カテゴリー別アーカイブ: 50海外のカップ麺

No.7466 King Pot Noodle (U.K.) Beef & Tomato Flavour

No.7466は英国のUnilever UK、King Pot Noodle Beef & Tomato Flavour。ポットヌードルといえば不味いカップ麺というのが英国のみならず全世界の共通認識であり、ウチでは2001年に初試食、同製品の危険性・凶暴性を日本語で最も早い時期にネットで発信したと自負している。

▲私の初Pot Noodle体験(2001年)

そんなPot Noodleに風の噂で大盛り版「キング」が存在していると聞いた。今回幸運にも入手でき、手にしてみると妙にカップが細長い。測ると縦寸法が135mm、口径の最大部がΦ95mmなので縦横比が1.42もある。そして重量は114g、標準品は90gなのでたっぷり満足(?)できるだろう。

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No.7461 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐Gold 熗牛肉麵

No.7461は台湾の統一企業、滿漢大餐Gold 熗牛肉麵。レトルトの牛肉が付いたノンフライ高級カップ麺。射出成型の硬質樹脂で作られたカップはΦ180mm、高さ90mm。製品質量が198gもある大柄な製品。

No.7451で姉妹品の金牛肉麵を紹介し、総合評価★4.0という私が滅多に出さない高得点を付けたこともあり、今回の品も卓越した良い出来を期待する。89TWD、日本円にして約414円もする高額即席麺なので、出来が良くて当たり前でもある。

「熗」は日本には無い字で読みはチャン(qiàng)、材料をさっと茹でてから調味料を加えて混ぜ合わせるという意味。姉妹品の「金」とは意味合いが異なる単語だね。

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No.7460 味丹企業 (Taiwan) 双響泡 日式雞白湯麵

No.7460は台湾の味丹企業、双響泡 日式雞白湯麵。双響泡は麺が二個(合計90g)入っている大盛りカップ麺シリーズで、日本のスーパーカップやデカうま、ごつ盛り辺りに相当するもの。

▲ハウス食品 王風麺(1983年モノ)
白湯スープの名を日本に広めた立役者
ポーク基調で、豚骨ラーメンのうまかっちゃんにも通じる味

今回の品は「日本式」の鶏パイタンスープ味ラーメンなのだが、正直私は日本と中国・台湾の白湯スープの違いを判っていない。私が白湯スープという味に初めて触れたのは1979年に発売されたハウス食品の王風麺であり、これが自分にとって白湯味の原器・出発点なのだ。王風麺は私の大好物だったので、今でも両の瞳を閉じりゃ、うま味や香りが鼻孔の中に蘇ってくるようだ。

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No.7457 味丹企業 (Taiwan) 隨緣 椒香豆腐新豬肉麵

No.7457は台湾の味丹企業、隨緣 椒香豆腐新豬肉麵。隨緣は台湾流ベジタリアン向け食品である素食の製品群。調理例写真や製品名称からも判るように、レトルトの大きな豆腐が入っている。そしてベジタリアン向けなのに「新猪肉」を使っているらしい。フタには「OMNI」の文字が躍る。

OMNIは豚肉の代替用途として開発された植物由来の肉もどき。オムニポーク、オムニミートという名で近年アジアの意識高い人向けに広まりつつある素材。即席麺の具としては大豆蛋白質を使ったニセ挽肉が古くから多用されており、これのブランド化とも言えそうだ。本物の肉よりもヘルシーで栄養価が高く、ベジタリアンもニッコニコの夢の食材、かな?

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No.7456 統一企業 (Taiwan) 大補帖 當歸鴨風味細麵

No.7456は台湾の統一企業、大補帖 當歸鴨風味細麵。12年ぶりの試食である。昔は袋版もあったが、現在同社のサイトや台湾のネット通販業者を調べたところカップ版しかない様子。當歸は日本の漢字だと当帰と書く多年草。根を乾燥させて主に婦人病に効く漢方薬として用い、台湾の即席麺では各社から「當歸」を売りとする薬膳製品がいくつも出ている。

▲昔の大補帖 當歸鴨風味細麵(2012年)

で、この製品には料理酒が付いている。即席麺に酒を付けるのは今まで臺灣菸酒TTLの製品をいろいろ紹介してきたが、この大補帖ではそれよりもずっと前からやっていた。薬膳製品に酒が付いているというのは、酒も薬の一種であるという意味なのだろう。(ホントかな?)

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No.7451 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐Gold 金牛肉麵

No.7451は台湾の統一企業、滿漢大餐Gold 金牛肉麵。台湾製の即席麺にはレトルトの肉塊付きという独自カテゴリーが存在し、統一の滿漢大餐や維力の一度贊、味丹の味味一品等がこれに相当する。一方で台湾はノンフライの即席麺が少なく、レトルト肉塊付き即席麺も古風な揚げ麺のものばかり。ジューシーな肉を口に含みながら「ここにもっとしっかりした麺があればなあ」と想うことしきりであった。

しかし!2022年11月にノンフライ麺を使う滿漢大餐Goldが登場!早く食べたい、ということで昨年末の訪台に於ける本製品の購入は最優先事項であった。なお価格は89TWDの約414円、日本でも滅多に無いような高額即席麺。

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No.7446 統一企業 (Taiwan) 統一麵 小時光麵館 青蔬椒麻麵

No.7446は台湾の統一企業、統一麵 小時光麵館 青蔬椒麻麵。小時光麵館は台湾では珍しいノンフライ(非油炸)カップ麺の製品群。No.7431で姉妹品の花椒擔擔麵(汁あり)を紹介しているが、今回の品は湯切りを行なう汁なし麺。製品名の青蔬は青菜、椒は花椒、麻は胡麻のこと。

湯切りを行なう汁なし麺なのに、パッケージに湯切りのためのメカニズムは何もない。日本のカップ焼そばが世界に誇る二層シート剥がし方式は望むべくもないが、箸先で穴開け等の安直な方法があるだろうに、何もない。台湾のYouTuberによる本製品の紹介動画を見ると、皆フタの開口部を箸で押さえて湯切りしているため、私もこれに倣うこととした。

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No.7441 統一企業 (Taiwan) 阿Q 生猛海鮮風味 桶麵

No.7441は台湾の統一企業、阿Q 生猛海鮮風味 桶麵。阿Qといえば阿Q正伝、魯迅の小説だね。また特に台湾では「Q」という文字が「もちもちした弾力がある食感」という意味で使われるので、ダブルミーニングとして制定したブランドなのだろう。昔(30年ぐらい前)は袋版だけだったのが後にカップ版(桶麵)も登場し、現在では袋版が消滅してカップ版のみとなっている。

▲袋版の阿Q(1997年)
この頃はまだ写真撮影が下手クソでシワだらけだ

阿Qには五種類の味が用意されているのだが、今回シーフード味を選んだのは「生猛」という単語に心を奪われたから。猛々しく生きる:なんだかエビやカニが飛び跳ね上がって襲ってきそうではないか。中国語のニュアンスはきっと違うのだろうと思うが。

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No.7436 統一企業 (Taiwan) 拉麵道 日式味噌風味

No.7436は台湾の統一企業、拉麵道 日式味噌風味。拉麵道は日本のラーメンを強く意識した製品群で、味噌味の他に豚骨味、カップ版の他に袋版もある。

ちなみに前回香港の日清食品が製造する出前一丁で、台湾向けの仕様のみとんこつ味を「猪骨」でなく「豚骨」と表記する謎について言及したが、今回の品も「豚骨」である。台湾でも豚のことを一般的に「猪」と書くのだが、日本との関連を強調する場合は「豚」になるのでは?と推測している。

▲七味唐辛子包が入っている筈なのだが・・・

今回の品、説明書きによると七味唐辛子包が付いている筈なのに入っていなかった。台湾のYouTuberによる製品紹介動画を観るとしっかり入っている。製造不良品に当たっちゃったよ~(泣)

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No.7431 統一企業 (Taiwan) 統一麵 小時光麵館 花椒擔擔風味湯麵

No.7431は台湾の統一企業、統一麵 小時光麵館 花椒擔擔風味湯麵。擔擔は日本の漢字で担担のこと。台湾では珍しいノンフライのカップ麺で、小袋が五包も付属するゴージャスな製品。

台湾では以前から各社ともノンフライの即席麺を持っているが、あまり目立たない小規模生産品ばかりだった(特にカップは)。しかし今回訪台して統一がこの小時光麵館と高級品の滿漢大餐でノンフライ攻勢を仕掛けてきたのを目の当たりにして、こいつは結構本気だ!と理解した。ノンフライ麺の製造設備は揚げ麺とは乾燥工程が異なり多額の設備投資が必要だが、大企業が製品に付加価値を付けて低価格競争から抜け出すには、これが必然の選択なのだろうと思う。

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