カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6473 Nestlé (Ukraine) Maggi Noodles Beef

No.6473No.はウクライナのNestlé、Maggi Noodles Beef。ギリシャ及び西バルカン半島市場向けの製品である。裏面の説明書きはギリシャ語とボスニア語の併記であり解読するのが困難だ。ウクライナにはNestléの大きな工場があるらしく、Maggiの欧州各地域向け仕様の即席麺がここで集中生産されている。

しかしまあ全然飾りっ気のないパッケージだねえ。どうだ凄いだろう美味しいぞ!という訴えかけが皆無で調理例写真を見ても全然食欲を喚起しない。右上の背景にはアジア風の景色が描かれており、遠景の多重塔は日本っぽいけど手前の建物は中国っぽいな。まあ欧州人が考えるアジアなんて日本も中国も似たようなものか。

続きを読む No.6473 Nestlé (Ukraine) Maggi Noodles Beef

No.6471 Mamy (Thailand) Chand Clear Soup

No.6471はタイのPresident Rice Products、Mamy Chand Clear Soup。”Chand”とは何ぞや?と思っていろいろ調べてみたけれど確かな答えは見つからなかった。タイ東部のチャンタブリー州(Chantaburi)の俗称かと思える情報があったけど、それが指すのが麺のことなのかスープのことか料理全体なのかも判断しかねたし。

製品としては米粉によるちょっと幅広(2~3mm)のノンフライ麺であり、タイではセンレックと呼ばれるもの。ベトナムのフォーとほぼ同じ形態。Mamyというブランドは初めて紹介するが、作っているのはMAMAで有名なPresident Rice Products。

続きを読む No.6471 Mamy (Thailand) Chand Clear Soup

No.6469 Agro-Industrias (Panamá) La Parmigiana Sopa Instantánea sabor a Camarón

No.6469はパナマのAgro-Industrias Alimenticias de Veragues、La Parmigiana Sopa Instantánea sabor a Camarón。La Parmigianaはパスタやソース、オリーブ油などを扱う食料品のブランドで、Webサイトを見る限りでは即席麺に関する情報は無い。

パナマといえば北米と南米を結ぶ部分に位置し、また太平洋とカリブ海を運河でつなぐ交通の要所である。しかし国土は狭く人口も400万人程度の小さな国であり、即席麺があること自体が意外に思えた程だが、パッケージの裏面には小さく”Hecho en China”と書かれていた。

続きを読む No.6469 Agro-Industrias (Panamá) La Parmigiana Sopa Instantánea sabor a Camarón

No.6461 Flavour Factry (Greece) Oriental Express Noodles Barbeque Pork

No.6461はギリシャのFlavour Factry、Oriental Express Noodles Barbeque Pork。私はギリシャで購入した即席麺ならば過去に頂いたことがあるのだが、ギリシャ国籍(EANコードの冒頭が520)の即席麺は今回が初めて食べるものである。

ギリシャ語というのは英仏独伊語あたりとはまたちょっと違った視覚的テイストを持っていて、説明書きを読む、というより見ているとΔとかΘ、Π、ξなんて文字がゴロゴロ出てきて異次元空間の浮遊を楽しめる。今回の品は英文の記載もあるので作り方は迷わなくて済むのが幸い。

続きを読む No.6461 Flavour Factry (Greece) Oriental Express Noodles Barbeque Pork

No.6457 Lee Fah (Malaysia) Sarawak Laksa

No.6457はマレーシアのLee Fah、Sarawak Laksa。No.6434で同社のWhite Laksaを紹介している。今回の品はこれからWhiteを取っただけ?脱脂粉乳の乳臭さとココナッツミルクの香りが売りの製品だったけど、これが無くなるとすっぴんのラクサが顔を出してくるのだろうか。

続きを読む No.6457 Lee Fah (Malaysia) Sarawak Laksa

No.6438 Knorr (Hungary) Noodles Cheese & Herbs

No.6438はハンガリーのUnilever Magyarország、Knorr Noodles Cheese & Herbs。社名のMagyarorszáはハンガリー語で自国を表すハンガリーという意味。

過去に姉妹品のチキン味やトマト味を紹介しているが、丼から麺がウネウネと伸びてゆくような、あまり食欲を誘わないパッケージのイラストは全種類同じものを使いまわしていることに気が付いた。違うのはスープの色と薬味ぐらい。う~ん、手間暇を掛けていないというかヤル気が感じられないなあ。そもそもデザインに凝って競合に打ち勝つ、という発想が無いみたい。

続きを読む No.6438 Knorr (Hungary) Noodles Cheese & Herbs

No.6434 Lee Fah (Malaysia) Sarawak White Laksa

No.6434はマレーシアのLee Fah Mee、Sarawak White Laksa。初めて食べるブランドの製品で、会社名には漢字表記が添えられており「利華麵」と書く。しかし作り方の説明は英語とマレー語、アラビア語であり中国語は含まれていない。これらより、華僑の作った会社がムスリム向けに作った即席麺、という構図が推測できる。当然HALAL認証品。

Sarawak(サラワク)はマレーシアのボルネオ島にある州であり、会社もここにある。創立は1955年で即席麺の製造は1980年頃の開始。あまり手広く営業をしていないのか、日本で見掛けたことはもちろん私が2012年にクアラルンプールへ行った時もこのブランドの製品を見た覚えは無い。

続きを読む No.6434 Lee Fah (Malaysia) Sarawak White Laksa

No.6430 Khang Phúc Food (Vietnam) Hương Vị Tôm Chua Cay

No.6430はベトナムのKhang Phúc Food(カンフーフード)、Hương Vị Tôm Chua Cay。ベトナム語での正式な会社名はCÔNG TY TNHH THỰC PHẨM KHANG PHÚC。スパイシー海老味スープの春雨麺である。

カンフーフードという会社はそれまで全然知らなかったのだが、去年頃から急激に日本のマーケットでも見掛けるようになった。春雨やビーフン、フォーは製造設備が比較的簡単なのかベトナムには零細企業がたっくさんあって、そのうちの一つだと思われるが、うまく日本商社とのパイプを確立したのだろう。会社のサイトを見ると日本語表記がある製品群もある。

続きを読む No.6430 Khang Phúc Food (Vietnam) Hương Vị Tôm Chua Cay

No.6426 Mivina (Ukraine) Nuudlid Juustumaitselised

No.6426はウクライナのNestlé、Mivina Nuudlid Juustumaitselised。バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)向け仕様で、Juustumaitselisedはエストニア語でチーズ味という意味である。「ゆーすつまいつぇりぜっ」みたいな読みになるのかな。

いつもながら素っ気ないというか田舎臭くて安っぽいパッケージだね。調理例写真もあまり美味しそうに見えないし、味を示すものは簡素なチーズのイラストだけ。パッと見ただけでは世界的企業Nestléの製品だとは判らないだろう。まあこの辺では即席麺の競争があまり熾烈ではない、まだあまり認知されていないことの証左かもしれんな。

続きを読む No.6426 Mivina (Ukraine) Nuudlid Juustumaitselised

No.6415 Myojo (Singapore) Mee Poh Dry 麵薄

No.6415はシンガポールの日清食品、Myojo  Mee Poh Dry 麵薄。麺を茹でてからお湯を切ってソースを絡める汁なし麺。

昔はシンガポール明星だったのが2008年に日清食品の傘下に入る(日本では2006年)。シンガポール日清が販売する明星ブランドの製品は現在インドネシア製であり、この近辺の国々で広く流通している。また明星食品が日本で即席麺を製造し始めた頃に多用していたニワトリのイラストを今でも大きくパッケージに使っているので売り場で一目で存在を確認できる。この辺りのエリアで即席麺売り場を眺めていると、日清よりも明星の方がブランド価値が高いように感じるな。

続きを読む No.6415 Myojo (Singapore) Mee Poh Dry 麵薄