No.6671 Ottogi (South Korea) Odontong Myon

No.6671は韓国のオットギ、オドントン麺。ハングル表記は오뚜기、오동통면。オドントンとはぽっちゃりとかもっちりという意味で、麺の特質を表すもの。購入したのはオーストラリアの韓国系スーパーだが、ハングル表記のみの韓国国内向けパッケージ。

マルちゃん正麺などもそうなのだが、パッケージの背景が金ピカの製品はそれらしい光沢感のある写真を撮るのが非常に難しく、今回も通常の三倍ぐらいの時間を費やした。んでオットギのWebサイトを確認してみると最近リニューアルを行ったらしくパッケージのデザインが変わっていて、こっちならば撮るのがだいぶ楽だったのに〜とガックリしたよ。ちなみに新旧で栄養成分の値は全く同じだった。

食べてみて、オドントン=ぽっちゃりという名前はその通りだなあと納得した。ふくよかな麺である反面ややだらしがないようにも感じられる。あと、ダシを取るための昆布がついており、自然なうまみが出ている。ちなみにこれは農心のノグリラーメンが先鞭をつけたもの。そこそこ辛いし、好奇心と食欲を最後まで維持することができる。

麺は太い扁平断面で、重量感と迫力がある。そしてもっちりと粘るふくよかな舌触り。ただ小麦粉以外の澱粉添加が多そうで、ラーメンの麺としてはやや不自然でコシに欠ける弾力感でもある。存在感が大きく量も多いので「食べた~!」という満腹感は確実に得られる。

スープは辛さが心地良い。激辛だとは言わないが、辛い食べ物が苦手な人は避けた方が良い。そして昆布を入れて麺を茹でるために粉末臭さや人工的の無い、自然で優しいうま味が出ている。貝やイカ等の海鮮系の香りがして、軽い雑味があるものの意外に上品である(韓国の魚介ダシというと良くも悪くもうま味が下品なものが多いように感じているので)。やや甘さがあり脂っ気は無くスッキリ、濃厚という感じではない。

かやくとしてワカメや椎茸、人参等が入っている。もちろん昆布も歯応えのある具として有効である。

ふっくらして存在感の高い麺と、ダイレクトに煮出す昆布だしで手応えのある製品である。直接の競合品はやはり農心のノグリラーメンだと思うが、ここ暫く食べていないんだよなあ。そのうち買わなきゃ。

国名 韓国
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 8 801045 522883
会社名 オットギ Ottogi 오뚜기
製品名 オドントン麺 Odontong Myon 오동통면
謳い文句
調理方法 ゆで5分
質量 Net120g
熱量 510kcal (2135kJ)
Na 1.69g
付属品 粉末スープ、かやく(ワカメ・人参・椎茸・ねぎ)、昆布
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
太い扁平断面、ふくよかで粘りが強いがコシは弱く不自然な食感、澱粉添加が多そう
汁・ソース 心地よい辛さ、昆布を煮出した自然なうま味、やや雑味と甘さあり、貝やイカの香り
具・その他 脂っ気は無くアッサリ、ワカメや野菜の具入り、農心のノグリラーメンが直接の競合
総合評価 ★★★3
試食日 2020/04/12
賞味期限 2020/03/03
入手方法 2019/07/18 Brisbane (Australia)
税込購入価格 1.4 AUD (≒106 JPY)