No.6104はマレーシアのSky Thomas Food Industries、MyKuali Penang Hokkien Prawn Noodle。漢字で書くと檳城福建蝦面となる。ペナンもホッケン（福建）も地名であるが、中国福建省の料理人がマレーシア北西部ペナンに移り住み、そこで大受けした料理のようだ。

実は2016年4月のNo.5760で同社のPenang Hokkien Prawn Noodle Soup（檳城福建蝦湯面）という製品を紹介しており、パッケージは結構違うけれども中身は何が違うんだろう？と期待をしながら試食を行った。ちなみに質量や栄養成分は若干異なり、EANコードも別物。

むしろ今回の製品のパッケージデザインは2015年5月にNo.5556で紹介したWhite Curry Noodleに酷似しており、姉妹品として位置付けられていることが伺える。

マレーシアの即席麺ブランドといえばMaggi、Mamee、Cintanが御三家で、正直言ってあまり特徴の無い薄口で無難な製品ばかりである（最近は激辛味が散見されるようになったが）。しかしこのMyKualiはかなり濃い味の製品が多くて具までついていることから何だかマレーシア製らしくない即席麺だと思っていた。

食べてみて、冒頭で紹介したNo.5760とほぼ同じ印象。海老の殻をグツグツ煮詰めたような深い香りは好きな人にはたまらない。但し甘さもかなり強いので、しつこいと感じる人も多いだろう。唐辛子の辛さもかなりのもので、食べて半日ぐらい経った後にYellow Gateが少し痛くなる。

麺は細めながらもこの強引な味のスープに負けない程のふてぶてしい存在感があるので、結果として両者のバランスは意外に良く取れている。

ちなみに黄色いパッケージのNo.5760はシンガポールで購入したものであり、流通経路や仕向地に合わせたスペシャル品なのかな？

国名	マレーシア
ジャンル	袋ラーメン
EANコード	9 555655 005258
会社名	Sky Thomas Food Industries
製品名	MyKuali (Malaysia) Penang Hokkien Prawn Noodle　檳城福建蝦面
謳い文句
調理方法	ゆで3分
質量	Net105g
熱量	445kcal (1863kJ)
Na	2.159g
付属品	ペースト状スープ、粉末スープ、フライドオニオン
ノンフライ麺	×
汁なし麺	×
麺	細めで白く、表面はざらついている、やや粘りにかけ無骨な食感、スープに負けない
汁・ソース	強烈に甘くて辛い味、繊細ではないが破壊力がある、海老の殻を煮詰めたような匂い
具・その他	大量のフライドオニオンは香ばしさと歯応えで効果的、同社のNo5760とほぼ同じ製品
総合評価	★★★3
試食日	2017/10/01
賞味期限	2017/03/21
入手方法	2017/07/28 Okada様よりいただく
税込購入価格