カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6749 Budget (Tunisia) Instant Noodles Chicken Simulated Flavor

No.6749はチュニジアのFlavourtech、Budget Instant Noodles Chicken Simulated Flavor。コロンビアで購入したものであり、No.6739で姉妹品のビーフ味を紹介している。同社のWebサイトはアラビア語の他に英語・ロシア語・トルコ語・スペイン語・フランス語を選択可能で、幅広い国々への、輸出主体の企業であることが伺える。

販売する国によっては、合成香料だけを使った製品にはその旨を表示する義務があるようで、Artificial Flavourという表記を頻繁に見掛ける。だがシミュレ―テッドFlavourという言い方はここの製品で初めて見たな。

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No.6748 Sopa Maruchan (USA) Sabor a Carne de Res

No.6748は米国のMaruchan Inc.、Sopa Maruchan Sabor a Carne de Res。中米市場向けで牛肉味。北米市場向けのBeef Flavorに相当する品だと思われる。

▲北米向けと中米向けの対応表

ここひと月ほどで中米向けSopa Maruchanのエビ味(Camaron, No.6733)と鶏肉味(Pollo, No.6743)を紹介してきたが、北米市場向けに相当するそれぞれShrimp味およびChickenとではは、ちょっと味が違うのではないか?と感じていた。今回のCarne / Beef味でも北米と中米での差はあるのか、という点に注意して試食を行った。

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No.6746 Oriental Express (Greece) Grilled Prawn Noodles

No.6746はギリシャのFlavour Factory、Oriental Express Grilled Prawn Noodles。焼きエビ味で製造は中国。同社のWebサイトを見ると今ではパッケージデザインがガラリと変わっている。かやくの小袋には香港の超力(Chewyブランド)名が記されているが、同社は米粉麺が主で小麦麺は殆ど扱っていない筈なので、麺の製造も超力だとは断定できない。

今回の品は去年の3月頭にいただいたもの。それなのに賞味期限は今年の6月中旬で、製造から賞味期限まで15ヶ月以上はあるということになる。この辺の基準は国や会社毎に違うのだが(日本は袋8ヶ月、カップ6ヶ月)、随分と大らかだなあ。

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No.6745 Maggi (Germany) Magic Asia Nudel Snack Ente Geschmack

No.6745はドイツのMaggi GmbH、Magic Asia Nudel Snack Ente Geschmack。Enteは鴨のことである。

本Blogをよく見てくれる人の中には「え?Maggiはあくまでブランド名であって、会社名はNestléだろうに。i-ramen.netの管理人もとうとうヤキがまわったなあ・・・」とお嘆きの貴兄もいるかもしれないが、違うのだ!ドイツだけはMaggiが会社名なのである。ちなみにドイツのNestléも別組織として存在し、相互の関連性はオープンになっている。勝手な推測だけど食品と、コーヒーやチョコのような嗜好品との管轄をハッキリ分離させたかったのではないかと思う。

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No.6743 Maruchan (USA) Sopa Maruchan Sabor a Pollo

No.6743は米国のMaruchan Inc.、Sopa Maruchan Sabor a Pollo。中米市場向けのチキン味である。No.6733で姉妹品のSabor a Camaron(エビ味)を試食しており、米国版のShrimp味とは微妙に違っているように感じたことを報告した。

▲北米及び中米向けチキン味、中米向けエビ味(右)

ちなみにNo.6733中米エビ味ではパッケージのど真ん中に大きな黒の八角形が二個鎮座ましましており、えらく不格好だなあ~と思っていたのだが今回の品にはそれが無い。黒八角形は2019年6月に施行されたペルー向けの警告表示であり、Sopa Maruchanは丁度その6月に買ったために新旧が混在していたようだ。

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No.6742 Aji-no-men (Peru) Sabor Carne (Beef Flavour)

No.6742はペルーの味の素(Ajinomoto del Perú)、Aji-no-men Sabor Carne。ビーフ味である。味の素は50年以上前にペルーへ進出して調味料などを生産・販売してきたのだが、2002年に今回の品である袋版のAji-no-men (Bolsa)を、そして2016年にカップ版のAji-no-men Vasoを発売し、ペルー以外の中南米にも輸出される。

但しブラジルへは日清食品と合弁の日清味の素アリメントス社で即席麺を扱ってきた関係上Aji-no-menは進出していなかったけれど、2015年に全持分を日清へ委譲。今どうなっているんだろう?行ってこの目で確かめたいけど、暫くは無理だよなあ。

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No.6740 Rollton (Russia) Instant Noodles Cheese & Bacon Flavour

No.6740はロシアのMareven Food、Rollton  Instant Noodles Cheese & Bacon Flavour。日清食品グループの会社。バルト三国向けパッケージで、ブランド名の表記はロシア語(Роллтон)ではない。

No.6730で姉妹品のChicken Flavourを紹介している。このときはゆで5分で製作したのだが少しゆで過ぎだと感じたので今回は3分に短縮してみた。だがこの製品は本来鍋でゆでるのではなく丼お湯入れ方式で作るものだと気が付いたのは、今回の試食を終えてからだった。(ラトビア・リトアニア・エストニア語による小さな文字を翻訳するのが面倒くさかったので)

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No.6739 Budget (Tunisia) Instant Noodles Beef Simulated Flavor

No.6739はチュニジアのFlavourtech(このURLはトルコ版)、Budget Instant Noodles Beef Simulated Flavor。コロンビアで購入した品。ええ?チュニジア?あんな、と言っては失礼だが、アフリカ北部の小さな国で即席麺を作っているの?また中国あたりに委託生産してもらったんじゃないのか?と思ったのだが、袋にはちゃんとFabricado  por :(ポルトガル語でMade by)Flavourtech, Tunis, Tunezと書かれていた。

▲コロンビアのスーパーにて

そしてチュニジア製の即席麺がコロンビアで売られていたという事実も、どういう経緯でこうなったのかを想像するだけで十分に楽しいな。

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No.6737 日清食品 (Germany) 出前一丁 東京醤油麺

No.6737はドイツの日清食品 (Nissin Foods Gmbh)、出前一丁 東京醤油麺。またの名をDemae Ramen Tokyo Soy Sauceという。ドイツの日清食品は販社であり、実際の製造はハンガリー。

出前一丁は現在日本ではあまりパッとしない存在なのだが、香港版はそれだけで会社が出来るほどのワイドバリエーションを擁しているのを当Blogで紹介してきた。そして今回のドイツ版も香港に次ぐ規模を誇り、袋麺で11種類の味を揃えている。製品名に地名を含むのは今回の東京醤油麺のみ。二年ほど前には韓式泡菜麺(キムチ味、No.6271)があったのに、いつの間にか消えちゃったな。

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No.6735 ABC President (Indonesia) Super Noodles Chicken Flavour Fried Noodle

▲右下にSedappp

No.6735はインドネシアのABC President、Super Noodles Chicken Flavour Fried Noodle。パプアニューギニア向け製品。右下にはMie Gorengと書いてあるのでインドネシア名物のミーゴレンである。

▲SedaapとSedaaap

その下に「SEDAPPP..」と書いてあるのはたぶんインドネシアで競合するブランド「Sedaap」(Wingsfood社)に当てつけたキャッチフレーズだろう。王者Indofood社も一部製品に「Sedaaap」との表示を入れており、ヘンなところで各社が競い合っていて面白い。ちなみにインドネシア語の「Sedap」は美味しいの意味である。

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