2022年 年末のご挨拶

大晦日恒例の年末報告です。
2022年にi-ramen.net、tontantin即席麺処、YouTube動画で紹介した即席麺はNo.7011から7190までの180種類
その内訳は
日本製品が146種(81.1%)、海外製品が34種(18.9%)
袋麺が75種(41.7%)、カップ麺が105種(58.3%)。
さらに、
日本の袋麺は47種(26.1%)、日本のカップ麺は99種(55%)
海外の袋麺は28種(15.6%)、海外のカップ麺は6種(3.3%)
である。

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No.7190 麺のスナオシ 四つ葉軒 コク旨味噌ラーメン

No.7190は麺のスナオシ、四つ葉軒 コク旨味噌ラーメン。四つ葉軒シリーズはスーパーのライフ専売製品だと思っていたが、JANコードの業者項は麺のスナオシのものであり、ライフが物流の全てを取り仕切るものではないみたい。実際一時期amazonでも扱っていた痕跡がある。

姉妹品のコク旨醤油ラーメンをNo.7100で紹介しており、この時は税込95円という安価ながらもスープがとてもしっかりしていて大いなる感銘を受け、その余韻の勢いで手が滑り(?)スナオシ史上初となる★3.0点を付けたもの。だから今回の味噌味の試食に当たっていやが上にも期待値がMaxに膨張してしまうよ。ふたたび奇跡は起こるのだろうか?

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No.7189 ヤマダイ ニュータッチ 懐かしの野菜タンメン

No.7189はヤマダイ、ニュータッチ 懐かしの野菜タンメン。夏に買った製品だがその直後にリニューアルされ、現在は「懐かしのキャベツタンメン」という製品名に変わっている。フタの下にある「チキンと野菜の旨味が効いた!」というコピーは新旧で共通しており、リニューアル後は具の人参が消えた代りに内容量は79→80gに微増、まあ大きな変化は無いだろう。

▲懐かしの野菜タンメン(2003年版)
デザインもあまり変わっていないなあ

ウチの記録にある最古の野菜タンメンは2003年のもの。本製品がニュータッチヌードル発売当初(樹脂製フタの凹部に透明フォークが組み込まれたやつ)の塩味から延々と遡る系譜であると考えれば半世紀の歴史がある訳で、そう易々と味を変える訳にはいかんだろうしなあ。

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No.7188 釜石振興開発 うにらーめん

No.7188は岩手県の釜石振興開発、うにらーめん。製造は秋田の八郎めん。ウニを用いた即席麺は最近だとカップヌードルリッチで贅沢濃厚うにクリームというのがあった(No.6437)。さらにウチのデータベースを製品名と謳い文句で検索したら他にも数件ヒットしたが、みな「ほんとうにおいしい」「ふつうに旨い」なんてのばかりで、素材としてウニを用いた製品の試食は今回が二食目である。
(追記:片仮名のウニで再度検索したら2003年のNo.2652でエースコック「デパ地下物産展 小樽風ウニ入りしょうゆ味」という製品を食べていた)

▲カップヌードルリッチ 贅沢濃厚うにクリーム
(2019年)うに=紺色+金色なのか?

ウニは使いこなしが難しそうな具材であり、期待よりも不安の方が上回る。カップヌードルの場合も恐る恐る控えめに使っていた印象で、決してリッチな気持ちにはならなかった。今回は結構な高額製品(税込383円)なのでどう攻めてくるのかな?

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No.7187 サンポー食品 ばりよか 焦がしにんにくラーメン

No.7187はサンポー食品、ばりよか 焦がしにんにくラーメン。同社の看板製品である焼豚ラーメン一族は税抜希望小売価格が214円なのに対してこのばりよかシリーズは170円、安売り店での実勢価格は100円近辺でそもそもクラスが違うものである。でも関東圏の人間にとっては焼豚ラーメンと同格な製品に見えてしまうなあ。

フタの左端には添付以外の食用油を加えないでとのアイコンが。確認したらサンポー製品の全カップ麺に付いている。他社製品には無いものなので、日即食協が定めるもの(やけどに注意・電子レンジ調理不可・移り香注意)ではなくサンポーが独自に設定したものなんだね。同社の問題意識が表れていて興味深い。

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Dec.2022 Vietnam (Hanoi) 即席麺探索記

序章

先日ベトナムのハノイへ行き、即席麺61種類(袋麺47種、カップ麺14種)を仕入れてきた。コロナ禍以降初となる海外遠征。現地で二泊+機内で一泊の慌しい旅程。

ベトナムは十年前の2012年4月にホーチミン市へ買出しに行っているが、その直後の7月にベトナム日清の工場が竣工し生産開始。もう少し遅く行けばベトナム日清食品の製品を入手できたのに、と深く後悔したものであり、いつかまたベトナムへは行かねばならない!との想いをずっと抱いていた。南北に細長い国であり、南部で商業の中心であるホーチミン市に対し、今回は北部にある首都で政治の中心であるハノイを訪問地とした。

▲今回の即席麺探索道中を動画で紹介
(後半部はハノイの街歩きや市場巡りです)

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No.7186 マルちゃん 日本うまいもん 新潟長岡生姜醬油ラーメン

No.7186は東洋水産、マルちゃん 日本うまいもん 新潟長岡生姜醬油ラーメン。現在日本うまいもんシリーズには他に青森津軽煮干しラーメンと青森味噌カレーミルクラーメンがある。最近では珍しい青森以外の製品である。

フタの右端には小さく「生麺ゆでてうまいまま製法」と記されている。これはカップ版のマルちゃん正麺が登場した際、華やかに謳われたこんにゃく含有麺(特許5719064号)のことだな。確かに麺の原材料名にはこんにゃくの名が含まれている。去年食べた姉妹品の青森津軽煮干しと味噌カレーミルクの麺は普通のノンフライ麺だったが、その後生麺ゆでてうまいまま製法にリニューアルされていた。技術の水平展開だね。

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No.7185 日清食品 チキンラーメンどんぶり 黄色いマイルドカレー

No.7185は日清食品、チキンラーメンどんぶり 黄色いマイルドカレー。チキンラーメン誕生64周年記念として8月に発売されたもの。初回ロット生産分を売り切ったら♪ハイそれま~で~ょ、と終売になってしまうごく短命の製品だと思っていたが、日清のサイトには今も製品情報が載っている。もっとも秋以降は市中で売られている現場を見た覚えがないなあ。12個単位の通販ならばまた取り扱っているところがある。

姉妹品のナポリタンやピザトースト味と同様、彩度を落とした調理例写真が昭和レトロっぽい雰囲気を醸し出す。そういえばこのシリーズはみんなフォークで麺をすくい上げているね。試食もフォークで行うべきだったかな?

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No.7184 Hobe Express (Philippines) Instant Pancit Bihon Chickenl Guisado Flavor

No.7184はフィリピンのMarikina Food、Hobe Express Instant Pancit Bihon Chickenl Guisado Flavor。Guisadoはスペイン語で煮込みの意味。コーンスターチによるビーフン麺。

No.7122で姉妹品のOriental Guisado Flavorを紹介したが、この時は粉末スープが湿気て小袋の中で固型化してしまい殆ど麺と混ざらなかったり、その麺もゆでる際にうまくほぐれずに団子状態になってしまったりと、味以前に品質の悪さが障壁となってまともな評価が出来なかった。なので良品であることを祈りつつ今回の試食に臨んだ。

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No.7183 鳥志商店 冷し中華そば レモン

No.7183は鳥志商店、冷し中華そば レモン。18年ぶりの試食。

師走に入り忘年会や正月のことを考える時期に冷し中華の試食記は無いでしょ、と苦々しくお思いの方も多かろう。だが慢性的在庫過多状態のウチにとっては、賞味期限がたっぷり残っている(来年の2月まで)製品を、冷し中華だからといって賞味期限間近の製品を差し押さえて夏場に食べる訳にもいかないのだ。現在の在庫は百種類を超えており、ちょっと多すぎるなあ。在庫を減らすには新規購入を控えて試食ペースを上げるしかない。丁度減量をする人に対し食べる量を減らして運動をしろ!と言うようなものか。来年から真剣に考えよう(よくある問題の先送りだな)。

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