カテゴリー別アーカイブ: 50海外のカップ麺

No.6561 Maggi (Manaysia) Hot Heads Seafood Mee Goreng

No.6561はマレーシアのNestlé、Maggi Hot Heads Seafood Mee Goreng。シンガポールで購入した激辛カップミーゴレンだが、マレーシアの人からこんなの知らんぞ、とコメントを頂いた。

調べてみるとどうも「Hot Heads」シリーズはシンガポール専売品であり、マレーシアでは「Pedas Giler」という激辛シリーズがこれに相当するらしい。ちなみにインドでも袋麺のHot Headsシリーズがある。まったく、Nestlé即席麺の世界戦略は複雑怪奇・魑魅魍魎で全貌を把握するのがとても困難だ。まあそれだけ販売国に合わせてキメ細かく最適化を図っているという証でもあろうが。

続きを読む No.6561 Maggi (Manaysia) Hot Heads Seafood Mee Goreng

No.6559 Insta Cup (Italy) Fettuccine Carbonara

No.6559はイタリアのLiodry Foods、Insta Cup Fettuccine Carbonara。パスタの一種、フェットチーネ。イタリアの即席麺は過去Star社の製品を何度か試食しているが、実はこれポーランドの味の素が製造したもの。殆ど同じ製品がスペインのGallina Blanca社からも出ており、Star社が主体的に開発したとは思えない。それに対し今回のInsta Cupはイタリア製であることを高らかに謳っている。

Insta Cupシリーズにはパスタ以外にも姉妹品としてカップご飯、クスクス、キヌアといったバリエーションがあり、日本のカップ麺とはかなり異なる価値観の下で企画されているように思われる。

続きを読む No.6559 Insta Cup (Italy) Fettuccine Carbonara

No.6557 Indomie (Egypt) Beef Flavour (Cup)

No.6557はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Beef Flavour (Cup)。えっ?Indomieってインドネシア産じゃあないの?と思われた方も多いだろうが、Indomieは主にイスラム圏のあちこちでライセンス生産されるWorld Wideの即席麺ブランドなのだ。そしてこの品が私にとって初のアフリカ製即席麺の試食となる。嬉しい!

▲エジプトのスーパーにて

アラビア文字は右から左に記述するので、使用するソフトウエアが対応していないとうまく表示できない。動画編集で使っているAdobe Premire Elementsも非対応なのでタイトル文字を一文字毎にコピペして逆方向に並び替える作業を強いられてしまったよ。

続きを読む No.6557 Indomie (Egypt) Beef Flavour (Cup)

No.6556 永南食品 (Hong Kong) 公仔碗麵 五香肉丁味

No.6556は香港の永南食品、公仔碗麵 五香肉丁味。英語表記はWinner Foods、Doll Bowl Noodle Spiced Pork Cubes Flavourとなる。永南食品は日清食品グループ傘下にあり、香港の日清食品よりも安価なレンジを受け持つ。中国大陸側には珠海金海岸永南食品という子会社がある。

香港のデモは理工大が陥落して一旦沈静化したが、この先どうなるかは不透明。香港の街は即席麺探しでいろいろ歩いたのでどうしても動静が気になってしまう。今の対決姿勢のままデモが先鋭化すると参加者にとって生命の危機や不本意な扱いを一生強いられる可能性があるので、無責任に頑張れとは言えないのがもどかしい。

続きを読む No.6556 永南食品 (Hong Kong) 公仔碗麵 五香肉丁味

No.6555 楽 (France) Tanoshi Japon Saveur Légumes et Sauce Soja

No.6555はフランスのDistriborg、 楽 Tanoshi Japon Saveur Légumes et Sauce Soja。野菜醤油味で製造はベトナム。

ここ最近フランス市場向け製品を試食紹介する機会が多いので、即席麺で頻出するフランス語を少しは読めるようになってきた。フランスで突然スーパーの即席麺売場に放り込まれたとしても、鶏・牛・海老・野菜ぐらいの区別は付けられる。とはいっても発音や記述は全く判らないままだ。このブログやYouTube動画を作る際に、éèêěëēęのような補助記号の付いた文字を出すのにも毎回悩んでいる。(フランス語だけじゃないけれど)

続きを読む No.6555 楽 (France) Tanoshi Japon Saveur Légumes et Sauce Soja

No.6554 味王 (Taiwan) 力加麵 Rika Classic Wo-Mien Cup

No.6554は台湾の味王(Ve Wong)、力加麵 Rika Classic Wo-Mien Cup。パナマ市場向けに特化された製品で、No.6492で姉妹品の袋麺版を紹介している。

台湾の即席麺がなぜわざわざ遠い中米のパナマへ向けて専用パッケージで輸出されているのか?どうにも不思議に思っていたのだが、調べてみるとかつてパナマは台湾(当時の中華民国)の承認国中でもっとも古く(1909年)から国交を持っていた国であり、深い関係を築いていたらしい。しかし2017年6月に台湾と断交、代わって中国との国交を樹立した。中国による経済援助という名の借金漬けで、パナマも経済植民地化されてしまうのかな・・・

続きを読む No.6554 味王 (Taiwan) 力加麵 Rika Classic Wo-Mien Cup

No.6552 楽 (France) Tanoshi Japon Saveur Crevette Yosenabe

No.6552はフランスのDistriborg、楽 Tanoshi Japon Nouilles Japonaises Saveur Crevette Yosenabe。海老の寄せ鍋味。って、こんなものがフランスではカップ麺のスープになっちゃうのか!

Yosenabeがどんな料理か想像がつく人は極一部の日本通しかいないだろう。フタに小さく調理例写真が載っているが、鍋は見えずに器しか写っていない。この楽(Tanoshi)のヘンテコリンな味のバリエーションはフランス向け日清Cup NoodlesのNouilles Japonaisesシリーズと競い合っているようにも見えるな。生産国はベトナム。

続きを読む No.6552 楽 (France) Tanoshi Japon Saveur Crevette Yosenabe

No.6551 MyKuali (Malaysia) Penang Hokkien Prawn Noodle Cup

No.6551はマレーシアのSky Thomas Food Industries、MyKuali Penang Hokkien Prawn Noodle Cup。漢字で書くと檳城 福建虾汤面となる。マレーシア(やシンガポール)では漢字表記を頻繁に見掛けるが、簡体字と繁体字が混ざっているのが面白い。日本の漢字ってこの二つの中間ぐらいなんだねえ。

この会社は2011年の創業で、2013年5月に即席麺の製造を始めた若い会社だが、同国で親しまれているホーカーズ(Hawkers、安い屋台街)に影響された、少し高級だけど高過ぎない程度の製品群がスマッシュヒットとなり、同国のみならず世界中で認知されるようになった。

続きを読む No.6551 MyKuali (Malaysia) Penang Hokkien Prawn Noodle Cup

No.6550 Nissin Foods (Germany) Cup Noodles Légumes Épicés PIRIKARA

No.6550はドイツの日清食品、Cup Noodles Nouilles Japonaises Légumes Épicés PIRIKARA。Légumes Épicésは辛い野菜という意味。フランス市場向けの製品で製造はハンガリー、HQはドイツ。

少し前の試食記でも書いたけど、フランス人は一般的に辛い料理を好まないらしく、今回のピリカラカップ麺は歓迎されざるものなのだろう。しかしどこの国にも強い刺激を求めてやまない人は一定数いると思われるので、そうした少数派に向けてターゲットを絞り込んだ製品だと思われる。

続きを読む No.6550 Nissin Foods (Germany) Cup Noodles Légumes Épicés PIRIKARA

No.6549 Shirakiku 白菊 (USA) Goku-Uma Yakisoba 極旨焼きそば

No.6549は米国のWismettac Asian Foods Inc.、Shirakiku 白菊 Goku-Uma Yakisoba 極旨焼きそば。製造は日本で、日清食品のU.F.O.(国内版)にも匹敵する直径180mm(フランジ部含む)の大きくて薄い円盤型カップを採用している。

先日No.6505で姉妹品の豚骨ラーメンを紹介しており、この時Wismettac社とは何者かということについて触れている。そして確かな証拠はないけれど、この白菊極旨シリーズは愛知県にある山本製粉製ではないかと推測した。今回の焼きそばを手にして、その思いは一段と深くなったのである。

続きを読む No.6549 Shirakiku 白菊 (USA) Goku-Uma Yakisoba 極旨焼きそば