No.6792 Continente (Portugal) Noodles sabor a Camarão

No.6792はポルトガルのSonae Distribuição、Continente Noodles sabor a Camarão。Sonaeはポルトガル最大の小売りチェーンで、Continenteはそのプライベートブランド。Camarãoは海老のこと。ポルトガルでは大きなスーパーでもコンビニ級の店舗でもこのContinenteブランドの食品を頻繁に見かけたので、Sonaeの影響力の強さが伺える。

原産国の記載は無いが、あまり即席麺が浸透していない同国で即席麺を生産しているとは考えにくい。そして中身から推測するとシンガポールのTat Hui Foods製によるものであろうと考える。

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No.6791 マルちゃん正麺 ソース焼そば

No.6791は東洋水産、マルちゃん正麺 ソース焼そば。袋の即席ノンフライ焼そばはとても珍しく、現在レギュラー製品として存在するのは(大手では)これしかないかも。少し前には日清ラ王の上海焼そばがあったが(No.6137で試食)短期間で消えちゃったし。

この製品、作り方が普通の揚げ麺の袋焼そばとは若干異なる。要約すると先ず油を引いて肉と野菜を炒め、水と液体ソースを加え沸騰したら麺を入れる。一分間隔で二度ひっくり返し、ほぐして水気がなくなったら出来上がり。麺よりも先にソースを入れる点に違和感があるよ。

▲五個パック外観

今回は五個パック品を購入。本品は出来栄えのバラつきが大きいと感じられたが、何度も試食を行えたのは幸い。

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No.6790 Indomie (Turkey) Spesiyal Hazir Noodle

No.6790はトルコのAdkoturk、Indomie Spesiyal Hazir Noodle。英文で小さく「Special Flavour」と添えられている。Indomieのスペシャルフレーバーはニンニクと唐辛子の効いたチキン味。

▲No.4123はインドネシア版、6588はエジプト版、
6790はトルコ版のSpecial Flavour
小袋の印刷が同一
インドネシア語のBumbu=Seasoning
インドネシア語のCabe=Chili
トルコ版のみ商標部の黄色い帯が無い!?

冒頭から結論を書いてしまうのだが、今回の品は以前元祖インドネシア版やエジプト版で食べたSpecial Flavourとスープの味が酷似している。そしてスープ等小袋の印刷が同じであることにも気が付いた。文字はインドネシア語と英語であり販売国へのローカライズはされていない。なのでIndomieのライセンス生産はスープがインドネシアから支給されているものと推測する。

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No.6789 ヤマダイ ニュータッチ 凄麺 鶏しおの逸品

No.6789はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 鶏しおの逸品。これは昔食べたことがあると思っていたが、確認したら以前食べたのは凄麺「鶏塩らぁめん」という製品であり(2011年、No.4713)、逸品シリーズの鶏しおは初めての試食となる。かやくの内容などはほぼ同じなんだけどね。

▲No.4713 凄麺Premium鶏塩らぁめん

今回の品はトリュフオイルを使っているのが目新しい点。即席麺にトリュフ(風)の香りを付けたものはここ五年ほどでいくつか試食をしてきたが、スープがしっかりしているものには効果的である反面、そうではないものにはむしろ邪魔で単なる売り口上に過ぎないと感じてきた。まあ今回は凄麺シリーズだからその辺は大丈夫だと思って試食に臨む。

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No.6788 Suimin Origins (Australia) Premium Noodle Bowl, Beef Massaman Flavour

No.6788はオーストラリアのSuimin Foods、Suimin Origins Premium Noodle Bowl, Beef Massaman Flavour。製造はタイとの記述があるが、どの企業によるものかは不明。

今までウチではSuimin(および実質的に同じ企業のFantastic)の即席麺を約十種類試食してきたが、全て普及価格帯に属する簡素な製品で、言っちゃ悪いが安かろう悪かろうの代物であった。しかし!今回の品はついにスイミンのプレミアム!豪州に高級即席麺の需要があるのかと意外な驚きがあった。ちなみに兄弟会社のFantasticには高級系列が無く、両ブランドの上下関係が伺える。

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No.6787 ペヤング ソースやきそば具材アップ

No.6787はまるか食品、ペヤング ソースやきそば具材アップ。3月に発売された期間限定製品で、現在は入手不可。ペヤングソースやきそば45周年記念企画である。

ペヤングソースやきそばが登場したのは1975年3月13日、カップ焼そばが登場してからまだ間もなく、今後伸びるジャンルとして大手が手を出し始めたのとほぼ同時期だ。ちなみにカップ焼そば第一号は1974年7月の恵比須産業エビス・カップ焼そば、続いて8月にヤマダイニュータッチ焼そば、9月に松永食品スナック焼そば、10月にイトメン焼そばジョリック、12月にエースコックカップ焼そばバンバンが登場。1975年の1Qにサンヨー食品・日清食品・東洋水産も参入する。

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No.6786 A1 (Malaysia) Mi Kari Laksa

No.6786はマレーシアのA.K. Koh Enterprise、A1 Mi Kari Laksa。英文表記はCurry Laksa Noodle、中文では咖喱叻沙面。結構大柄なパッケージである。

同社の即席麺は価格が高めで、かつてNo.5790ではレトルトのアワビ入り袋麺(日本円換算約260円で購入)なんてのを紹介した。今回の品はそこまで高額ではないが、それでも日本円換算で150円ぐらい。パッケージにはSingapore Taste、新加坡口味とも書かれており、隣国シンガポールの裕福層をターゲットにした製品かな?

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No.6785 エースコック ラーメンモッチッチ 野菜タンメンしお

No.6785はエースコック、ラーメンモッチッチ 野菜タンメンしお。今回の試食品は旧いもので、現在販売中のものはリニューアルされてデザインや栄養成分の値が若干異なる。

モッチッチは「真空仕立て麺」を必殺技とした焼そばとして2017年に登場。ウチでは三回試食を行ったが、揚げ麺のクセに待ち時間が五分と長いものの、名前通りモチっとして重量感がある麺は(エースコックっぽくなくて)なかなか良いと評価した。なので普通のラーメンにもこの麺を使って欲しいとこのBlogで繰り返し書いたもの。そしてその要望が遂に現実になった今、私には試食報告をすべき義務があるのだ!う~ん責任感のカタマリだなあ、俺って。

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No.6784 杭州绿家食品 (China) Ever Roka Instant Noodles Spicy Chili Flavour

No.6784は中国の杭州绿家食品(Hangzhou Green Home Food)、Ever Roka Instant Noodles Spicy Chili Flavour。五種類の味をひとまとめにした五個パック販売品で、今回が最後の一個である。

今まで欧州や中南米等の即席麺を食べる中で「あ、これはきっと杭州绿家食品が作ったOEM製品だな」と思われる品に何度も遭遇してきた。知名度は低いし、生産の絶対量も上位陣には及ばないだろうが、世界に満遍なくばら撒かれているという点では結構な影響力があると思われる。なのでこの会社を知ることは、世界の即席麺産業の今を知ることでもあると云える。って大袈裟か。

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No.6783 マルちゃん 黒い豚カレーうどん

No.6783は東洋水産、マルちゃん 黒い豚カレーうどん。昔からこの製品はちょくちょく食べているつもりでいたが、調べてみたら前回の試食記は2006年のNo.3480で、14年もご無沙汰していたことになる。その間激辛版やもち入り版は食べていたんだけど。14年前と比べてJANコードが変わっており、東洋水産の中で管轄が変わったのかもしれない(14年前まではずっと「東」の系列にあった)。

▲同製品の変遷。No.2414は2002年のもの。
1995年に「豚カレーうどん」、
1998年に「黒い豚カレーうどん」が発売

定番製品の特長でもあるが、グラフィックのレイアウトが昔からあまり変わっていないね。箸だったのがレンゲに変わった程度で、No.3480からは殆ど同じようだ(調理例写真はいちおう別物)。製品名の筆文字も原本は同じっぽい。

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