No.6525 日清食品 日清焼そば U.F.O.

No.6525は日清食品、日清焼そば U.F.O.。説明不要のど定番製品である。1976年5月に発売され(当初はピリオドが無いUFOという名前)、直径180mmの大口径で浅い形状のカップが斬新だった。宣伝も意欲的で、当時混迷していたカップ焼そばの中で、やっと大企業による本命製品が出てきたという印象を持ったもの。

現在もう一方の雄であるまるか食品ペヤングソースやきそばは、これより早い1975年3月に発売されていたが、なにせ販売力に著しく劣る小さな会社だったため近場のスーパーでは目にする機会もなく、私がハマって頻繁に食べるようになったのは70年代の末期になってからだった。(ペヤングヌードルはその前から食べていた)

日清食品は「焼そば」を世界中に定着させることに熱心で、各地でさまざまなブランドを使って販促展開を行っている。その一環でU.F.O.はアジア地域における焼そばのブランドとして、現在日本の他に中国・香港・シンガポールおよびその周辺地域で使用される。(フィリピンとタイにはそれぞれ別ブランドの焼そばがあるが、これはそれぞれの地元に根付いた歴史があるからだと思われる)

U.F.O.は各地域におけるパッケージデザインにも統一感を持たせており、製品ロゴはもちろん、赤と黄が基調色で真ん中を円弧状のサンダーボルト模様が横切り、その上が宇宙で下に調理例写真が入るところなどもきちんと共通している。

食べてみて、定番の貫禄と安心感がある。好き嫌いはあるかもしれないが、U.F.O.と比べてどうだこうだと言われるような、カップ焼そばの基準たる製品だと思う。だけど:私個人の正直な印象としてはちょっと重たい感覚が伴うのため、比べるならばペヤングの方が好きだなあ。

麺は太めの角断面で縮れが弱い。揚げ麺なのにノンフライみたいな緻密さと重量感があり、生麺のように伸びやかな感覚がある。しなやかに粘るので、小麦粉以外の澱粉添加があるのかと思ったけれど、原材料名には特に記載は無かった。存在感の高い麺であり量も多い(めん質量100g)。

ソースは酸味が効いたウスターソース味で焦げたような香りがある。上にも書いたようにちょっとこってりとして重たく感じるところがあり、好みを分けるところかもしれない。うま味は十分すぎる程で、存在感の高い味だ。

具の豚肉は薄っぺらいけれども有難味がある。味が濃いのでキャベツはもっとたくさん欲しいな。ふりかけは効果的。

若者が安価に炭水化物でがっつり食欲を満たす、という用途にはピッタリだと思うし、特に麺のキャラクターが違うのでペヤングよりもU.F.O.を選ぶという人も多いだろう。

国名 日本
ジャンル カップ焼そば
EANコード 4 902105 022122
会社名 日清食品
製品名 日清焼そば U.F.O.
謳い文句 旨さ凝縮 濃い濃いソース!ソース食おうぜ!
調理方法 熱湯3分お湯切り
質量 Net128/麺100g
熱量 556kcal (2328kJ)
Na 〜g(食塩相当量5.9g)
付属品 液体ソース、ふりかけ(青のり・紅生姜)。かやく(キャベツ・味付豚肉)は混込済
ノンフライ麺 ×
汁なし麺
太めの角断面で縮れは弱い、ノンフライのように緻密で重量感がある、伸びやかな麺
汁・ソース 酸味が強いウスターソース味、焦げたような香り、こってり重い味、辛い刺激は無い
具・その他 薄い豚肉とふりかけは効果的、キャベツはもっと欲しい、カップ焼そばの基準的製品
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2019/10/11
賞味期限 2020/01/31
入手方法 2019/09/04 相鉄ローゼン
税込購入価格 138 JPY