カテゴリー別アーカイブ: 4海外

No.7471 Apollo (Mauritius) dan Bol Roasted Beef Flavour

No.7471はモーリシャスのT&T International Foods、Apollo dan Bol Roasted Beef Flavour。モーリシャスはアフリカ大陸の東にあるマダガスカル島のさらに東にある、面積2,000km²強で人口120万人程度の小さな島国。だが同社はここに即席麺の生産工場を持ち、1980年から生産を行なっている。決して中国等に生産を委託する実質代理店や商社ではない。今回紹介するカップ麺のApollo dan Bolは2016年の発売。

▲会社は右端の赤いピンの位置にある
西はマダガスカル島、その西はアフリカ大陸

▲T&T International Foods
今回の品はこの工場で作られた
69 La Tour Koenig Street,
Industrial Estate,
Pointe aux Sables,
Mauritius

▲工場から海まで直線距離で200m
南の島、行ってみたいな

パッケージは英仏語併記で、今回の品はフランスで販売していたもののいただき物。こんな製品に触れていると海外へ行きたい病が発症してしまうよ。

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No.7470 維力食品工業 (Taiwan) 素飄香 蔘湯麵

No.7470は台湾の維力食品工業、素飄香 蔘湯麵。高麗人参味の袋麺。粉末スープの原材料名を見ると一応高麗人参の粉末が入っていることになっており、何かきっと体に良いことがありそうな印象を持つが、購入価格は15TWD(約70円)と安価な製品なので過度な期待は禁物。台湾式ベジタリアン向け食品で一番厳格な「全素」扱いで、動物性素材やネギ・乳製品等を使っていない。

台湾では今回の品以外にも他社でいくつかの高麗人参味即席麺が存在する。また今までに何度も當歸(当帰)を使った製品を紹介していて、即席麺に薬膳としての機能を持たせることが(日本より)一般的なのだろう。価格も普通の製品と比べて高くない。

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No.7469 Picnic (Thailand) Green Curry Flavoured Instant Noodles

No.7469はタイのWell-Grow、Picnic Green Curry Flavoured Instant Noodles。ウチで初めて扱う会社の製品。台湾で購入したもので、説明書きは全て繁体中文による。

社名やブランド名で検索すると製品画像はいろいろと出てくるのだが、会社についての情報が全然出てこない。過去タイへ行った際にもこの会社の製品を見掛けたことはなく、もしかしたら輸出専門の会社なのかも?検索した製品画像にも説明書きがタイ文字で書かれているのは全くなく、英語・繁体中文・アラビア語のみ。あと一応HALAL認証品で、イスラム圏への輸出がある様子。謎の多い製品で、探究心が燃え上がるな。

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No.7468 統一企業 (Taiwan) 統一麵 肉燥風味

No.7468は台湾の統一企業、統一麵 肉燥風味。豚肉そぼろ味。古風なデザインで、袋版の発売は1971年。もう半世紀以上の歴史を持つ(カップ版は不明)。台湾製即席麺の黎明期に発展を牽引した製品の生き残りという意味で、日本で言えばチキンラーメンやサッポロ一番に相当する位置付けだといえよう。台湾でコンビニやスーパーへ行くと、数種類の姉妹品を含めてこの横縞模様の統一麵が必ず置かれている。

▲袋版の統一麵 肉燥麵(風味)(2011年)

▲昔の統一麵 肉燥麵(風味)(2006年)
イラストを含め殆ど変わっていないね

ウチがカップ版の肉燥風味を紹介するのは2006年のNo.3348以来18年ぶり。YouTube動画を始めたのがNo.3370以降なので僅かに間に合わなかった。よってTonTanTin動画で本製品を扱うのは今回が初めて。

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No.7467 維力食品工業 (Taiwan) 一度贊 剝皮辣椒雞肉麵

No.7467は台湾の維力食品工業、一度贊 剝皮辣椒雞肉麵。レトルトの具材が付いた高級カップ麺で価格は47TWD(約219円)。リアルな肉が入った製品なのだから、日本の相場で見るとお買い得だと思う。

製品名を見た際に「剝皮」は鶏肉を修飾する語だと解釈したが、少し腑に落ちない部分があるので後に調べてみたところ、台湾の東部に「剝皮辣椒」という青唐辛子を油で揚げた後に皮を剥いで醤油漬けにした特産品があることが判明した。この食材に接するのは初めて。

日本の製品でもそうだが、即席麺を通じてローカルな珍しい食材に触れることが出来るのは、(美味しい不味いを問わず)新しい体験が出来るという意味で有難いと思う。

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No.7466 King Pot Noodle (U.K.) Beef & Tomato Flavour

No.7466は英国のUnilever UK、King Pot Noodle Beef & Tomato Flavour。ポットヌードルといえば不味いカップ麺というのが英国のみならず全世界の共通認識であり、ウチでは2001年に初試食、同製品の危険性・凶暴性を日本語で最も早い時期にネットで発信したと自負している。

▲私の初Pot Noodle体験(2001年)

そんなPot Noodleに風の噂で大盛り版「キング」が存在していると聞いた。今回幸運にも入手でき、手にしてみると妙にカップが細長い。測ると縦寸法が135mm、口径の最大部がΦ95mmなので縦横比が1.42もある。そして重量は114g、標準品は90gなのでたっぷり満足(?)できるだろう。

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No.7463 維力食品工業 (Taiwan) 真爽 黑胡椒牛肉風味麵

No.7463は台湾の維力食品工業、真爽 黑胡椒牛肉風味麵。真爽は安価でメリハリの効いた味の製品群で、カップ版も存在する。今回の品は漢字を見れば日本人でもどのような味なのかがすぐに想像できるだろう。姉妹品の 精燉豬肉風味麵をNo.7438で紹介している。

今回の品を含め台湾の袋麺では二つの作り方をサポートするのが一般的。一つは「沖泡」で丼に麺や調味料を入れてお湯を注いで蓋をするもの。もう一つは「快煮」で鍋で麺をゆでるチキンラーメン式。日本では質感の優位性でほぼ「快煮」式に収束したのに対し、台湾では「沖泡」も現役であり、作り方説明が「快煮」だけの製品は極めて少ない。火を使わないのが喜ばれるのかな。

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No.7461 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐Gold 熗牛肉麵

No.7461は台湾の統一企業、滿漢大餐Gold 熗牛肉麵。レトルトの牛肉が付いたノンフライ高級カップ麺。射出成型の硬質樹脂で作られたカップはΦ180mm、高さ90mm。製品質量が198gもある大柄な製品。

No.7451で姉妹品の金牛肉麵を紹介し、総合評価★4.0という私が滅多に出さない高得点を付けたこともあり、今回の品も卓越した良い出来を期待する。89TWD、日本円にして約414円もする高額即席麺なので、出来が良くて当たり前でもある。

「熗」は日本には無い字で読みはチャン(qiàng)、材料をさっと茹でてから調味料を加えて混ぜ合わせるという意味。姉妹品の「金」とは意味合いが異なる単語だね。

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No.7460 味丹企業 (Taiwan) 双響泡 日式雞白湯麵

No.7460は台湾の味丹企業、双響泡 日式雞白湯麵。双響泡は麺が二個(合計90g)入っている大盛りカップ麺シリーズで、日本のスーパーカップやデカうま、ごつ盛り辺りに相当するもの。

▲ハウス食品 王風麺(1983年モノ)
白湯スープの名を日本に広めた立役者
ポーク基調で、豚骨ラーメンのうまかっちゃんにも通じる味

今回の品は「日本式」の鶏パイタンスープ味ラーメンなのだが、正直私は日本と中国・台湾の白湯スープの違いを判っていない。私が白湯スープという味に初めて触れたのは1979年に発売されたハウス食品の王風麺であり、これが自分にとって白湯味の原器・出発点なのだ。王風麺は私の大好物だったので、今でも両の瞳を閉じりゃ、うま味や香りが鼻孔の中に蘇ってくるようだ。

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No.7459 維力食品工業 (Taiwan) 一度贊 番茄牛肉麵

No.7459は台湾の維力食品工業、一度贊 番茄牛肉麵。一度贊はレトルトの肉塊入り高級袋麺シリーズ。番茄はトマトのことで、牛肉のトマト煮込み麺。購入価格は45TWD(約210円)で袋麺としては高いが、レトルトの具が付いていると思えば妥当だろう。

統一の滿漢大餐、味丹の味味一品、臺灣菸酒TTLといった他社のレトルト付き袋麺も同じような高価格だが、全てが作る際に鍋でゆでる方式に加えて丼お湯入れ方式もサポートしている。余所者の素人考えだが、丼お湯入れ方式を外して鍋でゆでて作るのみに絞れば麺質をもっと良く出来るだろうと思うのだ。だがそれをしないのは、台湾では丼お湯入れ方式が深く根付いているからだろう。

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