No.6385はオーストラリアのFantastic Snacks、Fantastic Noodles　Chicken Flavour。つい最近のNo.6381で同じオーストラリアのSuimin Noodle Cupsを紹介したばかりだが、並べて比較してみるとカップの形状や材質、構造などが完全に一致する。おまけにEANコード（バーコード数字、9 310155）の国籍項と業社項も一致するので製造元は一緒なのであろう。

まあトヨタ車で言うならばカローラレビンに対するスプリンタートレノのような兄弟車のようなものか。いや、一応販売者は違うからダイハツのシャルマンのようなものだという方が正確かな（←50歳以上のおじさんネタだね）。

中身も一緒だと思いきや、栄養成分の表示を見ると熱量やら塩分の値が微妙に異なり、また原材料名を見るとかやくの構成も少々異なっている。う～ん、SuiminとこのFantasticで中身をわざわざキメ細かく作り分けているのだろうか、あの大らかというか大雑把そうなオージー達が。

食べてみて、麺はSuiminと同じもののようだ。あまり主張しないというか柔らかくダラけたような食感で、麺で客を楽しませてあげようなんていう気概や気遣いは皆無のように思われる。

ところが！スープはちょっと違う。Suiminには感じられなかった醤油っぽい香りがあり、欧州というよりはアジアに近い感覚を受けた。但し、僅かに酸味があって口当たりがスッキリしている部分は共通する。うま味はやや人工的だが過剰ではなく、似たようなもの。

具はSuiminにあった挽肉もどきの植物蛋白質が省略されている代りに人参が増量されている。まあどちらもあまり有難味が感じられない代物なのでどっちが良いという程のものじゃない。

というわけでSuiminとこのFantasticは中身に微妙な違いがあるけれど、大して変わらないモノである。やや欧州志向のSuimin、アジア寄りのFantasticというところか。オーストラリアのスーパーへ行ってこの二つを見掛けたら、普通の人はどちらか片方だけ買っておけば十分であろう。

国名	オーストラリア
ジャンル	カップラーメン
EANコード	9 310155 620505
会社名	Fantastic Snacks
製品名	Fantastic Noodles　Chicken Flavour
謳い文句
調理方法	熱湯2〜3分
質量	Net70g
熱量	346kcal (1450kJ)
Na	1.47g
付属品	粉末スープ、かやく（人参・ねぎ）
ノンフライ麺	×
汁なし麺	×
麺	細めの角断面で柔らかめ、コシが弱くて頼りない、匂いは悪くないが存在の軽い麺
汁・ソース	透明感がある、僅かな醤油の香りと酸味でスッキリ、No6381Suiminとは微妙に違う
具・その他	Suiminにあった大豆蛋白質が無い一方で人参が増量、こちらの方がやや散漫な印象
総合評価	★★2
試食日	2019/01/08
賞味期限	2019/01/31
入手方法	2018/04/29 Kihara特派員様よりいただく
税込購入価格