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No.6584 マルちゃん 緑のたぬき天そば 東

No.6584は東洋水産、マルちゃん 緑のたぬき天そば 東。説明不要のど定番製品だが、ウチの試食記では2007年7月のNo.3643以降掲載が無い。この間何度も食べてはいるんだけれど、外出先だったり撮影が出来ない状況だったりで、またいつでも食べれるという安心感から試食スケジュールに上がってこなかった。

緑のたぬきといっても国内の販売地域別に東・西・関西・北海道の四種類があってそれぞれ味が違う。私は一応全部食べてはいるのだが、時期がバラバラなこともあり西(北陸・中国・四国・九州・沖縄)と関西(近畿)を判別する自信は無い。なお栄養成分表のエネルギー量や塩分量を比較すると、スープだけでなく麺・かやくも地域によって数値が異なる。

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No.6583 Indomie (Egypt) Supermi Vegetable Flavour

No.6583はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Supermi Vegetable Flavour。最近何度かエジプト版Indomieの紹介をしているが、今回の品はSupermiというサブネームが付いて、パッケージデザインも異なるもの。

この構図は本家インドネシアのIndofood社でも同じで、SupermiとIndomieはそれぞれ違う製品群として位置付けられている。SupermiはPT Lima Satu Sankyo Food社がインドネシア初の国産即席麺として1968年に発売、その後PT Sanmaru Food社がIndomieを発売するが1970年にLima Satu Sankyoに吸収合併された。

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No.6582 WaiWai (Thailand) Sour Soup Flavour

No.6582はタイのThai Preserved Food Factory、WaiWai Instant Noodles Sour Soup Flavour。英語とフランス語による記載文の輸出用パッケージ。どこにもTom Yumの文字は見当たらないが、同社のWebサイトでの説明にはTom Yum Flavourと明記されている。

調理例写真を見ると版ズレを起こしていたり、肝心のラーメンのピントがボケていたりで写真ぐらいアップデートすりゃいいのにと感じてしまうよ。全体的に見ても何かと古めかしいデザインのパッケージなので、味にはあまり期待せずに試食に臨んだ。

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No.6581 日清食品 (China) 日清拉王 中华街担担面风味

No.6581は中国の日清食品、日清拉王 中华街担担面风味。現在ラ王は中国・香港・米国(日本からの輸入で袋麺のみ)でも販売されている。海外展開は中国が最も早く、当初は日本版と同様の八角形カップを使うなど豪華高級カップ麺として投入されたのだが、売れ行きが芳しくなかったのか路線を変更。日本のラーメンを妙に意識させる製品企画となり、安っぽい縦型カップ版が出たり今回の品は普通の丸型カップになったり、プレミアム感が随分と薄れてしまった気がする。

フタの背景右に描かれた絵は横浜の中華街であり、日本における中華料理を再現した製品らしい。でも日本人が海外に散在するリトルトーキョーの味を再現しました、と言われてもたぶん喜ばないよなあ。

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No.6580 維力食品工業 (Taiwan) 維力肉燥麵

No.6580は台湾の維力食品工業、維力肉燥麵。英文表記はWeilih Food Industrial、Instant Noodles with Onion Flavour。維力の台湾国内向けWebサイトには情報が載っておらず、輸出専用製品のようだ。

姉妹品でやはり輸出専用製品らしい香辣牛肉麵を先日No.6573で紹介している。この香辣牛肉麵を試食するのはウチでは三回目になるのだが、No.6573は以前よりも覇気が無くなったと感じた。その理由は丼お湯入れ方式とどちらで作っても良いことになっているのだが、麺を鍋で茹でて作ったことにあると分析している。たぶん同じ麺を使っているの今回の品はその点を意識してみたい。

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No.6579 Sanyo Foods (USA) Sapporo Ichiban Shio Ramen

No.6579は米国のSanyo Foods of America、Sapporo Ichiban Shio Ramen。ご存じサッポロ一番塩らーめんの米国生産版。いくつかの語句が英語化されただけで、基本的なパッケージデザインは同一である。調理例写真も全く同じものを使っているよ。

▲日本版は「塩らーめん」文字に影が付いている

米国市場においてSanyo Foods of Americaは先行するMaruchan、Nissin Foods、Nongshim(農心)の三強にはかなり差をつけられている感じで、今回のサッポロ一番米国版塩らーめんもそうそうどこにでも売られている製品ではない。買うならばアジア系・日系のショップを捜しまわる必要がある。

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2019年 年末のご挨拶

まいど恒例の年末報告です。
2019年にi-ramen.netで紹介した即席麺はNo.6371から6578までの

208種類。

208種類の内訳を分析すると、2019年 (18年, 17年, 16年, 15年)
・総数 208 (235, 210, 250, 217)

・・日本製品 82 (134, 154, 165, 69)
・・海外製品 126 (101, 56, 85, 148)
・・袋麺 95 (125, 84, 96, 120)(アルミ鍋ラーメンを含む)
・・カップ麺 113 (110, 126, 154, 97)

・・・日本の袋麺 40 (53, 48, 56, 30)
・・・日本のカップ麺 42 (81,106, 109, 39)
・・・海外の袋麺 55 (72, 36, 40, 90)
・・・海外のカップ麺 71 (29, 20, 45, 58)

海外製品の比率が半数を超え、その中でも入手の困難さから収集の重点目標としていた海外のカップ麺が急伸したのが嬉しい。

今年はおおよそ三ヶ月半を費やし、即席麺探索のための海外遠征を行なった。この間は即席麺の試食を全く行わなかったため、例年よりも紹介した件数は減ってしまったよ。(遠征中もペースを落としながらこのブログの更新を行っていたが、これは事前に書き貯めておいたものを順次公開していたもの)

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No.6578 PAMA (Thailand) Instant Kua Teow Tom Yum

No.6578はタイのPresident Rice Products、PAMA Instant Kua Teow Tom Yum。マレーシア向けの製品で、Kua Teow(クイティオ)は幅広の米粉麺。

米粉麺専業のPresident Rice Productsは基本的に親会社であるThai Presidnet Food社と同じ”MAMA”ブランドを使って製品展開をしているのだが、仕向地によってはMAMAの他にもPAPAやMamy、そして今回のPAMAという複数のブランドを使い分けている。う~ん、少しふざけているような名前にも感じられてしまうのだが、一応親の愛情を感じさせる味、という意味なのかな。

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No.6577 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐 麻辣鍋牛肉麵

No.6577は台湾の統一企業、滿漢大餐 麻辣鍋牛肉麵。英語表記はUni-President、Imperial Big Meal Super Hot Pot Beef Flavorとなり、レトルトの肉塊が付属する高級即席麺である。香港で購入したもので、買った時点での日本円換算価格は約257円だ。

▲初めて食べた滿漢大餐(1998年)

滿漢大餐は発売以来20年以上が経った製品で、高級即席麺として大きな成功を収めている。競合会社からは維力の一度贊や味丹の味味一品など類似製品も出現し、レトルトの肉塊付き高級即席麺は台湾独自のジャンルとして確立・認知されているのだ。日本でも偶にこの形態の製品が出ることはあるが、いつでもどこでも購入できる定番製品としては無い。

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No.6576 Maggi (Italy) Noodles Curcuma e Zenzero

No.6576はイタリアのNestlé、Maggi Noodles Curcuma e Zenzero。Curcumaはウコン(ターメリック)、Zenzeroは生姜のこと。即席麺の製品名としては随分変わった材料を前面に押し出している製品だなあ。

パッケージの基調色を見る限りはカレー味とは違いそうだし(全世界的にカレー味=黄色という認識が共有されている)。そもそも、食品のパッケージで紫と緑という色の組み合わせはあまり見かけないし、あまり美味しそうな予感が漂ってこないのだ。う~ん、何か一癖ありそうな製品である。

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