カテゴリー別アーカイブ: 50海外のカップ麺

No.6638 Nissin Foods (Germany) Soba Yakitori Chicken

No.6638はドイツの日清食品、Soba Yakitori Chicken。製造はハンガリーで北欧向け仕様(たぶん中身は他地域と共通のもの)。焼き鳥チキン味というのがなんとも珍しい。まあ「焼き鳥」という言葉の中にチキンも含まれるようなものだが。

ドイツ日清のSobaには「Teriyaki」味もあり(No.6059で袋版、6094でカップ版を試食)、このほかにもPeking Duck(北京ダック、なぜBeijingではないのか?未試食だが入手済み)味なんてのもある。日本人にはあまり馴染みのないようなチキン味の焼そばで攻めているなあ~、と感心してしまうよ。(照り焼きは鶏に限らないか)

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No.6635 康师傅 (China) 面館Express 私房红烧牛肉面

No.6635は中国の康师傅控股(Master Kong Holding)、面館Express 私房红烧牛肉面。康师傅は中国一の規模を持つ即席麺メーカであり、それは即ち世界一ということでもある。

中国の即席麺市場は乱立と価格競争の時代を経て成熟・多様化しつつあり、様々な高級品や健康志向製品が出てくるようになってきた。今回の品はレトルトの牛肉が付く超高級品ともいえる領域に位置付けられるもので、台湾の統一、滿漢大餐の中国大陸版みたいなものだと思われる。いただき物だが購入価格は約20RMB、日本円換算で300円(!)とのこと。8年前に中国へ行った時は大柄のカップ麺でも3.5RMBぐらいが相場だったのになあ。

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No.6633 Maggi (Malaysia) Beef Flavour Noodles(オセアニア向け)

No.6633はマレーシアのNestlé、Maggi Beef Flavour Noodles。Nestléはマレーシアに大きな生産拠点を持っており、ここから自国内消費のみならずシンガポールやオーストラリアを含むオセアニア諸国へ製品を輸出する(フィジーおよびパプアニューギニアでは袋麺の自国生産を行っている)。今回のビーフ味ヌードルはフランス領ポリネシアのタヒチで入手したもので、マレーシア国内版およびシンガポール向け版には無い味である。

っとサラッと書いたが、Nestléの即席麺事業はとてつもなく複雑で(半分ボヤキになってしまうが)ここまで調べ上げるのにどれだけの時間を費やしただろうか。でもようやく全貌が見えてきたよ。

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No.6630 Fantastic Noodles (Australia) Oriental

No.6630はオーストラリアのFantastic Snacks、Fantastic Noodles Oriental。製造はタイ。それなりの規模がある豪州の即席麺市場において、同国企業としてはこのFantasticとSuimin、そしてNestlé(Maggi)の三社で大半を占めている。

しかしFantasticとSuiminは実質的に同じ会社であり(EANコードの企業項も同一)タイからの輸入、Nestléはマレーシアからの輸入(全数かどうかの確証は無いが、東部で見た限りはすべて)であり、ほぼオフショアで生産する構図となっている。豪州のスーパーをまわってこの事実を知り、大きな国なのに意外だなあと驚いた。

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No.6628 Gallo (Spain) Nissin Soba Original

No.6628はスペインのGallo、Nissin Soba Original。今回の品はドイツ日清がハンガリーの工場で作った製品をスペインの食品会社Galloが販社となって同国内で展開するもの。No.6533で同じ形態である袋版のSobaを紹介している。Gallo版Nissin Sobaのバリエーションは本家ドイツ日清版とでほぼ共通なのだが、今回のOriginal味だけは本家版には存在せず、このGalloブランドけに用意されるものである。

▲右のスペイン版は箸がフォークに代わっている

過去ウチではやはり黄色いキャップが付いたClassic味をNo.4983等で試食しており、てっきりこれがOriginal味に改名したものだと勘違いしていたが、よく見るとキャップの黄色が微妙に違う色だった。

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No.6627 河南丽星亿源食品 (China) 嗨吃家 酸辣粉

No.6627は中国の河南丽星亿源食品、嗨吃家 酸辣粉。酢っぱ辛い春雨である。社名を日本の漢字に直すと麗星億源食品、英文はHenan Lixing Yiyuan Food、Haichiji Suan La Fenとなる、って読みをアルファベット化しただけか。

カップは無漂白でザラザラしたクラフト紙のような材質であり、昔のカップアイスみたいな構造である。このカップにお湯を注いだら漏れてびしょびしょになるのではないか?と不安になったが、説明書きを読むと普通のカップ麺と同じ作り方て良いようだ(注水線もあった)。フタに写っている人物は八两金(ボビー・イップ Bobby Yip)という香港生まれの俳優らしい。

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No.6625 Antaar&s (Italy) Arnaboldi Makegusto Parmesana

No.6625はイタリアのAntaar&s、Arnaboldi Makegusto Parmesana。ノンフライのカップパスタでチーズ(パルミジャーノ)味。姉妹品のCarbonara味をNo.6615で紹介している。

最近は同じイタリアのInsta Cup(Liodry Foods)やコロンビアのDoria、ブラジルのNissin等のカップパスタを食べてきたが、どれもみな麺の湯戻りに難があり、楽しく試食を行うには至らなかった。欧州や中南米の製品は日本の水との相性が悪いのだろうか?ちなみにNo.6364で中国の日清カップパスタ(可意粉)を試食したが、これはとてもいい感じの麺だった。

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No.6623 Nissin Foods (Mexico) Maxi Sopa Nissin Cuchareable, Sabor a Camarón Picante

No.6623はメキシコの日清食品、Maxi Sopa Nissin Cuchareable, Sabor a Camarón Picante。Cuchareableはバケツ(っぽいモノや形)のことで、カップが大柄であることの比喩表現っぽい。Camarón Picanteはピリ辛エビ味である。

今年に入りメキシコ製Cup Noodlesの紹介を二度行い(No.6601、6619)、どちらも外装に「Hecho en México(メキシコ製)」と書かれた鷲のマークが印刷されていたのに今回の品はそれが無い。日清グループは製品に対する情報の記載が厳格に管理されているので鷲のマークが無いということはメキシコ製ではない証なのだろう。米国ではなくブラジル製かな?

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No.6619 Nissin Foods (México) Cup Noodles Hot Sauce Sabor a Carne de Res

No.6619はメキシコの日清食品、Cup Noodles Hot Sauce Sabor a Carne de Res。ピリ辛牛肉味。英語とスペイン語がチャンポンになっており、これでイイのか?と疑問に思うのだが、現地の人が意味を理解できればそれでいいのかな。まあ日本だって英語と日本語がごちゃ混ぜになっている語句はいくらでも氾濫しているしね。

La Botanera」と書かれたサルサソースの小袋が付いている。調べてみたらメキシコで有名なソースのブランド名だった。海外でもこういう味に関わる部分での企業間コラボがあるんだな。(即席麺の味に直接関わらない例ならいくつかあるんだけど)

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No.6615 Antaar&s (Italy) Arnaboldi Makegusto Pasta Carbonara

No.6615はイタリアのAntaar&s、Arnaboldi Makegusto Pasta Carbonara。ウチで初めて扱う会社で、イタリア製のカップパスタである。しかしAntaar&sって本当は何て読むんだろう?Google翻訳様に放り投げてイタリア語で読んでもらったら「あんたレンであっすぃ」みたいな発音だったのでYouTube動画もそのように喋っておいた。No.6575等で同じイタリアのLiodryFoods社によるInsta Cupを紹介したが、これと造りは違うものの製品の狙いとしてはよく似ているものに感じられた。ノンフライのパスタだと麺を油で揚げる工程が無いので零細企業でも参入しやすいのかな?

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