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No.6141 徳島製粉 金ちゃんラーメン(棒状)

No.6141は徳島製粉、金ちゃんラーメン(棒状)。揚げ麺の金ちゃんラーメン(No.5765で紹介)は1968年3月(1967年説もある)の登場だが、今回の棒状ラーメン版が出たのは比較的最近(十年ぐらい前?)のようだ。製造は徳島製粉ではなく同じ徳島県の岡本製麺というところ。ここは自社ブランドで棒状麺の徳島ラーメン(No.5678で紹介)を販売している。

パッケージには揚げ麺版とよく似たイラストが描かれている。しかし些細に観察するとこの棒状麺版のために新たに書き起こしたものらしくあちこちに違いがある。なんといっても揚げ麺版にある「まいどあり~」の文字が消えてしまったのはちと残念。一方でどちらも木の車輪だねえ。絵からは持ち手の構造が判らないのも一緒。

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No.6140 サンポー食品 棒状プレミアム焼豚ラーメン

No.6140はサンポー食品、棒状プレミアム焼豚ラーメン。九州でよくあるマルタイ風パッケージの棒状ラーメンだから先入観で当然二食入りだとばかり思い込んでいたが実際は一食分しか入っていなかった。税抜希望小売価格は235円なので日本の袋麺としてはズバ抜けた高額製品であり、私のような好き者でもなけりゃあなかなか購入に至らないんじゃないかと他人事ながら心配する。

サンポー食品の看板製品といえばカップの焼豚ラーメンであるが、この製品はそのブランドを袋麺に展開したもので、「Since 1978」と記されているのはあくまでカップ版の発売時期である。

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No.6139 イトメン キャベツラーメンたんめん味

No.6139はイトメン、キャベツラーメンたんめん味。イトメンには類似製品として「たまねぎラーメンしょうゆ味」とか「しょうが白味噌風ラーメン」というのもある。どうせなら人参・トマト・もやし・シイタケなど野菜シリーズを拡張してガンガン攻めてほしいなあ(無責任モード)。

かやくとして乾燥キャベツが付属する。カップ麺なら珍しくはないけれど、かやく付きの袋麺というのは珍しい。世界的に見ると地域によって流儀が違うようで、いくら安価な製品であろうともかやくは欠かせないという国も結構ある。日本の場合、一般的な家庭なら野菜や肉ぐらい常備していて然るべしという前提があるのかもしれない。

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No.6138 Lorado (Germany) Mit Hühnerfleischgeschmack

No.6138はドイツのLorado、Instant Nudeln Mit Hühnerfleischgeschmack。最後の22文字にも及ぶ長い単語はチキン味の意味。読みは「ひゅなーふらっしぐしゅまっく」みたいな感じらしいけれど、これを動画のナレーションで喋るとNGを連発しそうなので省略した。

この品はベルリンに出張した方から頂いたものだが、私にとって初めて遭遇するブランドである。缶詰を中心とするドイツの食品メーカなのだが、キリル文字の資料ばかり出てくるので調べてみたら旧ソ連系の国へブランドを売ったみたい。なお乳製品事業はドイツに残っている。

といってもフタには「Hergestellt in China」とあり、中国製だね。

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No.6137 日清食品 日清ラ王 上海焼そば オイスターソース味

No.6137は日清食品、日清ラ王 上海焼そば オイスターソース味。2017年4月に発売され、ラ王ブランドでかつ袋のノンフライ焼そばというのは珍しいと思っていたのだが、秋頃には流通量が減ってきたようなので慌てて通販で購入したもの。現在はもう市場からは消えた様子。

ノンフライ麺のカップ焼そばはたまに出没することがあるのだが、意外にも袋の焼そばでは殆ど例が無い。i-ramen.netで唯一記録に残っているのは2010年12月に試食したNo.4517、東洋水産マルちゃんあんかけ風やきそばのみである。

事例が少ないのには訳がある筈。どうやらフライパンで炒める焼そばとノンフライ麺は作るうえでの相性が良くないみたいだな。

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No.6136 明星食品 チャルメラ 新味 四国限定販売

No.6136は明星食品、チャルメラ 新味。四国でのみ販売される製品であり登場したのは1978年1月(当時は「新味チャルメラ」という名称だった)、もう40周年を迎えるのに新味というのはいかがなものかとも思ってしまう。

i-ramen.netでは2007年12月のNo.3786で一度この製品を取り上げているが、先日訳あって現在発売中のパッケージ写真を撮らなければならない事案が発生して、通販で入手しようと調べたけれどなかなか取扱店が無い。やっと見つけたところは五個パックを6セット、計30個単位での販売で四国からの送料も結構かかる。それでも絶対に必要だったため思い切って発注した。

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2017年 年末のご挨拶

いつもながらの年末報告です。
2017年にi-ramen.netで紹介した即席麺はNo.5926から6135までの

210種類。

ここ数年は大体250種類程度で推移していたので今年はかなりペースが落ちてしまったことになる。内訳は以下の通り。
(カッコ数字は2016年実績、全250種類)

日本製品 154 (165) / 海外製品 56 (85)
袋麺 84 (96) / カップ麺 126 (154)
日本の袋麺 48 (56) / 日本のカップ麺 106 (109)
海外の袋麺 36 (40) / 海外のカップ麺 20 (45)

今年は海外製品、特に海外カップ麺の落ち込みが激しい。これは海外遠征をずっと休止しているので止むを得ない。(2016年はその前の年にシンガポールで買い込んだ品が結構残っていた)

そして全体数量の落ち込みは、親の介護による私の時間的拘束が大きかったため。夏頃には要介護5まで進んで目が離せない状況になってしまったので、試食記の更新も週5回だったのを二日に一回(週3.5回)ペースに落とし、なんとか絶やさないギリギリの線でやっていた。

その後11月末に看取り、12月は諸手続きで奔走し、やっと落ち着いてきたところ。こんな状況だったので対外活動も少なく、雑誌に数回(女性セブンラジオライフ誌)載ったのと、企業の社内報向け文章を書いた程度。

なので来年からは徐々に試食ペースを元に戻し、海外遠征を再開して、各種メディアからのオファーも積極的に受けようと考えている。

今年も多くの方から海外の珍しい即席麺を寄贈していただいた。本当にありがとうございます。

それでは、2018年もよい即席麺を!

 

 

No.6135 ハウス食品 うまかっちゃん 濃い味 復刻版

No.6135はハウス食品、うまかっちゃん 濃い味 復刻版。1984に発売されたのち2000年で終売になった製品だが、今年の8月に期間限定で九州・山口・沖縄のみ発売されたもの。いつまで販売するのかは知らないが、現在でも市中在庫はある様子。

私は1984年の夏に初めて九州の大地を踏み、そこで発売されたばかりのこの製品とたまたま遭遇し、本州では滅多に見ることが出来ない貴重な戦利品として誇らしげに持ち帰ったものである。それから三十余年、記憶の隅に追いやられた製品とこうして再び出逢うことになるとは想像もしなかった。縁は異なもの美味なもの、とでもいうか。

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No.6134 ハウス食品 うまかっちゃん

No.6134はハウス食品、うまかっちゃん。1979年9月に九州で発売された豚骨味の即席麺。この頃学生だった私に福岡出身の先輩がこれ美味いから喰ってみろと言われて貰い、初めて経験する豚骨ラーメンに衝撃を受けたものである。ラーメンは醤油・塩・味噌の三種類だけしか無いと思い込んでいた自分にとって世の中の常識が一発で崩壊したかのような出来事だったなあ。

うまかっちゃんは程無くして関東圏でも購入できるようになり、またこの製品の出現を契機に店舗での九州ラーメンが拡散し、九州以外の人にも「豚骨ラーメン」が広く認知されたといってよいだろう。まさに時代を変えた製品である。

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No.6133 エースコック 塩焼そばモッチッチ ふわり鰹だし

No.6133はエースコック、塩焼そばモッチッチ ふわり鰹だし。このシリーズは今年の7月のNo.6061でソース味を紹介しており、今回の品は第二弾である。

i-ramen.netの試食動画においては、十月中旬のNo.6104から鍋をキラキラ輝くステンレス製の高級品(従来比)に替えて見た目が良くなったのだが、形状が悪いのかお湯を注ぐ的を定めることが難しくなった。今回の試食動画も注ぎ先が僅かにずれて熱湯が指にかかって慌てて手を引っ込める姿が映ったのだが、YouTubeへは早速「塩焼そばアッチッチ」とコメントが書かれてしまった。ちくしょう上手いこと言うなあ。

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