No.6591 味王 (Taiwan) Rika 力加雞汁麵

No.6591は台湾の味王、Rika 力加雞汁麵。パナマ向け輸出仕様。姉妹品のRika Wo-Mien 力加麺をNo.6492で紹介している。英語表記はInstant Noodles Combination Flavor。雞汁だからChickenかと思ったが、Combinationという表現が意外に思えた。「力加」を中国語で読むと「Lì jiā」になるらしく、Rikaという名はここからきたのかな?

パナマのスーパーへ行くと今回の品がたくさん並んでいて住民に浸透していることが伺われるが、ネット上には製品に関する情報が殆ど見当たらず、この地を踏んだ者しか存在を知らない「幻の即席麺」と呼んでもいいだろう。

裏面の作り方説明を見ると、丼お湯入れ(チキンラーメン方式)、鍋で茹でる、電子レンジで加熱、の三通りが示されている。今回の品は訳あって手元に二個あったため、双方を丼お湯入れと鍋で茹でる方式で作ってみた。なおYouTube動画は丼お湯入れ方式で作った時に撮影している。

食べてみて、それぞれの作り方でかなり味の印象が異なる。いい悪いで言うならば鍋で茹でた方がずっと良く、作るのが多少簡単であっても丼お湯入れ方式はお勧めしない。また、鍋で茹でた方を食べた瞬間、東洋水産マルちゃんハイラーメン(静岡県限定販売)の味を思い出した。

麺は中太の角断面。丼お湯入れ方式で作ると硬くてゴワゴワした歯応え。気泡感が強く、文字通り煮え切らないような食感。揚げ油の温度が低くて油臭いのだが香ばしくはない。しかし鍋で麺を茹でて作ればこれらの欠点は消えて無くなり、日本の昭和時代の袋麺みたいな食感になる。あまりコシはないけれど、親しみやすい麺である。スープとの相性もこちらが上。

スープは若干の透明感が残る白色。シンプルというか単純な味で、変な癖はないけれどもあまり印象にも残らない。うま味は潤沢に出ているがちょっと化学調味料的でもあり、チキンともポークとも区別が付きにくい。辛い刺激は無く穏やか。あまり強い味ではないので、濃い味の具をいれると全体がそれに引っ張られてしまうだろう。

というわけで、もしもこの製品を食べる機会があれば是非鍋で茹でて作って欲しい。YouTube動画の総合評価は丼お湯入れ方式の場合として★2.0としたが、鍋で茹でても★2.0。ただし厳密にいうならば★1.8対★2.2ぐらいの差はある。

国名 台湾
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 4 710008 211785
会社名 味王 Ve Wong
製品名 Rika 力加雞汁麵 Instant Noodles Combination Flavor(パナマ向け輸出仕様)
謳い文句
調理方法 ゆで2〜3分/丼お湯入れ3〜4分/電子レンジ4〜5分
質量 Net85g
熱量
Na
付属品 粉末スープ
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
中太の角断面、丼お湯入れではゴワゴワした食感、茹でると昭和の袋麺みたいになる
汁・ソース やや濁り感がある白色、やや単調な味、うま味は強いが人工的、癖や刺激は殆ど無い
具・その他 作り方で大きく印象が変わる、茹でるとマルちゃんハイラーメンに似ていると感じた
総合評価 ★★2
試食日 2020/01/03
賞味期限 2019/12/20
入手方法 2019/06/17 Murakami隊長様よりいただく(Panama)
税込購入価格 0.6 USD (≒65 JPY)