カテゴリー別アーカイブ: 20日本の袋麺

No.6010 サンヨー食品 サッポロ一番 みそラーメン

No.6010はサンヨー食品、サッポロ一番 みそラーメン。国民的有名ブランドであり何を今さらという感もあるが、i-ramen.netにおける前回の試食は2006年10月のNo.3477にまで遡り、十年ぶりにHD品質の動画を含む定期見直しを行うものである。この間に試食記は書かなかったもののプライベートでは何度か食べており、その動向は把握していたつもりである。

発売は1968年9月でもうすぐ半世紀。この年はみそ味の即席麺が続けざまに発売されたのだが、どれが一番先かは把握できていない(1966年9月に寿がきや食品からみそ煮込みうどんが出ているがこれはジャンル違いであろう)。 続きを読む No.6010 サンヨー食品 サッポロ一番 みそラーメン

No.6005 マルちゃん 屋台十八番なま味 しょうゆ

No.6005は東洋水産、マルちゃん 屋台十八番(じゅうはちばん)なま味 しょうゆ。1988年8月の登場のノンフライ麺で、現在北海道・東北地域の限定販売商品。その前身として東洋水産初のノンフライ麺(冷やし中華を除く)の「マルちゃんなま味ラーメン」(1969年8月)、「マルちゃんなまの味(醤油・みそ・海鮮)」(1979年)がある。なまの味は三種類とも食べているが、全て北海道へ行った時の収穫品であり、当時から関東圏では発売されていなかったのだろう。 続きを読む No.6005 マルちゃん 屋台十八番なま味 しょうゆ

No.6004 明星食品 中華三昧 北京風塩拉麺

No.6004は明星食品、中華三昧 北京風塩拉麺。1981年10月に登場した高級即席麺ブームの火付け役で、発売当初の製品名は「北京風湯麺」、パッケージの基調色は昔から緑だった。翌1982年には競合各社から類似の製品(楊夫人・華味餐庁・麺皇・桃李居)がゾロゾロ出てきて面白い時代だったけど、みな1~2年で撤退。そして中華三昧だけが残った。

中華三昧の出現は衝撃的であり、現在に至る私の道筋を付けてくれた製品と言っても過言ではない。しかし近年正麺やラ王などの高品質即席麺が出現し、相対的な地位が低下したように思われる。そして昔のプレミアム感の記憶があるがゆえに最近の中華三昧を食べると落胆することも幾度かあった。 続きを読む No.6004 明星食品 中華三昧 北京風塩拉麺

No.5999 明星食品 チャルメラ しょうゆ

 

No.5999は明星食品、チャルメラ しょうゆ。2016年9月のリニューアルで製品名文字が縦書きになったが、同時に個装パッケージから伝統ある黒猫と屋台が消えてしまい私は「おいおいおいそれでいいのか!?」と危機感を持った。その想いが通じたのか最近の小修正で黒猫は復活し、カップ版の一部に至っては広瀬すず扮する「ちゃるめにゃ~」をパッケージの前面に打ち出している。

即席麵にゃ関係無いが、広瀬すずといえば映画「海街diary」でウチから100m足らずの至近距離で撮影したシーンがあって、ロケをしていたのを知らなかったから観ていてびっくりしたよ。 続きを読む No.5999 明星食品 チャルメラ しょうゆ

No.5994 藤原製麺 麻婆ラーメン 中辛

No.5994は藤原製麺、麻婆ラーメン 中辛。藤原製麺のラーメンなんぞ30年ぐらい前だったら北海道へ行った時のお土産記念品であり希少価値が高かったものだが、現在では関東圏のコンビニやスーパーでそこそこ見掛けるようになってきた。時代は変わったなあ。

値段が高いにもかかわらず広く受け入れられるようになったのは、製品の品質や企画の上手さ、営業努力などいろいろあろうが、この手のプレミアム即席麺としては結構早く(2007年頃?)から麺とスープの分離調理を止めて茹で汁でスープを溶く方式に切り替え、作る手間がサッポロ一番など普通の即席麺と同等になったことも大きいだろう。 続きを読む No.5994 藤原製麺 麻婆ラーメン 中辛

No.5993 キャメル珈琲(製造は菊水) KALDI くりいみい担担麺

No.5993は菊水が製造してキャメル珈琲が販売する、 KALDI くりいみい担担麺。KALDIはコーヒー豆や輸入食材を扱う店で、最近オリジナルの即席麺も手掛けるようになってきた。ちなみにスープの製造は菊水ではなくデリカという小樽の会社。

まあ菊水の寒干し麺だからハズレはないだろうけど、この製品の場合はスープにゆで汁を使わず別途熱湯で溶き、麺は湯切りせにゃならんのがちょっと手間だな。その分スープに小麦の溶出分が混ざらずクリアな印象にできるんだけど。 続きを読む No.5993 キャメル珈琲(製造は菊水) KALDI くりいみい担担麺

No.5989 まあるいテーブル フジテレビ社員食堂 しょうゆラーメン

No.5989はまあるいテーブル(販売者)、フジテレビ社員食堂 しょうゆラーメン。お台場のフジテレビを見学したお土産として頂いたもの。本当にこの製品を調理して社員食堂で出しているのかどうかは不明。

まあるいテーブルは福岡市にあるラーメンを主体として製造販売する会社。Webサイトを見る限りでは生麺や半生麺の製品が多く、今回の品のような乾麺の品揃えは少ない。袋の構造や食べた印象では北海道(旭川or江別)の会社っぽい雰囲気があるのだが、実際のところ何処で製造されたものかは不明。(なんだか不明な点が多いな) 続きを読む No.5989 まあるいテーブル フジテレビ社員食堂 しょうゆラーメン

No.5988 鳥志商店 博多中華そば味噌

No.5988は鳥志商店、博多中華そば味噌。ここ最近短期間で鳥志商店の製品を3点紹介したが、これは賞味期限間近のものが安く売られていたのに出くわしたからでありこれが最後。スケジュール調整をしきれずにちょっと賞味期限をオーバーしちゃったよ、ごめんなさい。

ところで復刻版(醤油、No.5979)、塩味(No.5984)、味噌(今回)を試食した後、作り方の説明が復刻版と塩味・味噌では少し違うことに気が付いた。見た感じも食べた感じも、栄養成分の詳しい数値からしても麺は全て同じものを使っていると思っていたのになあ。 続きを読む No.5988 鳥志商店 博多中華そば味噌

No.5984 鳥志商店 博多中華そば 塩味

No.5984は鳥志商店、博多中華そば塩味。No.5979復刻版博多中華そばの姉妹品。この二つは見た目や食べた印象からして、麺は同じものを使っているように思われる。

この麺はちぢれが全く無く、10cm強の間隔で離れた二本の丸棒に麺線を巻き付けたような姿で乾燥されている。Webサイトによるとこの形状は『鳥志商店独自の鳥志掛け』として意匠登録されているらしい。約60時間かけて乾燥させたとかで、作るのに時間がかかるから安くはできないよなあ。奇しくも北海道の藤原製麺や菊水(や旧とかち麺工房)も長時間の自然乾燥を売りにしており、北と南で同じようなアプローチでの乾燥工程を実施していることになる。 続きを読む No.5984 鳥志商店 博多中華そば 塩味

No.5979 鳥志商店 復刻版 博多中華そば

No.5979は鳥志商店、復刻版 博多中華そば。鳥志商店は大正7年(1918年)に福岡で創業し、そうめんを製造してきて1982年にラーメンの製造に進出。1996年から現在に続く無添加健康麺を発売。i-ramen.netコレクションでも1996年のものを所有しており、最初に出会ったときは一般的な即席麺とは随分違う麺の舌触りに新鮮さとある種の懐かしさを感じたもの。

この製品は復刻版と称しているが、大昔にオリジナルがあったというわけではなさそうで「戦前の博多ラーメンは醤油味であったことから」(同社Webサイトより)付けた名前のようだ。 続きを読む No.5979 鳥志商店 復刻版 博多中華そば