No.7139 ヤマダイ ニュータッチ 大阪かす焼そば

No.7139はヤマダイ、ニュータッチ 大阪かす焼そば。パッケージに通天閣の白黒写真がデーンと載っている。小学二~三年頃にわが家で買ったテレビが日立のキドカラーポンパ(CN-710CU、まだ型番を覚えているよ)であり、購入直後「日立キドカラー」の文字が輝く通天閣の白黒写真を見て子供心に誇らしいと興奮、行ったこともないのに親しみと憧れを持ったもの。

かす(油かす)は牛の腸を揚げて油を落としたもので大阪で広く親しまれている食材、らしい。しかし私は関西圏で生活をしたことがないので「かす」について実体験を伴う馴染みがない。まあ内臓系の食べ物には抵抗がないので心配はしていないのだが。

食べてみて、すぐにNo.7129で紹介したニュータッチ東京油そばとの類似性を感じた。焼そばと油そばは似ているようで違うものだし、もちろん東京と大阪は遠い。しかし土台となる部分は共通しているように思え、車でいえばセリカとカリーナ(古い!)のような関係性、今ならばプラットフォーム共通化の匂いがする。

どちらも力で押しまくるタイプの味で甘くて繊細さには欠ける。麺も全く同じかどうかは判らないが、口にほおばった時の印象はとてもよく似ている。そして今回の品は「かす」の獣臭さが加わってより獰猛な性格となっており、神経過敏な人はお断りという製品になっていた。食べる人とその体調、食後の予定等を選ぶ。

麺は幅3mmぐらいで太めの扁平断面で、角は丸められており優しい口当たり。四分戻しなのに硬めで重量感がある。キメの細かな気泡感があり、歯応えはちょっと鈍重。また軽快感が無く、ややふてぶてしいような食感。量は多い(麺の質量100g)。

ソースはとても甘い醤油味。あまり油っぽくはないが、溜まったようなこってりした香ばしさがあり、少ししつこさを感じる。全体的に大雑把な印象で、あまり繊細さは感じない。また辛い刺激もない。だが食べた~という達成感は十分に得られる。

揚げ玉の中には牛の腸を揚げた細かなかすが入っており、動物性の香ばしさがよく出ていた。味や香りは特に癖は無く、非関西人でも問題ないだろう。

国名 日本
ジャンル カップ汁なし麺
EANコード 4 903088 015651
会社名 ヤマダイ
製品名 ニュータッチ 大阪かす焼そば
謳い文句 大阪名物粉もんソース使用 牛脂の旨味アップ!!「かす入り揚げ玉」「かす(油かす)」とは牛の腸をじっくりと油で揚げたものです。KASUYA監修
調理方法 熱湯4分お湯切り
質量 Net129/麺100g
熱量 563kcal (2357kJ)
Na ~g(食塩相当量4.1g)
付属品 液体ソース、かやく(かす入り揚げ玉・キャベツ)
ノンフライ麺 ×
湯切り
3mm幅の扁平で角は鈍く優しい舌触り、硬めで重量感が大、鈍重でふてぶてしい食感
汁・ソース コッテリしてとても甘い醤油味、ややしつこい、辛い刺激無し、全体が大雑把な印象
具・その他 かす入りの揚げ玉は動物性の香ばしさ、嫌な癖はない、東京油そばと土台が似ている
総合評価 ★★2
試食日 2022/08/27
賞味期限 2022/11/16
入手方法 2022/07/08 ヒーロー
税込購入価格 117 JPY