No.6726はオーストラリアのTrident Foods、2 Minute Hot & Spicy Flavour Noodles。ウチでは初めて紹介する会社で、製造はタイ。タイのどこの会社がつくっているのかな～？としげしげ観察してみたのだが、特定の会社の痕跡を見出すことは出来なかった。付属の小袋類もみな「Trident」マークが印刷されているし。

そもそもタイの袋麺って丼お湯入れ調理（チキンラーメン方式）が主なのにこれをサポートしていない・ゆで二分または電子レンジ二分という作り方は結構珍しい等から、タイ国内向け製品のパッケージ違い流用品ではなく、Tridentの要求仕様に基づいて作られたものだと推測する。

食べてみて、素朴な味の即席麺。昨日のNo.6725 Supermiも同じ表現をしたっけな。決して悪いだけの意味ではない。でもこちらの方が近代的で都会的。明確なトムヤムクン味であり、タイっぽさも十分感じられるが、あまり辛くないし熱帯っぽい匂いが希薄であるため、東南アジアとオセアニアの中間的な雰囲気を感じた。

麺は細い角断面。ゆで二分にしてはきちんとした歯応えがある。しかし重量感には乏しく軽い食感だ。また、時間によるダレが結構あり、食べているうちにどんどんだらしなくなってくる。ちなみにタイ製の即席麺というと丼お湯入れ調理を前提としたものが多く、油の揚げが深くて茶色く香ばしい匂いがするものが大多数であるが、今回の品は揚げの浅い白い麺であり、香りも地味で全然違う。

スープは、製品には書かれていないが明らかなトムヤムクン味。ただ、オーストラリア人の嗜好に合わせたのか唐辛子の刺激は全然強くなく物足りない。酸味は強いが甘さは控えめ。タイ本国で販売されるトムヤムクン味即席麺と比べると遥かに大人しい。

とはいえペースト状スープの存在が大きく、しっとりとしたコクが出ていて良い感じ。うま味は必要十分でしつこくない。これでガツンと効く辛い刺激があればなあ、と思ってしまうよ。

国名	オーストラリア
ジャンル	袋ラーメン
EANコード	9 310182 300012
会社名	Trident Foods
製品名	Trident 2 Minute Hot & Spicy Flavour Noodles （製造はタイ）
謳い文句	Authentic Thai
調理方法	ゆで2分／電子レンジ2分
質量	Net85g
熱量	392kcal (1640kJ)
Na	1.80g
付属品	ペースト状スープ、粉末スープ、チリパウダー
ノンフライ麺	×
湯切り	不要
麺	細い角断面、最初は歯応えが明確だが時間の影響を受け易い、重量感はなく軽い食感
汁・ソース	辛さの弱いトムヤムクン味、しっとり感がある、酸味が強いが、甘さと旨味は控えめ
具・その他	味の構成はタイの製品らしいが、豪州人の好みに合わせたのか麺の香りや辛さが不足
総合評価	★★2
試食日	2020/06/18
賞味期限	2020/05/06
入手方法	2019/07/18 Brisbane (Australia)
税込購入価格	0.95 AUD (≒72 JPY)