カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6641 Koyo (USA) Tofu Miso Ramen

No.6641は米国のKoyo、Tofu Miso Ramen。ウチでは初めて扱う会社だが、Koyoという社名を聞いてこれは日本の「光洋」かな?葉っぱのマークの色からすると「紅葉」かも?今回の品に関してみても豆腐やら味噌だのと言っているし、たぶん日系もしくは日本の資本が入った会社なのだろうと思った。

しかしパッケージやWebサイトを見てもそれらしい記述は見当たらなかったし、オマケに製造は中国だときたもんだ。基本は健康志向の製品を扱う会社のようで、日本っぽいイメージを表に出すことで「体にいいでっせ!」と言いたげでもある。会社のスローガンは「an UMAMI Adventure」、さぞかし旨みが際立っているのだろう。

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No.6639 日清食品 (Hong Kong) 出前一丁 麻油味

No.6639は香港の日清食品、出前一丁 麻油味。英文表記はDemae Iccho Classic Series Sesame Oil Flavour。香港の出前一丁はいくつかのシリーズに分かれているのだが、この製品は「經典系列(Classic Series)」に属する最もベーシックなものであり、日本の出前一丁に相当する位置付けだと思われる。

ウチでは昨年九月のNo.6501で姉妹品の香辣麻油味(Spicy Sesame Oil flavour)を紹介しており、また次回No.6640で日本の出前一丁を扱う予定。この三種類は外観がよく似ているけれど、中身は結構相違点があった。結論を言うと日本人には日本の出前一丁が一番良い。

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No.6637 Nissin Foods (USA) Top Ramen Beef Flavor

No.6637は米国の日清食品、Top Ramen Beef Flavor。Top Ramenは2017年10月に中身も外観もガラッと変わった全面リニューアルを行い、今回の試食は新しくなってからの三食目である(No.6487でChickenを、6499でShrimpを紹介している)。

▲昔のTop RamenとMaruchan Ramen(現行)

従来のTop Ramenは波模様をはじめとするパッケージのグラフィックが最大のライバルであるMaruchan Ramenと何となく雰囲気が似ているな~と思っていたが(どちらが先とは言わないが)、今回のリニューアルで完全に決別したと言えよう。なお米国でのシェアはMaruchanの方が上。

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No.6636 Maggi (India) 2-Minute Noodles Masala Spicy

No.6636はインドのNestlé、Maggi 2-Minute Noodles Masala Spicy。北米向け仕様。三年ほど前にも同じような製品をNo.5939で紹介しているのだが、それは新大久保の怪しい店で買ったアジア向け仕様で、今回のものとはちょっと製品の造りが違うように思われる。

パッケージには「Authentic Indian Noodles」と書かれているのでインド系の人やインドの食文化に興味がある人にターゲットを絞った製品なのだろう。それにしてもMaggiのロゴや製品名がデカデカと書かれているのは、これぐらいの自己主張をしないと北米市場では埋もれてしまう危機感の表れかな?

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No.6632 Yatekomo (Spain) Yakisoba Classic

No.6632はスペインのGallina Blanca、Yatekomo Yakisoba Classic。Gallina Blanca社はポーランドの味の素に即席麺の企画と製造を依頼しており、イタリアのStar社Saikebonを含めて似ている製品が多い。そしてこのポーランド味の素連合の仮想敵はMaggiではなくKnorrでもなく、ズバリ日清食品の欧州事業だと思われる。

日清はSobaシリーズで欧州に焼そば文化を浸透させてきたが、今回の品は真正面からこれにぶつけようとする企画である。特に袋の焼そばでは日清が欧州では珍しくフライパンで作る方式を提唱したのだが、これをそっくり踏襲してきた。

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No.6631 Gunz (Austria) Asia Gold Enten-Geschmack

No.6631はオーストリアのGunz、Asia Gold Enten-Geschmack。ドイツ語でEntenが鴨、Geschmackが味である。欧州圏の言語ではsmakとかschmackが「味」の意味になるところが結構多い。欧州の即席麺を食べる中でうっすらと判ってきたよ。

名称にAsiaという語が付くことからもアジアンテイストを意識した製品なのだろう。欧米の即席麺パッケージの調理例写真は丼にフォークが添えられるものが多いが、この製品の場合はちゃんと箸になっている、のだが何だか違和感があるなあ。よく考えたら左から箸が伸びてくる構図は極めて珍しく、(右利きの人が)自分が食べるようには思えないからかな?

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No.6629 La Doña (Panama) Sabor a Carne

No.6629はパナマのLa Doña、Sopa de Fideon Instántanea con  Sabor a Carne。Carneはスペイン語でただの肉のことだが、英文表記の製品名では牛肉になっている。La Doñaは麺だけでなくソースや粉などの食品全般を手広くやっている会社。パッケージの外観は中南米っぽさを感じるもので、アジア的な要素は無かったが、裏面には中国製である旨の表示があった。開封したら粉末スープの小袋には「調味包」という漢字が書かれていた。

この女性がマスコットキャラクターである。現地ではそれなりの認知度があるのか、着ぐるみの人がキャンペーンをやっているようだ(写真はネットから拝借)

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No.6626 日清食品 (Hong Kong) 福 雞汁伊麵

No.6626は香港の日清食品、福 雞汁伊麵。ベトナム製。香港では福字麵とも呼ばれるこのブランドは2013年に香港統一食品から香港の日清食品へ移行したもの。ウチでは過去2008年12月のNo.4019で試食をしているのだが、今回の品のパッケージを見て驚いた!なんと、元々あった鶏の絵がチキンラーメンのひよこちゃんに乗っ取られているではないか!!

「おう!そこのニワトリ、今日から雞汁伊麵のマスコットキャラクターはこのひよこちゃん様がやるんだからとっとと失せろ!俺のバックにゃ日本の日清食品が付いているんだぜ、文句を言えるものなら言ってみろやボケ!」こうして哀れなニワトリ君は追い出されてしまい、その後の行方を知る者は誰もいない。

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No.6622 Knorr (Portugal) Asia Noodles Chili & Lemongrass

No.6622はポルトガルのUnilever、Knorr Asia Noodles Chili & Lemongrass。日本でクノールといえば味の素が持つブランドの一つで洋風のスープが主体。元々はドイツが発祥の食品ブランドだが親会社がいろいろ変わり、2000年にUnilever社(本社はオランダと英国)の傘下となる。日本でユニリーバといえばヘア&スキンケア・洗剤のイメージが強いけれど、欧州ではKnorrブランドによる巨大な即席麺生産企業でもある。

今回の品はポルトガルのUnilever Jerônimo Martins社が販売するので国籍も同国扱いとしたが、EU製品でよくあるように生産国は不明である。

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No.6621 永南食品 (Hong Kong) 公仔麵 重口味 赤湯牛肉味

No.6621は香港の永南食品、公仔麵 重口味 赤湯牛肉味。英文表記はWinner Food、Doll Instant Noodle Strong Flavour Red Soup Beef Flavour。「公仔(Doll)」ブランドの永南食品は日清食品グループの傘下にあり、香港の市場では永南が庶民的、日清が高級品を担当するイメージ。最近日清に吸収された「福」ブランドは永南よりもさらに庶民的なレンジを担う。

永南食品のWebサイトを見ると、重口味というのが独立したシリーズであるように思われるが、まだ今回の品だけしか製品が存在していない。昨今の袋麺としては珍しく単品販売のみで、五個パックは用意されていない様子。

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