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No.7342 食族人 (China) 麻辣爆肚粉 (春雨スープ)

No.7342は中国の河南食族人食品科技、食族人 麻辣爆肚粉。辛い(牛の)内臓味春雨、という感じかな?日本の製品ではあり得ないようなインパクトの強いパッケージと味である。

▲No.6657食族人 私房牛肉面(2019年購入)
こちらはノンフライの小麦麺、味は意外に堅実

同社の製品はかつてNo.6657で私房牛肉面を紹介している。これは豪州のアジア食材店で遭遇し、今回の品以上に荒々しいパッケージに惹かれて購入した。こんな製品は絶対に日本に入ってこないよなー、と思ったものだが、今では日本語化されて国内で入手できる。いい時代になったものだ。

▲中身はこんな感じで小袋が六包。
小袋に大きな字で「醤」とか「粉」とか書いてあるのは漢字圏の人間には有難いが、もうちょい集約できないかな?
(右端の胡麻ペースト以外は先入れ)

さほど大きなカップではないのだが、中には春雨の他に調味料の小袋が六包+折り畳みフォークがぎゅうぎゅうに詰め込まれている。作るのが面倒くさそうだな。

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No.7327 颐海国际控股 (China) 海底捞 旨辛牛肉粉

No.7327は中国の颐海国际控股、海底捞 旨辛牛肉粉。英語表記はYiHai International Holdings、Haidilao Spicy Beef Noodles。じゃがいも澱粉の春雨で牛肉味。

近年海外の即席麺を日本へ導入する動きが盛んになり、日本語化されたパッケージを目にすることも増えてきて有難い。ようやく日本も鎖国状態を止めて開国したようなもの、といっても今まで日本が海外製品を拒絶していた訳ではなく海外勢が遠慮していただけなのだが。

今回の品も日本向けに「旨辛牛肉スープ春雨」という製品名表記があり、作り方の説明や原材料・栄養成分表記も日本の流儀に則っている。

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No.7063 今麦郎日清 (China) МАСТЕР КАН Лапша с Говядиной и Острым Соусом

No.7063は中国の今麦郎日清、МАСТЕР КАН Лапша с Говядиной и Острым Соусом。和訳するとカン先生のビーフ&ホットソース麺てな感じ。トロリーろばくん(さん)がキルギス共和国で購入したもので、説明書きはロシア語と(たぶん)キルギス語の併記。

そもそも今麦郎は日清食品との提携を2015年で解消したはずなのに、何故社名が今麦郎日清なのかが謎。輸出事業は関係が継続しているのかな?

そしてМАСТЕР КАН(Master Kan)という製品名も謎。業界で世界一の規模を誇る中国の康師傅は英語表記がMaster Kong、まるで誤読や勘違いを誘っているようだ。謎多き製品。

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No.6701 旺旺食品集団 (China) 哎呦 Q米面 芝麻拌面

No.6701は中国の旺旺(ワンワン)食品集団、哎呦 Q米面 芝麻拌面。ごまだれ汁なし米粉麺。元来旺旺は台湾の食品会社であり、飲料やスナック菓子の製造を主業務とする。一応即席麺も扱っているが小規模で、過去試食したものはインドネシアで製造されたものだった。その後中国大陸へ進出し、ここでは本腰を入れて即席麺事業に取組むこととなる。

▲旺仔ちゃん

今回の製品では表示が控えめだが、旺旺のイメージキャラクタの旺仔ちゃん。台湾の空港でこの絵が付いたカートをよく見掛けたけれど、上を向いた眼や舌を出した表情、手足を大の字に広げてオムツ?のような服を着て、お世辞でも頼りになりそうな印象を与えるとは思えない。ゆるキャラ路線だね。

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No.6667 统一企业 (China) 满汉大餐 台式半筋半肉牛肉面

No.6667は中国の统一企业满汉大餐 台式半筋半肉牛肉面。元々滿漢大餐は台湾の統一企業が発売したレトルトの肉塊入り高級即席麺(袋およびカップ)のブランドであるが、台湾統一の子会社でもある中国统一もこの名を拝借して裕福層へ向けて出したのが今回の品である。

射出成型によるカップの開口部は円形だが、底へ行くにつれて五角形に変形してゆく複雑なもの。東洋水産のQTTAも類似の造形(こちらは円から四角形)。私は昔三次元のモデリングをしていた経験があり、習熟のためこのような断面形状が徐変する立体を多数作ったもの。当時(20世紀末)hpのワークステーションを使ってたが、今なら安いノートPCでも同等以上のことが簡単に出来るんだろうな。

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No.6660 湖南神宮食品 (China) 手擀面风味 上汤炖鸡味

No.6660は中国の湖南神宮食品、手擀面风味 上汤炖鸡味。No.6607で姉妹品の重庆麻辣烫 麻辣大餐を紹介しており、これは中華麺と春雨のハイブリッド即席麺という珍妙な製品だったが、今回の品は一般的な中華麺である。

「手擀面」をGoogle翻訳にかけると手巻き麺、Hand rolling noodlesとなる。「擀(gǎn)」という漢字は初めて見るのだが、棒状のものを回転させて小麦粉の生地などを平らに薄く延ばすことらしい。ちなみに「炖(dùn)」は肉類の塊を水に入れてとろ火で柔らかくなるまで長時間ぐつぐつ煮る、という意味の動詞とのこと。漢字は奥が深いなあ。でもこういうのを調べるのは結構楽しい♪

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No.6657 食族人 (China) 私房牛肉面

No.6657は中国の河南食族人食品科技、食族人 私房牛肉面。中国語の「食族人」をGoogle翻訳にかけると「人食い/Cannibal」と出てきてギョッとするのだが、たしかに野蛮そうで角が生えたムキムキマン(牛?)が鼻息を荒くしている図を見ると、少なくともあんましお上品な製品ではなさそうだ。

さすがに今の時代なら冗談で済まされるだろうが、50年ぐらい前に「中国の奥地に『人食い』って即席麺があるらしいゾ」なんて噂を耳にしたら、結構多くの人が本気で「まさか人肉風味か?」と思ってしまうだろう。まあよくこんな奇抜な名前とパッケージのグラフィックを採用したものだと感心する。

▲この会社の製品はみんなこんな感じ。よくやるよ。

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No.6635 康师傅 (China) 面館Express 私房红烧牛肉面

No.6635は中国の康师傅控股(Master Kong Holding)、面館Express 私房红烧牛肉面。康师傅は中国一の規模を持つ即席麺メーカであり、それは即ち世界一ということでもある。

中国の即席麺市場は乱立と価格競争の時代を経て成熟・多様化しつつあり、様々な高級品や健康志向製品が出てくるようになってきた。今回の品はレトルトの牛肉が付く超高級品ともいえる領域に位置付けられるもので、台湾の統一、滿漢大餐の中国大陸版みたいなものだと思われる。いただき物だが購入価格は約20RMB、日本円換算で300円(!)とのこと。8年前に中国へ行った時は大柄のカップ麺でも3.5RMBぐらいが相場だったのになあ。

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No.6627 河南丽星亿源食品 (China) 嗨吃家 酸辣粉

No.6627は中国の河南丽星亿源食品、嗨吃家 酸辣粉。酢っぱ辛い春雨である。社名を日本の漢字に直すと麗星億源食品、英文はHenan Lixing Yiyuan Food、Haichiji Suan La Fenとなる、って読みをアルファベット化しただけか。

カップは無漂白でザラザラしたクラフト紙のような材質であり、昔のカップアイスみたいな構造である。このカップにお湯を注いだら漏れてびしょびしょになるのではないか?と不安になったが、説明書きを読むと普通のカップ麺と同じ作り方て良いようだ(注水線もあった)。フタに写っている人物は八两金(ボビー・イップ Bobby Yip)という香港生まれの俳優らしい。

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No.6611 日清食品 (China) 日清拉王 九州黑蒜油豚骨风味

No.6611は中国の日清食品、日清拉王 九州黑蒜油豚骨风味。No.6581で姉妹品の中华街担担面风味を紹介している。現在の中国版ラ王たる拉王は全て日本のラーメンを模した製品群になっているが(昔はそうでもなかった)、今回の品の形状であるどんぶり型カップが三種類、縦型カップも三種類、袋麺が二種類ある。この三種類のパッケージの全てに九州黑蒜油豚骨风味が用意されており、拉王の中核を為す味である。

▲縦型カップ版の拉王 九州黑蒜油豚骨风味

縦型カップ版の九州黑蒜油豚骨风味はNo.6342で紹介している。パッケージの図柄は似ているけれども付属品の内容は異なっており、単なるサイズ違いではないようだ。

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