No.6005 マルちゃん 屋台十八番なま味 しょうゆ

No.6005は東洋水産、マルちゃん 屋台十八番(じゅうはちばん)なま味 しょうゆ。1988年8月の登場のノンフライ麺で、現在北海道・東北地域の限定販売商品。その前身として東洋水産初のノンフライ麺(冷やし中華を除く)の「マルちゃんなま味ラーメン」(1969年8月)、「マルちゃんなまの味(醤油・みそ・海鮮)」(1979年)がある。なまの味は三種類とも食べているが、全て北海道へ行った時の収穫品であり、当時から関東圏では発売されていなかったのだろう。

▲マルちゃんなまの味 しょうゆ味(No.0064で試食、1982年4月製造)について醤油味=紫、という色彩管理は今回の製品と同じだが、バックの時計台や木のイラストを見ると、現在のマルちゃんしょうゆ味ラーメン(北海道限定)の系譜に属していたんだな。木の下に羊が二匹いるのは北海道版の証。(現在でも北海道版のみに羊が描かれている)食べてみて、この製品は昔のノンフライ麺っぽさが結構残っている。ノンフライ創世記(1969年明星中麺とか日清生中華など)の頃は麺が痩せていて脂っ気が全然なく、カロリーは低そうで全然エネルギーの足しにならない感じだった。これをノンフライ1.0(第一世代)と称し、現在主流の正麺やラ王をノンフライ3.0とすれば、今回の品は麺が少しふくよかになったノンフライ1.5程度とでも呼べるかな。抽象的な表現だが麺とスープの境界がとてもシャープな感じ。馴染みが今一つといった方が判りやすいか。周りの空気を読まずに精一杯麺が自己主張しているようなキャラクター。昭和の時代はこういうノンフライ麺が多かったんだよなあ。これはこれで個性としてあっていいと思うし憎めない。

今回の製品はノンフライ1.0世代よりはふくよかで食べやすいし、スープも魚介のダシが強化されて麺の唯我独尊さをさほど感じさせず、現行の製品としても不足感は無い。

国名 日本
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 4 901990 510028
会社名 東洋水産
製品名 マルちゃん 屋台十八番なま味 しょうゆ
謳い文句 しょうゆ 北海道産小麦100%使用 ノンフライ麺 コシが違う!
調理方法 ゆで4分
質量 Net97/麺80g
熱量 312kcal (1306kJ)
Na(麺具+汁) 0.8+1.3g(食塩相当量5.3g)
付属品 液体スープ、粉末スープ、調味油
ノンフライ麺
汁なし麺 ×
中太の角断面、ふくよかでコシもあるがやや人工的、スープとの馴染みがいま一つ
汁・ソース 透明感が残る、魚介の旨味が強い、液体よりも粉末スープが主張、生姜と胡椒の刺激
具・その他 調味油が効果的で力感に不足は無い、今や珍しいノンフライ麺創世記の雰囲気を残す
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2017/04/22
賞味期限 2017/10/22
入手方法 2017/03/09 ドン・キホーテ
税込購入価格 100 JPY