カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6674 日清食品 (Hong Kong) 出前一丁 微辛咖喱味

No.6674は香港の日清食品、出前一丁 微辛咖喱味。微辛といっても英文表記はただのSpicy Curry Flavourである。香港版出前一丁は総勢55種類(カップやビーフン、マカロニ等含む)を揃える、これだけでちょっとした会社が作れそうな大ファミリーであり、その中ではいくつもの系列に分かれている。今回の品は「全辛滋味系列」という刺激系袋ラーメンに属するもの。この系統は最近No.6501で香辣麻油味を紹介している。

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No.6672 永南食品 (Hong Kong) 公仔米粉 雪菜

No.6672は香港の永南食品、公仔米粉 雪菜。英文名はWinner Foods、Doll Mifun Pickled Vegetable Sauce Flavour。公仔は人形(Doll)のことで永南食品のブランド名、米粉はビーフン麺、雪菜は雪の多い地方で採れるアブラナ科葉菜類の一般的な名称とのことだが、英文名ではPickled Vegetableと書かれているので味付・発酵処理されている漬け物のようだ。

この品を香港で購入したのは丁度一年前の2019年4月末。その後6月に民主化デモが勃発、今は新型コロナが世界中に蔓延し、即席麺を探しに香港へ行くなんて当面は不可能になってしまったよ。一年先のことなんて誰にも全く判らないなあ。

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No.6671 Ottogi (South Korea) Odontong Myon

No.6671は韓国のオットギ、オドントン麺。ハングル表記は오뚜기、오동통면。オドントンとはぽっちゃりとかもっちりという意味で、麺の特質を表すもの。購入したのはオーストラリアの韓国系スーパーだが、ハングル表記のみの韓国国内向けパッケージ。

マルちゃん正麺などもそうなのだが、パッケージの背景が金ピカの製品はそれらしい光沢感のある写真を撮るのが非常に難しく、今回も通常の三倍ぐらいの時間を費やした。んでオットギのWebサイトを確認してみると最近リニューアルを行ったらしくパッケージのデザインが変わっていて、こっちならば撮るのがだいぶ楽だったのに〜とガックリしたよ。ちなみに新旧で栄養成分の値は全く同じだった。

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No.6664 Nissin Foods (USA) Sopa Nissin Sabor a Camarón

No.6664は米国の日清食品、Sopa Nissin Sabor a Camarón。エビ味で、No.6656で姉妹品のSabor a Res(牛肉味)を紹介している。米国の日清は北米向けにTop Ramenという袋麺があるが、中米向けにはこのSopa Nissinを輸出する(中米向けカップ麺はメキシコ製)。

今回のエビ味は同じものを二個入手し(自分で買った/人からの頂き物)、両方を食べたら結構印象が異なった。最初に食べたのはまろやかで包み込まれるような味、後で食べたのは痩せた味。見た目と賞味期限は全く同一なのだが製造ロットの違いか?あるいは流通・保管条件の違いか?今回の試食記は好印象だった最初に食べた方のものである。

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No.6663 Paldo (South Korea) Stir-Fried Chicken Noodle

No.6663は韓国のPaldo、Stir-Fried Chicken Noodle with Spicy Soy Sauce。ハングルで書くと팔도、치킨볶음면 매콤간장맛となる。Paldoは元々韓国ヤクルト(한국야쿠르트)の即席麺に付けられたサブブランドであったが、2012年に分社化して独立したもの。

今回の品は麺を茹でた後に(小さじ五杯分を残し)お湯を捨ててソースと絡める、ほぼ汁なし麺の形態を採る。PaldoのWebサイトでは英文ページにのみ紹介があり、ハングルページには相当する製品が載っていない。裏面の作り方説明も英・仏・中文でしか書かれておらず、どうやら輸出専用製品のようだ。

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No.6661 Yatekomo (Spain) Fideos Orientales Barbacoa

No.6661はスペインのGallina Blanca、Yatekomo Fideos Orientales Barbacoa。オリエンタル麺のバーベキュー味である。先日紹介したNo.6659 NestléのMaggi Noodlesが、少量の茹で汁を殆ど麺に吸い込ませる欧州生まれの新しい即席麺であると報告したが、今回のYatekomoも同じ形態を採る(どちらが先かは知らん)。

競合ブランドであるMaggiとYatekomo(+Saikebon等のAjinomoto軍団)が共にこの路線に参入し、この先欧州即席麺四天王で残るNissinやKnorrも続くならば、それがアジアや北米にも波及するのではないかと期待する。

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No.6659 Maggi (Italy) Noodles Gusto Pollo

No.6659はイタリアのNestlé、Maggi Noodles Gusto Pollo。チキン味で製造はウクライナ。No.6576で姉妹品のCurcuma e Zenzero (ウコンと生姜味)を紹介しており、この時は作っても食べてもとても新鮮な驚きがあった。

▲No.6576 姉妹品のウコンと生姜味

なにしろ鍋で沸かすお湯の量は僅か200ml、そして麺を茹でる前に粉末スープと油を小さじ一杯(1tsp)を入れる指示がある。麺を三分茹でるとほとんどスープを吸収してしまい、汁なし麺か焼そばのような状態になっている。食べるとまさに味付け麺になっているのだが、決して悪くない。だけどもこれってほぼ焼そばじゃん、とも思うのだけれど、イタリアのNestleは別途焼そばも持っている

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No.6658 ABC President (indonesia) Nudal Kakaruk(PNG向け)

No.6658はインドネシアのABC President、Nudal Kakaruk。PNG (パプアニューギニア)向けの製品。KakarukはPNGの公用語であるトク・ピシン(Tok Pisin)語で鶏を表し、インドネシアのIndomie Kakaruk(No.6644で紹介)と立ち位置が同じ製品。一方、先日のNo.6652では同じABC PresidentのPNG向けSuper Noodle Chicken Flavourを紹介したが、これとは一体何が違うんだろう?

▲IndomieのPNG向けKakaruk(鶏)味

▲ABC Presidentのもう一つのPNG向け
チキン味袋麺、Super Noodles

総質量は同じ70g、粉末スープにチリパウダーが付くところまでは一緒だが、今回のNudal kakarukには調味油も添付される。栄養成分の値も微妙に異なり、単なるパッケージの印刷違いではなく一応作り分けをしているようだ。

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No.6656 Nisins Foods (USA) Sopa Nissin Sabor a Res(中米向け)

No.6656は米国の日清食品、Sopa Nissin Sabor a Res。牛肉味。米国の日清食品は同国およびカナダ向けの袋麺のとして「Top Ramen」を販売しているが、中米へは今回の「Sopa Nissin」シリーズを出している。日清はメキシコに工場があるのだが、このSopa Nissinは袋の裏面に小さく「Hecha en EUA」と記されており米国製(Estados Unidos de América)。何故メキシコで作らず米国から中米へ輸出するのか、深い謎である。

▲北米向けTop Ramen

▲タイ日清の袋麺(Tom Yum Shrimp Saab Flv.)

Sopa Nissinのパッケージはどこかで見覚えがあるなあ・・・と考えたら、タイ日清の袋麺とソックリなのだった。真ん中を貫く白帯に日清の丼マークが、日清の基本デザインの一つなのかな。

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No.6655 Ottogi (South Korea) Ramyon Sabor Mariscos Picante

No.6655は韓国のオットギ、Ottogi Ramyon Sabor Mariscos Picante。韓国からメキシコ市場へ向けて輸出される製品。表記はスペイン語のみで、ピリ辛の海鮮味である。大きな唐辛子の絵が描かれた本シリーズは他に牛・鶏・海老味が存在する。だが韓国国内向けオットギ即席麺には相当する製品が見当たらなく、どうやらメキシコ向け専用製品らしい。

総質量120gの大柄な製品で他国なら中国の袋麺も同等のレベル。日本はだいたい100g付近で、欧米は80gぐらいのものが多く、フィリピンやタイは60g程度が主流。この値から各国における袋麺の食べられ方・在り方が伺えるね。

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