No.6203 まるか食品 ペヤング 超大盛やきそばハーフ&ハーフ もっともっと激辛×辛さゼロ

No.6203はまるか食品、ペヤング 超大盛やきそばハーフ&ハーフ  もっともっと激辛×辛さゼロ。大盛り90gの麺を二玉入れた超大盛シリーズの最新作で、ソースは超激辛と辛さを抜きという対称的な二種が付属する。

ハーフ&ハーフとはあくまで比率(50%+50%)のことであり、絶対量は大盛+大盛(麺90g+90g)=超大盛180g。日清カップヌードルの麺が65gであることを考えると、その異常性が判っていただけるであろう。自他ともに大喰いを認める者でなければ迂闊に手を出してよい代物ではない。暫く喫食を断ち飢えた狼のような状態になってから食べ、その後は一食パスするぐらいの覚悟と周到な計画をも以って臨むべきである。

過去にはNo.5868でペヤング超大盛やきそばハーフ&ハーフ激辛、という類似製品を採り上げており、本品はその延長線上というか悪ノリ版といえよう。辛い方はより辛く、そうでない方は徹底的に穏やかに、コントラストをさらに高くした感じ。

食べてみて、もっともっと激辛の方は痛いぐらいに辛い。真っ赤に焼けた鋭いナイフを何本も飲み込むような感じ。辛さに対する耐性が結構強いつもりの私でも味わうという領域を超えてただ耐え偲ぶしかない。前回の(ただの)激辛と比べても、より辛いのかどうかは判別がつかず、どちらも臨界点を超えてしまっているようだ。まあもう味わうというのではなく、痛さが快感だと思って食べるしかないであろう。

一方、辛さゼロの方は全くもって安穏とした平和な世界。青空の下に緑の草木が生え、小川のせせらぎと小鳥のさえずりが響いているかのようだ。辛さが無い分酸味とかフルーティな甘味が感じられる。ただこれが単独で存在し得るかといえば疑問で、やはり適度な刺激がないとすぐに退屈してしまいそう。なので隣の激辛部と比較しながら食べることによって初めて存在が成り立つのである。人間の業として、絵に描いたような平和な世界とはそれだけでは存続し難いものであり、周辺に争いの世界があって初めてその価値に気付く、というような。

んで、一対一でミックスして食べてみると激辛が勝ってしまい辛さに弱い人には馴染めないものになってしまう。全体を混ぜて複数人でシェアしようとする場合はある程度辛さの耐性がある人同士である必要がある。あと具は麺の量に対して非常に少ない。スパイスも青のりも省略されている。

ひとりで食べ切る場合、いくら汁なしの焼そばとはいえ時間が経過すると麺はだらしなくなってくるので後半部は食べるのが苦行になってくる。

こうして振り返ってみると、この製品はどんな人がどういう時に食べるのかがイメージしにくいな。体育会系の若者以外、Blogネタとか罰ゲームという特殊用途しか思いつかないよ。いや、だからこそこんなものを作っちゃうまるか食品には敬意とか感謝の念をいだいてしまう。

国名 日本
ジャンル カップ焼そば
EANコード 4 902885 004783
会社名 まるか食品
製品名 ペヤング 超大盛やきそばハーフ&ハーフ  もっともっと激辛×辛さゼロ
謳い文句 !辛みが大変強いので、小さなお子様や辛みが苦手な方の喫食には十分ご注意ください。※激辛やきそばの辛み成分をなくしました。
調理方法 熱湯3分お湯切り
質量 Net232/麺180g
熱量 1083kcal (4534kJ)
Na(麺具+汁) 3.0g(食塩相当量7.6g)
付属品 液体ソース二包、かやく(キャベツ・味付け鶏ひき肉)
ノンフライ麺 ×
汁なし麺
いつものペヤングの麺が二玉、膨大な量、後半部はダレてくる、覚悟と忍耐が必要
汁・ソース 激辛部は痛い程の刺激、辛さゼロ部は甘酸っぱくフルーティ、混ぜると辛い方が優勢
具・その他 具は少ない、話題性はあるがどんな人に勧められるか見当が付かない、特殊用途向け
総合評価 ★★2
試食日 2018/04/04
賞味期限 2018/08/10
入手方法 2018/02/21 ドン・キホーテ
税込購入価格 257 JPY