No.7192 ツバサ ハチ公ラーメン まろやか担々味

No.7192は秋田県のツバサ、ハチ公ラーメン まろやか担々味。製造は同じく秋田県のクックランド。渋谷駅のシンボルでもある忠犬ハチ公は秋田犬であったことからこの製品が企画された、らしい。ハチ公ラーメンには醤油味も存在する。

しかしこのパッケージはズルいなあ。袋にこんな犬のイラストが描かれていれば、中身が何であろうと一定数の人は「可愛い!」といって買ってしまうだろう。この製品は中身がきちんとしているので購入者が食べて落胆することはまず無いと思うが、食品の中身とは直接関係がないキャラクターを使ったカワイイ食べ物はあまり乱発したらアカンと思うのだ。次は柴、その次は三毛・・ってキリが無くなるよ。

食べてみて、派手さはないが堅実に上手くまとまっている印象。過度なうまみで「どうだ、うまいだろう、美味しいって言え!」的な押し付けがましさが無いのは美点。税込300円弱という価格は決して安くないが、秋田犬のイラスト代込みと考えればまあこんなもんか。そもそも観光土産的な性格を持つ製品だし。

あと食べてすぐに気付いたのが、No.7165で食べた日清麺職人 濃厚担々麺に印象が酷似していること。勿論あちらは半額以下でお湯を注ぐだけのカップ麺であり、質感ではこちらの方が勝っているのは確かだが、麺とスープの目指す方向性が奇妙に一致しているように感じられた。

日清麺職人の次に紹介したNo.7166マルちゃん麺づくり担担麺もスープは麺職人に似ていると感じたが、麺の印象が明らかに異なっていたため、製品としては別物だと認識出来た。しかし今回のハチ公ラーメンと日清麺職人は麺もスープも親戚か兄弟のような相似性を感じたのだ。具が付いているので麺職人の方にも優位点があるという見方もできる。

なので日清麺職人が好きな人がこのハチ公ラーメンを食べれば、きっと満足できるはず。(価格以外は)

麺は幅2mmの細い角断面だが、しっかりしていて重量感があり、頼りなさは感じない。プルプルとかツルツルというよりは、ややモッサリした、少し不愛想な食感。

スープはとろっとした口当りの肌色で、赤い油が浮いている。練りごまの乳状感がある舌触りで、しっとりして滑らか。唐辛子の刺激は程々で、食べる人を選はない。花椒の刺激もあまり強くないが香りが効果的。うま味は人工的なわざとらしさが無く自然。派手さはないものの、味に深みのあるスープである。

国名 日本
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 4 582438 058908
会社名 ツバサ
製品名 ハチ公ラーメン まろやか担々味 (製造はクックランド)
謳い文句 比内地鶏スープ仕立て ハチ公のふるさと秋田の味
調理方法 ゆで4〜5分
質量 Net130/麺80g
熱量 433.2kcal (1814kJ)
Na ~g(食塩相当量4.7g)
付属品 液体スープ
ノンフライ麺
湯切り 不要
細い角断面、しっかりしていて頼りなさは感じない、ややモッサリした無愛想な食感
汁・ソース とろっとした練り胡麻の乳状感、辛さは控えめ、花椒の香り、深みがある自然な旨味
具・その他 麺とスープの方向性が日清麺職人濃厚担々麺と似ている、勿論質感はこの製品が良い
総合評価 ★★★3
試食日 2022/12/17
賞味期限 2022/12/20
入手方法 2022/11/04 マルシェドブルーエプリュス
税込購入価格 298 JPY