No.6605は米国のMaruchan Inc.、Maruchan Ramen Noodle Soup Chili Flavor。Maruchanはもちろん日本の東洋水産の現地法人、米国の即席麺シェアの七割以上を持つ(2017年資料)。実際米国のスーパーをまわると一番頻繁に見掛けるのがこのMaruchan Ramenだと実感する。
現在米国市場向けに17種類を擁する大ファミリーであり、内訳は
01. Chicken Flavor(No.3915で試食)
02. Chicken Mushroom Flavor(No.1735)
03. Creamy Chicken Flavor(No.5563)
04. Roast Chicken Flavor(No.5297)
05. Picante Chicken Flavor(No.5374)
06. Beef Flavor(No.6261)
07.★Sriracha Chicken Flavor
08.☆Picante Beef Flavor
09. Roast Beef Flavor(No.5065)
10. Shrimp Flavor(No.4454)
11. Lime Chili Shrimp Flavor(No.6274)
12. Chili Flavor(今回遂に試食! No.6605)
13.★Chicken Tortilla Flavour
14. Pork Flavor(No.5450)
15. Soy Sauce Flavor(旧Oriental Flavor No.5255)
16.★25% Less Sodium Chicken Flavor(少し前まで35%だった)
17.★25% Less Sodium Beef Flavor(同上)
★は未試食、☆は購入済み。たまに新製品が出る一方で昔あったものがいつの間にか消えていたでりで、なかなか全種類制覇は難しい。
食べてみて、意外に良かった。チリ味という単純な名前からして単に辛いだけで薄っぺらの味を想像していたが、適度なうま味が出ていてバランスが取れている。ただし味の核となる部分は脆弱で、全方位で満遍なくそこそこの点数が取れているバランスではなく、極端ないくつかの要素だけ点数を取っていて、全体で見た際にたまたまバランスが取れていた、という感じである。
麺は細めの角断面で輪郭はハッキリしている。適度なしなやかさや歯応えがあり、特筆する要素は無いけれど、自己主張をせずに淡々と仕事をしているような麺である。昔のMaruchan Ramenは小麦粉の安っぽい匂いが結構気になったけれど、今はそんなことはない。
スープは辛さが心地良い。それもアジア的な陰気な辛さではなく中南米的なカラッとした脳天気な刺激である。これに化学調味料的なうま味と塩分がバランスよく配され、意外にバランスが取れているのだ。とはいっても畜肉魚介系のコクは殆ど感じられず、中抜けというか芯が無いような感じでもある。
なので具を入れずに単品でじっくり味わう、という食べ方には全く適さないが、おやつや夜食、軽食という用途には辛さが食欲を刺激することもあって悪くないと思った。米国の即席麺でよく見られる粉末乾燥臭さ(麺もスープも)が控えめなのも助かる。
国名 | 米国 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 0 41789 00216 8 (UPC) |
会社名 | Maruchan Inc. |
製品名 | Maruchan Ramen Noodle Soup Chili Flavor |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net85g |
熱量 | 380kcal (kJ) |
Na | 1.32g |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの角断面で輪郭は明確、適度なしなやかさとコシ、安っぽいが大きな欠点も無い |
汁・ソース | 中南米的な乾いた辛さ、旨味や塩分も適切でバランスも良いが、味の核が弱く中抜け |
具・その他 | 米国製品によくある嫌な乾燥臭さが無いのは良い、具を入れないと主食には適さない |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/01/20 |
賞味期限 | 2019/12/29 |
入手方法 | 2019/06/18 Cristobal (Panama) |
税込購入価格 | 0.3 USD (≒32 JPY) |