No.6052 寿がきや食品 銀座香味徳監修 鳥取ゴールド牛骨ラーメン

No.6052は寿がきや食品、銀座香味徳(かみとく)監修 鳥取ゴールド牛骨ラーメン。全国に数多くのご当地ラーメンがある中で、山陰地方のものって今まで全然聞いたことが無かった。戦後の昭和20~30年頃に誕生したみたいだが、全国的に有名になったのはこの十年程度のことらしい。

日本で牛肉味(牛骨を含む)の即席麺はなかなか根付かず、定番となって継続的に販売されているものはほぼ皆無と言い切っていいだろう。私が把握しているのはマルタイの佐賀牛塩ラーメン(袋、No.5538で試食)ぐらいだ。今回の製品は実在店とのタイアップであり、一定の期間販売したら消えてしまいそうだなあ。i-ramen.netのデータベースで国産の牛肉味即席麺を検索したところ、21/4247件しかヒットしなかった(海外は264/1805件)。これらの製品を思い出してみると、美味しい製品と不味い製品の差が激しかったように思う。もっと掘り下げて言うならば、安い牛肉味の即席麺は匂いが悪くて食べる意欲を喪失するようなものが多かった。

つまりは金を費やして匂い対策をしないと満足できる製品は作りにくいということなのだろう。なお、海外の牛肉味即席麺は台湾・中国系のように強力な香辛料で匂いを封じ込めるか、何の味だか判らないぐらい味が薄いものかの二通りに分かれ、中途半端に臭いというものは殆ど無い。

今回の製品は税抜希望小売価格が227円と結構高いから、その辺うまくやってくれるだろうとの期待がある。

食べてみて、透明で上品なスープは特に匂いも気にならない。まあ黒胡椒や生姜、唐辛子もあるかな?の刺激に依存して各所のバランスを取っているようにも感じたな。

ちなみに香味徳(かみとく)という店で「鳥取ゴールド」を出してくれるのは銀座店のみだそうな。これを鳥取のご当地ラーメンと言うのはちょっと引っ掛かるものがあるなあ。

国名 日本
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 901677 082077
会社名 寿がきや食品
製品名 銀座香味徳監修 鳥取ゴールド牛骨ラーメン
謳い文句 全国麺めぐり 香味徳鳥取本店で60年続く【牛骨ラーメン】
調理方法 熱湯5分
質量 Net109/麺65g
熱量 341kcal (1428kJ)
Na(麺具+汁) 〜g(食塩相当量1.6+5.3g)
付属品 液体スープ、かやく(チャーシュー・もやし・メンマ)、あとのせかやく(ねぎ)
ノンフライ麺
汁なし麺 ×
細めの丸断面、密度が高く適度な重量感がある、自己主張はあまりしないが堅実な麺
汁・ソース 透明度が高く、牛骨や牛脂の匂いは存在感があるが上品で洗練、緊張感を出す香辛料
具・その他 肉は薄い、その他の具も簡素、後入れのネギは多い、嫌な匂いがしない牛骨味の製品
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2017/07/01
賞味期限 2017/11/09
入手方法 2017/05/29 ドン・キホーテ
税込購入価格 198 JPY