No.7255 日清のどん兵衛 赤鬼紅生姜天そば

No.7255は日清食品、日清のどん兵衛 赤鬼紅生姜天そば。1月に発売された製品で、短期で終売になると思っていたが、現時点で同社サイトには製品情報が残っており、流通在庫もあるようだ。本製品は「節分そば」にちなんだものだそうだが、節分にそばを食べる習慣があるなんてちっとも知らなかったよ。イベント連動型の食品は豆と恵方巻きだけでもう十分にお腹いっぱい、という気分。

丁度昨年の11月に東洋水産が同じ紅生姜入り天ぷらを使った「マルちゃん 赤い天ぷらそば」を出しており、同時に食べて比較してみた。こちらはプレスリリースを読む限り、節分そばは意識していない様子。(赤い~の試食記は次回No.7256で紹介)

食べてみて、紅生姜天ぷらに製品の全てを委ねているような印象を受けた。

もちろん麺もスープもどん兵衛品質であり特に大きな欠点は無いのだが、どちらも特に何かを主張しようとはしておらず、あくまで紅生姜天ぷらの引き立て役に徹している。その紅生姜天はスッキリした香りが爽快であり、またあと乗せ指定なので最初はカリッと鋭く、時間が経つにつれ汁を吸ってザブザブになった二面性を楽しめる。

次回No.7256のマルちゃんと同時比較をしたので、双方の違いがハッキリと浮き上がってきたのだが、各要素がことごとく相反するような設定になっているなあ、と感じた。どちらにも良い点があるのだが、どん兵衛派とマルちゃん派で好みが明確に分かれるような気がする。硬軟の使い分けが対照的なんだよなあ。この勝負、総合評価はともに★2.5の引き分け。

麺に縮れがなくシャキッとして重量感もあり、ちょっと生麺に近付こうと色気を出しているどん兵衛に対し、縮れがありフワッと軽くてあくまでカップそばとしてのカジュアルさを目指したマルちゃん。

スープは包み込むように柔らかく、でも悪く言うと掴みどころが無いようなどん兵衛に対し、シャープでキレがいいけどやや剥き出しの塩辛さを感じるマルちゃん。

天ぷらは後のせでカリカリからフワッに至る食感の変化を楽しめるどん兵衛、先のせでフワフワな食感だが小えび天の香ばしさがとてもありがたく感じたマルちゃん。てな感じかな。この小えびの香ばしさがある点で、どちらを採るかと言われたら私はマルちゃんを選ぶ。

今日ここまで書いてしまうと次回のネタバレになってしまうな。でも次回マルちゃん 赤い天ぷらそばでは別な話題にスポットを当てる予定であり、二者の比較はこれにて終了。

麺は幅2mm強の扁平断面で、縮れが弱くのびやかな舌触り。輪郭は明確で気泡感は弱く、揚げ麺ですが密度が高そうな重量感がある。マルちゃん系のカップそばと比べ、生麺に近いように感じる。

スープは濁り感がある茶色で、甘めでふわっとした柔らかい口当たり。反面シャキッとしない曖昧さも感じる。

かき揚げは後乗せ指定で、最初は香ばしさと歯応えを、終盤には汁が染みて柔らかくなる二面性を楽しめる。紅生姜の香りがスッキリして心地良い。

国名 日本
ジャンル カップそば
EANコード 4 902105 276167
会社名 日清食品
製品名 日清のどん兵衛 赤鬼紅生姜天そば
謳い文句 赤鬼を喰らえ!ピリッと旨い あとのせサクサク紅生姜天
調理方法 熱湯3分
質量 Net92/麺65g
熱量 438kcal (1834kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量1.8+3.1g)
付属品 粉末スープ(ねぎ入り)、紅生姜天
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
幅2mm強の扁平断面、縮れが弱く伸びやか、輪郭は明確で気泡感は弱く重量感がある
汁・ソース 濁りがある茶色、甘めでふわっとした柔らかな口当り、シャキッとせず曖昧でもある
具・その他 後入れ天ぷらは時間により歯応えや香りが違う二面性を楽しめる、天ぷら依存が高い
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2023/03/24
賞味期限 2023/06/26
入手方法 2023/01/16 ライフ
税込購入価格 139 JPY