No.6572 Ottogi (South Korea) Cold Bean Noodles

No.6572は韓国のオットギ、ネン・コングクス。英文名はCold Bean Noodles、ハングルだと냉 콩국수라면となる。冷たい豆の麺ということで、麺を茹でたのちに湯切りをして水で冷やし、冷たいスープの中に入れて食べるもの。スープの量が多いので冷し中華とは違う。

パッケージに枝豆の絵が描かれているので、麺に枝豆の粉末が混ぜてあるものかと勝手に解釈した。そして調理例写真のスープは白く濁っており、これは牛骨ダシだと勝手に解釈した。まだこの時点ではコングクスとは何であるかを知らなかったのだが、食べる前に調べておけば良かったなあ。予想と全然違うものが出来てしまってビックリしたよ。

総質量は135gでかなりの重量級。付属の小袋は粉末スープ一包のみなのだが、これが普通の即席麺の粉末スープの五倍はあろうかと思われるデカいもので、嵩の割には軽い。標準的な即席袋麺とはいろいろな部分が異なっており、どんどん未体験ゾーンに突入してゆくのが判った。

食べてみて・・・「なんじゃこれは!?」というのが第一印象。これは良い意味ではない。例えるならば、きな粉を薄いだし汁で溶いたような味のスープだ。塩分もとても弱く、スープを溶く水の量を間違えたかと思ったよ。これを食べ続けるのは試練というか修行だと表現しても過言ではない。なお麺は常識的なもの。

麺は細い丸断面で柔らかめ。表面はツルツルして艶があり、まるでノンフライ麺のように緻密で重量感がある舌触り。じゃがいもの澱粉添加がありもっちり粘る歯応え。太さ以外は韓国製即席麺の文法に則っており、国際的に見ても高品質の部類に入るだろう。量は結構多い。

スープは上で述べたようにきな粉の香りが支配的。乾燥した粉っぽさがあるので豆乳とはちょっと違う。塩分とうま味成分が全然不足しており、非常に物足りなさを感じた。とにかくほとんど味がしないんだよ~。申し訳程度に白黒のごまが入っているが、味や香りの足しにはならない。

塩分とうま味がきちんと出ていれば、きな粉風味のちょっと変わった即席麺ということで楽しめたのだが、素の状態で食べる限り我慢の食べ物だと思ってしまう。

なお、食べた後でコングクスについて調べてみたら、基本的に味が薄い料理であるため、店舗においても各自で塩や砂糖を加えるようだ。またキムチと共に食べるのが一般的でもあるらしい。

しかし即席麺たるものは他の調味料などを別途調達する必要などあってはならず、基本的には一つのパッケージ内で完結していて然るべきだと考えるので、評価は厳しい点を付けさせてもらった。

国名 韓国
ジャンル 袋冷しラーメン
EANコード 8 801045 523873
会社名 オットギ Ottogi 오뚜기
製品名 ネン・コングクス Cold Bean Noodles 냉 콩국수라면
謳い文句
調理方法 ゆで4分水さらし
質量 Net135g
熱量 570kcal (2386kJ)
Na 1.10g
付属品 粉末スープ
ノンフライ麺 ×
湯切り 要(水らさし)
細い丸断面で表面は滑らか、ノンフライ麺のように緻密で粘りコシもある、量は多い
汁・ソース きな粉を薄いだし汁で溶いたような味、塩分やうま味は薄く物足りない、ゴマの香り
具・その他 スープの味は受け入れ難い、調味料を各自で追加すべきものは即席麺とは言えない
総合評価 ★☆1.5
試食日 2019/12/09
賞味期限 2019/11/16
入手方法 2019/07/18 Brisbane (Australia)
税込購入価格 1.7 AUD (≒91 JPY)