カテゴリー別アーカイブ: 10日本のカップ麺

No.6924 小豆島手延素麺協同組合 島の光 あったかそうめん

No.6924は小豆島手延素麺協同組合、島の光 あったかそうめん。23年ぶりの試食である。

▲1998年に食べた島の光 あったかそうめん
(製造は十勝新津製麺)

1998年に食べたものは製造が十勝新津製麺(後のとかち麺工房)であり同社がまだどマイナーなローカルメーカだった頃。しかし2000年頃からコンビニとのタイアップ路線がヒット、プレミアムカップ麺メーカとして確固たる地位を築き、この世の春を謳歌したように見えたもの。だが十年程経過すると急遽失速、2014年に会社を畳んでしまう。私は「島の光」以来の十勝新津製麺を観る中で盛者必衰の理を目の当たりにしたのだった。

その後「島の光」は忘却の彼方に消えてしまったのだが、なんと令和の今でも生きていた!製造権を買ったのかな?

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No.6921 徳島製粉 金ちゃんラーメンカップしょうゆ味

No.6921は徳島製粉、金ちゃんラーメンカップしょうゆ味。徳島製粉といえば袋の金ちゃんラーメンとカップの金ちゃんヌードルが金看板。ではこの二つをミックスしちゃえ!と思ったかどうかは定かではないが、手持ちのブランド資産を再利用したかのような製品。

▲金ちゃんラーメン、金ちゃん棒状ラーメン、
金ちゃんヌードル

しかしと今回の金ちゃんラーメンカップを、同じ縦型カップの金ちゃんヌードルとどう棲み分けるのだろうか?との疑問が湧く。更に調べてみると税抜希望小売価格が今回の金ちゃんラーメンは145円、金ちゃんヌードルは180円と明確な差が付けられているのだった。要は金ちゃんラーメンカップは金ちゃんヌードルの廉価版、サブセットであるみたい。

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No.6918 マルタイ 味よか隊とんこつラーメン博多

No.6918はマルタイ、味よか隊とんこつラーメン博多。製造はサンヨー食品系列の太平食品工業九州工場。マルタイとサンヨー食品は提携関係にあり、マルタイの揚げ麺は袋もカップも太平食品工業へ製造を委託している。

味よか隊とんこつシリーズはNo.6878で鹿児島、6898で熊本を紹介してきて、今回の博多が最後となる。今までの経験からすると正直言って割と安直に作ってあるなあと感じていたのだが、この博多だけは待ち時間が2分(他は3分)と異なり、やはりマルタイの地元だから特別に気合いが入っているのかもしれない?

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No.6917 まるか食品 ペヤング アップルパイテイストやきそば

No.6917はまるか食品、ペヤング アップルパイテイストやきそば。昨年9月発売で、見ての通りの問題作。だがウチではこの製品を扱わないつもりでいた。最近は製品を選ぶ際の基準として①有名店の味系、②過剰系、③ネタ系、を除外しており、今回の品は③に該当する。

今年の3月に遭遇した品。捨て値(税抜78円)ではあるが、何故今ここに在る?と疑問が。ネタ系の製品は一回生産するだけの短期間売切りだという認識で、カップ麺の賞味期限は生産後6ヶ月だから去年の9月頃の生産ならもう店頭には並ばない筈。しかし賞味期限を確認すると今年の9月で、本製品は今年3月の再生産品であることが判明。俄然興味が沸いて購入した。

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No.6915 信陽食品 ポンちゃんカップラーメン しょうゆ

No.6915は長野の信陽食品、ポンちゃんカップラーメン しょうゆ。昨年末のNo.6835でミニカップ版のポンちゃん豆カップラーメン しょうゆを紹介していたため、今回レギュラーサイズを入手したもののどう扱おうかな?とちょっと迷ったが、いくつかの相違点を発見し、これを記録として残すことには十分な意義があると考え通常の試食記として紹介する。

まず今回の品の製造は酒悦(千葉県)であり、ミニカップ版のユタカフーズ(愛知県)とは異なる。どうちらも東洋水産系列で、ちなみに袋のポンちゃんラーメンは東洋水産の北海道工場。また具はミニカップ版には無いワカメ・なるとがある反面、鶏ひき肉とかまぼこが省略されていた。

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No.6913 マロニー スープマロニーちゃん 鶏ダシたまご

No.6913はマロニー、スープマロニーちゃん 鶏ダシたまご。マロニーは大阪の会社で、現在はハウス食品傘下にある。中村玉緒さんのCMによって全国的な知名度を得ているが、ここの製品をウチで紹介するのは今回が初めて。

麺だけのマロニーは鍋に入れる具として偶に使っているのだが、カップ入りでスープ付の製品があることを今まで知らなかった。というのもこの製品は関西と中・四国の限定販売(2020年2月の販売当初)であり、関東圏では売られていなかったから。しかし最近は販売の範囲を九州・東海・北陸エリアへも拡大しており、そのうち関東以北でも見掛けられるようになるかもしれない。

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No.6912 明星食品 チャルメラ 兵庫大関 酒粕香る豚旨しおまぜそば

 

No.6912は明星食品、チャルメラ 兵庫大関 酒粕香る豚旨しおまぜそば。パッケージ中央には「大関」のロゴとワンカップ大関の写真が。なんだこりゃ!?と最初に見た瞬間笑ってしまった。本製品は『「ご当地商材」とコラボ!』シリーズ中の一品で、前回No.6911で紹介したサンヨー食品のレモスコ焼そばと似たような発想の企画だね。

「ワンカップ大関を製造する過程でできる酒粕を原料として液体ソース中5%使用」との説明がある。とはいえアルコール分は一食当たり0.1%未満だそうで、食べて酔っぱらう心配はほぼ無いだろう。製品のルーツを探るためと明星・大関両社へ敬意を払う意味でワンカップ大関を呑みながら試食を行なおう。

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No.6911 サンヨー食品 瀬戸内レモン農園 レモスコ 塩焼そば

No.6911はサンヨー食品、瀬戸内レモン農園 レモスコ 塩焼そば。この二月に発売された製品だがもう終売になっている様子。本製品には前身として2019年5月発売の「サッポロ一番 レモスコ味 塩焼そば」があり、この頃はまだサッポロ一番ファミリーの一員だった。私はいまだにサンヨー食品=サッポロ一番という意識が強いので、赤い楕円マークに「サンヨー食品」と書かれているのを見ると「あれっ?」と違和感を持ってしまうなあ。

レモスコは広島のヤマトフーズ社による化学調味料無添加ですっぱ辛い液体調味料。しかし注意書きによると本製品はレモスコをそのまま使っている訳ではなく、粉末化して用いているらしい。

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No.6910 寿がきや食品 カップ台湾ラーメン

No.6910は寿がきや食品、カップ台湾ラーメン。昔からある製品で、ウチの記録では2000年に食べたものが一番古い。ひとつ前のNo.6909でヤマダイニュータッチ凄麺の台湾ラーメンを紹介しているのだが、この二者の価格や内容を見比べると、直接の競合をするものではないなと感じた。今回の寿がきやの方が庶民的。

最近食品表示法が制定され、製品には販売者だけでなく製造者も記載(トレースできれば略号で可)する必要が生じたため、従来隠されていた提携関係が露呈するようになる。今回の品の製造者は同じ愛知県の山本製粉であることが記されており、私は今までこの二社の関係を知らなかったためちょっとびっくりしたよ。

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No.6909 ヤマダイ ニュータッチ凄麺 名古屋台湾ラーメン

No.6909はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 名古屋台湾ラーメン。凄麺の台湾ラーメンは結構昔から存在を意識していたが、どうも巡り合わせが良くなかったのか今回が初の試食となる。

即席麺の台湾ラーメンといえば、名古屋発祥という共通点がある寿がきや食品が古くから継続的に製品を出し続けてきて、先行者として敬意を払うべきものだと思っている。しかし同社は現在揚げ麺でしかカップの台湾ラーメンを持っておらず、今回の凄麺(ノンフライ麺)とは微妙にターゲットがずれている。実は次回No.6910で寿がきや版台湾ラーメンを扱うのだが、価格面も含めてガチンコの競合製品ではないなあ、と感じたよ。

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