲を拡げれば数えきれないほどの味の種類があるのだから、焼そば（汁なし麺を含む）ももっともっとたくさんの味が出て来るべきだ。そして味のルーツを海外に求めるのも良いことだと思う。