No.6654は日清食品、日清麺Nippon 和歌山特濃豚骨しょうゆ。え?フタには「行列ができる店の」って書いてあるけど「行列のできる店のラーメン」シリーズじゃないんだ。調べてみたら行列の~シリーズは今やチルド麺専門のブランドになってしまい、今回の和歌山豚骨醤油のみ麺Nipponシリーズに承継されたというか引き取ってもらった形になっているみたい。んで本製品の「行列の~」は製品名ではなくただのキャッチコピーという位置付け。
▲行列の~シリーズにカップ版が追加された
当初の品(No.1512、2000年1月)
元々行列の~シリーズは1996年9月にチルド麺のブランドとして発足し、のちにカップ版と袋版が追加されたけれども、二十年近くを経て結局チルド専門ブランドに回帰したということか。感慨深いなあ。
食べてみて、あれ?行列の出来る店のラーメンってもっとリッチでプレミアムな感じがしたのにヘンだなあ?と思ったが、よく考えてみたら本品はあくまで麺Nipponであり、行列の~シリーズではなかったんだ。キャッチコピーの威力恐るべし、すっかり勘違いしたよ。
麺汁具それぞれが(量ではなく質的に)少し縮小したような印象を受け、一方で行列の~シリーズで私がちょっと馴染めなかったわざとらしさというか演出過剰な部分はしっかり残っていた。
麺は中太で硬め。表面にハードコーティングを施したような印象で、曖昧さが無くスパッと分離する舌触り。反面、外部からの侵入を拒絶するような側面もあり、スープとの親和性に欠ける。もうちょい仲良くして欲しいなあ。
スープはトロっとした粘性があり、舌触りも味付けもちょっと作り物っぽいわざとらしさを感じた。醤油よりも豚骨成分の方が勝っている。最初の一口目は「魚介だし?」と思ったが、成分には含まれていなかった。強くて隙間の無い味なんだけど、混ぜ物が多すぎるように思った。大きい花びらの蒲鉾は滑らかでしっとり感がある。だが肉やメンマは小さい。
二十年前のNo.1512で「行列のできる店のラーメン 和歌山しょうゆとんこつ」を試食した際は「ちょっと演出過剰」とネガティブな表現もあったものの、麺質やスープの深み焼豚の質感を高く評価して★4.0の高い総合評価を与えた(私の味覚や周囲環境等の変化で今とは評価基準が異なる部分もある)。しかし麺Nipponになった今、ちょっとスケールがちっちゃくなっちゃったかなあ。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902105 256404 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清麺Nippon 和歌山特濃豚骨しょうゆ |
謳い文句 | 行列のできる店の |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | Net124/麺70g |
熱量 | 440kcal (1842kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量1.9+5.7g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ、かやく(チャーシュー・魚肉練り製品・味付メンマ・ねぎ) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太で硬め、表面が硬い印象で曖昧さがなくキレが良い、スープとの親和性は今一つ |
汁・ソース | とろみがあり、舌触りや味香りにわざとらしさを感じる、醤油よりも豚骨成分が勝る |
具・その他 | 大きな蒲鉾はしっとり、肉やメンマは痩せている、行列の〜時代よりも貧相になった |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/03/21 |
賞味期限 | 2020/02/22 |
入手方法 | 2020/01/03 Happachanよりいただく |
税込購入価格 |