No.6134 ハウス食品 うまかっちゃん

No.6134はハウス食品、うまかっちゃん。1979年9月に九州で発売された豚骨味の即席麺。この頃学生だった私に福岡出身の先輩がこれ美味いから喰ってみろと言われて貰い、初めて経験する豚骨ラーメンに衝撃を受けたものである。ラーメンは醤油・塩・味噌の三種類だけしか無いと思い込んでいた自分にとって世の中の常識が一発で崩壊したかのような出来事だったなあ。

うまかっちゃんは程無くして関東圏でも購入できるようになり、またこの製品の出現を契機に店舗での九州ラーメンが拡散し、九州以外の人にも「豚骨ラーメン」が広く認知されたといってよいだろう。まさに時代を変えた製品である。

しかしその後関東圏では見かけなくなり、再び九州(および一部西日本)限定の製品となってしまった。まあ今ではメジャーブランドからいくらでも豚骨味の製品が選べるので、やみくもに販売地域を拡げても収益に結びつかないという判断なんだろうなあ。

i-ramen.netではうまかっちゃんシリーズを結構こまめに紹介していたのだが、無印オリジナル製品の紹介は約14年前のNo.2825まで遡らなければならない。随分と空いてしまったよ。まあこの間試食記を書かずに食べた経験は何度かあるんだけど。

今までうまかっちゃんのシリーズ商品をいろいろ食べてきた中で、実はあんまし感心をしたことが無かった。どうも小手先のまやかしというか、本質的な即席麺としての魅力を見いだせなかった気がする。

しかし、今回久しぶりに無印オリジナルのうまかっちゃんと接して即席麺としてのまとまりの良さ、完成度の高さを強く感じた。これよこれ、麺とスープの一体感とバランスの良さ、三十数年前の衝撃と感動が蘇ってきた。

私は思う。うまかっちゃんは無印オリジナルが一番!

国名 日本
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 4 902402 037188
会社名 ハウス食品
製品名 うまかっちゃん
謳い文句 九州の味ラーメン 調味オイルつき
調理方法 ゆで3分
質量 Net94/麺80g
熱量 437kcal (1830kJ)
Na(麺具+汁) 0.5+1.7g
付属品 粉末スープ、調味油
ノンフライ麺 ×
汁なし麺 ×
中太で滑らかな角断面、古風な即席麺という印象、強い自己主張はせず黒子に徹する
汁・ソース 乳状感のある白濁スープ、豚骨とニンニクの香り、僅かな胡麻と胡椒の刺激が効果的
具・その他 即席麺としてのまとまりが良い、数多くのシリーズ商品の中でこのオリジナルが一番
総合評価 ★★★3
試食日 2017/12/08
賞味期限 2018/06/20
入手方法 2017/12/07 ティロル
税込購入価格 1,938 JPY/8pアソート