No.7122 Hobe Express (Philippins) Instant Pancit Bihon Oriental Guisado Flavor

No.7122はフィリピンのMarikina Food、Hobe Express Instant Pancit Bihon Oriental Guisado Flavor。Guisadoはタガログ語やスペイン語でstewedの意味。

Hobeというブランド名は昔聞いた記憶があり、購入して帰宅後に調べたところ、8年前のNo.5290で試食記を紹介していた。パッケージデザインは異なるもののEANコードは同一。

▲2014年に試食した同じ品(No.5290)
丼に盛られた調理例写真は汁あり麺のよう

かつてパッケージの調理例写真を見て、汁ありか湯切りするのかが判らなくて迷ったことを思い出した。今回の品の写真は平たい皿に盛ってあるので、汁なしであることがハッキリ判る。

食べてみて、味そのものはうま味や塩分が適切で、南国っぽさも程良く感じられて悪くない・・・というのはあくまで良品を調理したと仮定しての推測。(8年前のNo.5290でも★2.5を付けている)。しかし今回の品に関しては味を語る以前に品質上の問題があり、厳しい点を付けた(★1.5)。実に残念である。

▲砕いてから開封してもこの通り。
汁なし麺なので溶けてくれない

粉末ソースが泣いて(=吸湿して)しまい、小袋の中で硬い板のように固まっていた。キャラメルタイプの味の素コンソメを、もっと強固にしたような状態。開封する前に気付いたのでいろいろと外力を加えて粉砕したのだが、今回の相手は手強かった。

数多く海外の即席麺に接していると、このような事態に遭遇することは偶にあるが、汁ありのラーメンであればお湯に溶けるのであまり実害はない(香りは飛んでしまうかもしれんが)。しかし今回は汁なしのビーフンであり、お湯を切った後の麺では固まった粉末ソースを溶かすだけの水分が無く、いくらかき混ぜても固形分が残ってしまう。結局大きな塊を残したまま、本来よりもかなり薄い味で試食を行った。

吸湿していたのは粉末ソースだけでなく、ふりかけのフライドオニオンも歯応えや香ばしさを失っていて、何の有難味も感じない状態に陥っていた。

この製品は消費(≠賞味)期限とともに製造日も印字されているのだが、MFG DATEが2020.11.04、Consume Before 2022.11.03と記されている。作ってから二年間もあるのね!(日本の賞味期限は各社一律で袋麺が八か月、カップ麺が六か月)だったら二年間は品質を確保できるだけのパッケージをして欲しい。

麺は1.5mm弱の糸のように細い角断面。表面はざらついているが、しっかりした歯応え。コーンスターチで作った麺で、硬めでゴムっぽい弾力感がある。湯戻りには若干のムラがあり、茹でている際には丁寧にほぐす必要がある。

ソースはカラメルと醤油がベースで、うま味と塩分が強く出てる。南国的な油っぽい香りが漂うが、辛い刺激は無い。

ただ今回食べた個体で最大の問題は、粉末ソースが吸湿して固形状になってしまい、湯切りした麺を入れて混ぜてもソース塊のまま残り、全然絡んでくれないことである。

ふりかけのフライドオニオンも湿気ていてフニャっとした歯応えになっていて、もちろん香ばしい匂いも全然しない。過去の経験上味そのものは決して悪くなさそうなのだが、小袋の防湿など品質管理をもっと向上させて欲しいところだ。

国名 フィリピン
ジャンル 袋汁なしビーフン
EANコード 4 800528 456336
会社名 Marikina Food
製品名 Hobe Express Instant Pancit Bihon Oriental Guisado Flavor
謳い文句 with Crunchies
調理方法 ゆで3分お湯切り
質量 Net65g
熱量 210kcal (879kJ)
Na 0.78g(食塩相当量1.98g)
付属品 粉末ソース、調味油、フライドオニオン
ノンフライ麺 ○(コーンスターチ麺)
湯切り
細いコーンスターチ麺、表面はザラつくが歯応えはしっかり、硬いゴムっぽい弾力感
汁・ソース 粉末スープが吸湿して固まり麺に絡まない、南国風の油っぽさと香り、辛い刺激なし
具・その他 揚げ玉ねぎも吸湿して歯応えも香ばしさも無い、素性は悪くないが品質管理が今二つ
総合評価 ★☆1.5
試食日 2022/07/25
賞味期限 2022/11/03
入手方法 2022/03/27 新井商店
税込購入価格 100 JPY