No.6357 Pot Noodle (UK) Chicken & Mushroom Flavour

No.6357は英国のUnilever、Pot Noodle Chicken & Mushroom Flavour。実はこの製品、2007年10月のNo.3707で一度試食しており、i-ramen.net史上最低の評価である0.1点()を付けている。今回11年ぶりに再会することとなり、この間にどれだけ進化・改良が為されたかが最大の関心であった。まあなんたって、どん底からの比較なのだから、ちょっとでも改善が認められれば大躍進ということになり、それは簡単なことのように思われる・・・

のだが、結論を先に言うと11年前と同じ印象だった。進歩なし!変わらぬ不味さ、これが大英帝国々民が愛する故郷の味なのか?

部の補足)当時評価点0.1を付けたのは、衝撃的な味に感情が昂って客観性を失ってしまったからであり、現在冷静になって観るとこの点数は妥当ではなく、美味しさの評価としてはリニアリティに欠けたものだと反省している。

言い訳になってしまうが、初めてPot Noodleを食べた際(2001年5月、No.1928、Hot Chicken Curry)当時で最低の1.0点を付けたのだが、その次に食べたのが前述のNo.3707(Chichken & Mushroom)および3708(Chinese Chow Mein、焼そば)であり、この二つは明らかに最初に食べたNo.1928よりもランクが下だと判断。更にNo.3707よりは3708の方がマシだと思ったので、No.1928>3708>3707の上下関係を明確に表すためNo.3708に0.5点、No.3707に0.1点を付けたのだ。

しかしそれ以降、私も場数を踏む中で評価基準がしっかりしてきて(あくまで本人比)、あの時のPot Noodleの採点は僅かな差を大袈裟に数値表現してしまったなあと後悔している。

食べてみて、Pot Noodleは日本の会社みたいに味の種類に応じて麺を作り分けることなどしていないようで、みな同じ麺を使いまわしているみたい。太くて短い扁平断面で縮れは強く四分戻し(途中で一回かき混ぜる指示がある)でもどころどころまだ芯が残るようで硬い。輪郭は曖昧で気泡感もある。太いカップうどんをお湯入れ一分で食べると似たような感じになるかも。

スープはドロッとした澱粉質の濁りがあり、舌先にザラザラした粒子を感じ、どんよりした重たい舌触り。そしてこれ、何の味だか判らないんだよね~。うま味や塩分は控えめで、下手に濃くないのには救われる。臭いは具の乾燥野菜の日向臭さが目立つ。別添でSoy Sauceの小袋が付いており、舐めてみるととても醤油の味とは思えない、中途半端な酸味としょっぱさと刺激臭がする。具のコーンは湯戻りしきれていなく、噛み応えは曖昧でネチャっと歯にひっつく。マッシュルームも乾燥臭い。

全ての要素がある方向性(悪い方)に統一されていると感じた。寒い曇天の下、ドロ沼に足を取られてズブズブと沈んでゆくような気分になりました。

今回食べて、11年前のNo.3707(0.1点)と殆ど変わってはいないと判断したのだが、評価点は今の基準に合わせて1.0点とした。過去と今回の試食記に一貫性が無いと思われるかもしれないが、No.3707の評価が正確ではなかったということでご理解下さい。決してPot Noodleが改善、改良されたわけではありません。

味の評価は低いけど、ネタとしての価値は最高でっせ!

国名 英国
ジャンル カップラーメン
EANコード 5 000118 203503
会社名 Unilever UK
製品名 Pot Noodle Chicken & Mushroom Flavour
謳い文句 No Artificial Colours or Preservatives
調理方法 熱湯4分
質量 Net90g
熱量 433kcal (1790kJ)
Na(麺具+汁) 〜g(食塩相当量2.1g)
付属品 液体スープ(Soy Sauce)、粉末スープ、かやく(コーン・マッシュルーム)は混込済
ノンフライ麺 ×
汁なし麺 ×
太く短い扁平断面、輪郭は曖昧で気泡感がある、四分戻しではまだ硬くて食べにくい
汁・ソース 澱粉質のドロッとした重たい舌触り、ぼんやりした味香り、塩分は控えめで刺激なし
具・その他 醤油は醤油の味がしない、コーンは硬くて歯にひっつく、混沌とした気分になる製品
総合評価 1
試食日 2018/11/28
賞味期限 2018/11/30
入手方法 2018/09/21 ono特派員様よりいただく
税込購入価格