カテゴリー別アーカイブ: 50海外のカップ麺

No.6420 ICA (Sweden) Asia Nudel Kopp Kycklingsmak

No.6420はスウェーデンのICA、Asia Nudel Kopp Kycklingsmak。チキン味であり、過去No.6405で姉妹品のGrönsakssmak(野菜味)を紹介している。ICAはスウェーデンの小売チェーン店であるが、私は今までこの国に即席麺の生産工場があるとは聞いたことがなく、今回の製品も中国製の輸入品である。スウェーデンの即席麺では他にPiwa Food社の製品があるが、あちらはタイ製だし。

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No.6417 统一企业 (China) 巧面館 藤椒牛肉面

No.6417は中国の统一企业、巧面館 藤椒牛肉面。藤椒(たんじゃお téng jiāo)とは四川省で採れる香り豊かな山椒の一種で冬山椒とも呼ばれるらしい。フタの調理例写真にある、枝付きで緑の丸い粒々が藤椒なんだな。まあ四川省ということから痺れ系の刺激は覚悟しなきゃならんだろうな。

ウチの庭にもショボい山椒の木が自生しており、葉っぱを摘んでパーンと叩くと少しはそれらしい匂いが漂ってくる。でも花が咲いたり実が成ったりはしないので残念(雌株なのかな?)。まあウチの山椒は背が低くて野良猫が小便をひっかけているかもしれないから料理に使うのはちょっと躊躇してしまうのだが。

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No.6413 Maggi (Malaysia) Fusian Mi Goreng Hot & Spicy

No.6413はマレーシアのNestlé Malaysia、Maggi Fusian Mi Goreng Hot & Spicy。ミーゴレンはインドネシア風焼そばである。

今までMaggi Fusianシリーズはスペイン製のものを四種類紹介してきたし、英国やポーランドなどでもFusianシリーズを展開しているのを知っていたのでてっきり欧州の製品群だとばかり思っていた。しかし今回の製品をいただいてマレーシアのMaggiからもFusianが出ていたことを初めて知り、さらに調べてみると今やオーストラリアやニュージーランドでも製品が出ていることが判明した。う~ん、どうやらNestléはこのMaggi Fusianを世界戦略ブランドとして位置付けているようだな。

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No.6409 KASET (Thailand) Boat Noodle Pork Flavoured

No.6409はタイのThai Ha Public、KASET Instant Bean Vermicelli Boat Noodle Pork Flavoured。この会社は春雨専業であり、袋もカップもパッケージに女性のイラストを載せるものが多い。

ボートヌードルとは一体何ぞや?船の上で食べるための料理かと思って調べてみたら、その昔チャオプラヤ川を通る船乗りに向けて小さなお椀で出された麺料理のことらしい。なるほどタイ版わんこそばという言い方をされるのも頷ける。あと、スープは豚や牛のダシおよび血を使う。タイの街を歩いていると血のスープというのはしばしば見かけることが出来て、それほど珍しいものではないみたいだ。

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No.6405 ICA (Sweden) Asia Nudel Kopp Grönsakssmak

No.6405はスウェーデンのICA、Asia Nudel Kopp Grönsakssmak。野菜味である。ICAはスウェーデンに拠を構える北欧最大の小売チェーン店。ここのPBブランド袋麺は過去No.5656等で何度か紹介したことがあるが、今回は初のカップ麺。カップの隅っこに小さく「Producerad i Kina」と書かれており、訳すと中国生産という意味になる。これは袋麺も同様だった。

製品の外観写真を撮ると、何故かこの製品だけ光が白く反射してしまう(いつも10個ぐらいまとめて撮る)。再撮影しても同じ。で、よーく確認すると実は部分的に霧がかかったようなデザインだったんだ(上や下の写真の左側)、紛らわしいな。

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No.6397 MAMA Cup (Thailand) Spicy Basil Stir-Fried Flavour

No.6397はタイのThai President Foods、MAMA Cup Spicy Basil Stir-Fried Flavour。湯切りをする汁なし麺という意味でNo.6238 MAMA Seafood Pad Kee Mao Flavourの姉妹品である。

日本では早くからカップ焼そばが普及して湯切りをする製品が当たり前のように存在するが、世界規模で見ると湯切りを伴うカップ麺を作る国は意外に限られており、製品数も少ない。また湯切り機構も日本の製品はみな簡単で具の流出も少なく洗練されているのに対し、海外モノは原始的であったり大袈裟な割にはうまくいかなかったりで、厳然とした違いが存在する。

そんな中、このタイのMAMA製品は独自の湯切り機構を採用してヤル気を感じさせる。まだまだ完成度は低いけど応援したくなっちゃうな。

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No.6392 YumYum TemTem (Thailand) Squid with Lime Flavour

No.6392はタイの味の素、YumYum TemTem Squid with Lime Flavour。Squidという単語からイカ味のことだと思ったのだが、パッケージに描かれたイラスト(下に示すフタの絵の方がわかりやすい)を見ると頭部が丸っこいし耳もついていない。口?からは墨ならぬ炎を吹いているし、どう見てもタコである。

タコは悪魔の魚として嫌う地方や宗教があると聞いたことがあるので、ここに属する人たちに嫌悪されないようにOctopusという単語を使わなかったのかな?ちょっと謎である。

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No.6388 寿桃 (Hong Kong) 生麵皇 幼 瑤柱海鮮湯味

No.6388は香港の新順福食品、寿桃 生麵皇 幼 瑤柱海鮮湯味。No.6352で姉妹品の生麺皇 粗 鮑魚静鶏湯味を紹介している。「幼」というのは細い麺という意味で、対する「粗」は太い麺のことらしい。

日本では麺線の太さを表現するのに番手という単位を使う(旧JIS B 9201)。これはシート状の練り物から麺線を切り出す際の刃の間隔のことで、数値が小さい程細い麺になる(正確には幅30mmから何本の麺を切り出すかの数、30番手なら麺幅1mm、15番手なら2mm)。同じ文脈で考えるとこの生麵皇の「粗」は刃の間隔が粗くて麺線が太いものと理解できるのだが、「幼」は一体何なんだろう?幼い=小さい=細かい、ということだろうか?

JIS B 9201 製めん機部品 Parts For Noodle Making Machines、2011年2月廃止
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No.6385 Fantastic Noodles (Australia) Chicken Flavour

No.6385はオーストラリアのFantastic Snacks、Fantastic Noodles Chicken Flavour。つい最近のNo.6381で同じオーストラリアのSuimin Noodle Cupsを紹介したばかりだが、並べて比較してみるとカップの形状や材質、構造などが完全に一致する。おまけにEANコード(バーコード数字、9 310155)の国籍項と業社項も一致するので製造元は一緒なのであろう。

まあトヨタ車で言うならばカローラレビンに対するスプリンタートレノのような兄弟車のようなものか。いや、一応販売者は違うからダイハツのシャルマンのようなものだという方が正確かな(←50歳以上のおじさんネタだね)。

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No.6381 Suimin (Australia) Noodle Cups Chicken Flavour

No.6381はオーストラリアのSuimin Foods、Suimin Noodle Cups Chicken Flavour。このブログでオーストラリア製の即席麺を紹介するのは初めて。i-ramen.netとしては12食目である。

いままで食べた経験では、この国の即席麺は事務的な味とでもいうか麺料理に対する思い入れなど何も無く、単に安くて簡便な食べ物でしかないという印象を持っている。まあこれは欧州における即席麺の位置付けと似ているように思え、アジアの製品とはちょっと毛並みが違うなあと感じていた。

まあ私が最後にオーストラリア製の即席麺を食べたのは2005年5月以来なので、この間に激的な進化・変化が起きていた、かもしれない。

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