No.6763はドイツのLidl、Kania Pasta Oriental Noodles Sabor a Curry。Lidlはドイツが発祥で欧州全体に店舗を持つスーパー網。スペインで購入したものでスペイン語表記。Lidlの中でも地域によってプライベートブランドを使い分けているようで、Kaniaはスペイン辺り限定の品。とはいえブランド名とパッケージの印刷以外はみな同じようで、総質量108gとちょっと大盛り。大元は中国の杭州绿家食品。

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食べてみて、完食するには少し我慢が必要かも、という印象。前回のNo.6762Virtuossoが日本の即席麺とは異次元にあるような感じだったが、今回の品は同じ次元にありつつも、うんと遠い存在のように感じられた。

麺の量が多いがスープの量は僅かで、味も香りも刺激も控えめ。食べ始めてわりと早い時期から単純作業の繰り返しだなあ、と感じるようになってきた。この製品は素の状態で一人で食べるものではなく、誰かとシェアするか味の濃い具を入れるべきものであると理解した。

麺は細い角断面。出来上がり時点でスープは殆ど無く、みんな麺に吸いこまれたかのようだ。このちょっと伸びかけたような麺が大盛りである訳で、これみんな一人で食べるのか～、という絶望的な気分になってしまう。麺そのものは輪郭が明確で、単調ながらきちんとした歯応えもあるし、嫌な味も香りもせず、欧州で販売される即席麺としては決して悪い印象ではない。量が適切ではないというだけだ。

スープは濁り感がある黄土色。量が少なく、食べ終わる時には水分が一滴も残っていなかった。カレー味なのだが香辛料や辛い刺激は弱く、ピリッともシャキッともしない。塩分もうま味も控えめで、なんだか頼りないカレー味である。ただでさえスープの量が少ないので、お湯の量を減らして味を濃くするというテクニックは使えない。

この製品の上手な使いこなしは、複数人でシェアして飽きる前に食べ切るか、塩分の効いた肉などを入れて味の主役を委ねるのがいいだろう。

国名	ドイツ
ジャンル	袋ラーメン
EANコード	2004 5371 (PBC)
会社名	Lidl
製品名	Kania Pasta Oriental Noodles Sabor a Curry
謳い文句
調理方法	ゆで3分／電子レンジ3〜4分
質量	Net108g
熱量	518kcal (2170kJ)
Na	～g（食塩相当量2.38g）
付属品	粉末スープ
ノンフライ麺	×
湯切り	不要
麺	細い角断面、輪郭は明確だが大量で時間が経つとダレてくる、味や香りに嫌味は無い
汁・ソース	量が少ない、カレーの香りや刺激は弱くシャキッとしない味、塩分やうま味も控えめ
具・その他	最後まで好奇心を維持しにくい、誰かとシェアすか、味の濃い具をいれて食べるべし
総合評価	★☆1.5
試食日	2020/08/04
賞味期限	2020/07/17
入手方法	2019/05/27 Motril(Spain)
税込購入価格	0.49 EUR (≒60 JPY)