No.6322 ヤマダイ ニュータッチ凄麺 THE・まぜそば


No.6322はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 THE・まぜそば。魚粉×醬油ダレという中身の解説が書かれている。THEシリーズは今年の3月からスタートした汁なし麺のサブブランドでこの製品が第一号。追って5月に「THE・汁なし担々麺」が追加された。そういえば凄麺って焼そばなら何度か出しているけど、それ以外で湯切りをする製品はこれが初めてかな?

外観で良い点はフタの表面に作り方の説明がイラスト入りで載っていること。老眼が進むとカップの側面にぼやけた印刷で細かな文字がグジャッと書かれても読みずらいんだよね。即席麺の世界に高齢者を呼び戻すには大きく判りやすい表示、ユニバーサルデザインへの配慮が必要だと思うのだ。

食べてみて、いやその前に麺を箸ですくい上げるとズッシリ重く、ふてぶてしい程の存在感。食べてもその印象は変わらない。麺を噛むと小麦粉の細かな粒子を舌先に感じる。女子供に媚びたようなつるつるプリンとした歯応えとは一線を画す漢の麺だ。

スープは醬油味がベースで油そばみたいだと感じた(まぜそばと油そばの違いはよく判らんが)。液体スープだけでも十分に強くて不足感の無い味なのだが、ここにふりかけをかけるとサバ節粉末によるうま味がドーンと追加され、ペヤングじゃないけどうまみMAXという様相になってしまう。

かといってふりかけを控えめにすると、海苔・ネギ・ニンニクの香りも弱くなっちゃうのでそれも悔しいし。辛い刺激は無い。肉そぼろは一粒一粒が妙に大きいけれど、これも味が濃い。

凄麺ブランドだけあってある程度の品質感は確保されているから安っぽさとか化学調味料っぽさは無いんだけど、うまみの絶対量が多すぎる。う~んこれはジジイにはちょっときついかな。

この製品は若者向けだと思えばこれはこれで良いのだが、その一方で即席麺の世界に高齢者を呼び戻すには、味付けをちょっと控えめにした製品も必要だと思うのだ。

国名 日本
ジャンル カップ汁なし麺
EANコード 4 903088 013114
会社名 ヤマダイ
製品名 ニュータッチ凄麺 THE・まぜそば
謳い文句 魚粉×醬油ダレ
調理方法 熱湯5分お湯切り
質量 Net122/麺85g
熱量 430kcal (1800kJ)
Na 1.5g(食塩相当量3.8g)
付属品 液体スープ、かやく(味付肉そぼろ・メンマ・なると)、ふりかけ(鰹節粉末・ねぎ・ニンニク・のり)
ノンフライ麺
汁なし麺
太い扁平断面、箸を持つ手に強い重量感がある、粘りは弱く小麦粉の粉を意識させる
汁・ソース 醤油ベースの強い味、ふりかけの鯖節粉の旨味が強すぎ、香りは華やか、刺激は弱い
具・その他 肉そぼろの粒が大きい、麺もスープも力強く品質感も高いが年寄りには少々疲れる味
総合評価 ★★★3
試食日 2018/09/30
賞味期限 2018/10/23
入手方法 2018/05/16 相鉄ローゼン
税込購入価格 204 JPY