カテゴリー別アーカイブ: 4海外

No.6880 農心 (South Korea) スパイシーノグボナーラ

No.6880は韓国の農心(Nong shim)、スパイシーノグボナーラ。日本向け仕様。ノグボナーラは造語で、製品名のハングル表記は매콤(辛い)너구(ノグ)보나라(ボナーラ)となる。農心の辛ラーメンと並ぶ看板商品でノグリ(너구리 )という汁ありのうどんがあるのだが、今回の品はその流れを受けた?辛いカルボナーラ風汁なし麺という意味らしい。

ノグリが発売されたのは1982年で辛ラーメンの1986年よりも早い。本国や英語版では「うどん」として扱われているが、日本では昔から「ラーメン」である。日本のうどんを期待されると意識のすれ違いを生じるからだろうか。韓国農心の日本語ページと農心ジャパンのページでは若干の違いがあるのが面白い。

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No.6874 Cung Đình (Vietnam) Bò Hầm

No.6874はベトナムの Asia Food Technology、Cung Đình Bò Hầm (LY)。同社のWebサイトにおける英文表記はStewed Beef (Cup)。姉妹品のピリ辛エビラーメンをNo.6834、フルーツ五種とスペアリブの煮込み風ラーメンをNo.6854で紹介している。

ウチのサイトは海外の即席麺を幅広く紹介することが主目的で、本来ならマイナーな海外製品をしつこく掘り下げたりはしないのだが、今は海外へ行けないので国内で売られている輸入品を貴重なネタとして使うしかない。本来ベトナムにはいろんなメーカの即席麺が山のようにあるのだから、早く買いに出掛けたいなあ。

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No.6870 Campbell’s (USA) Condensed Soup Healthy Request Homestyle Chicken Noodle

No.6870は米国のCampbell Soup Company、Campbell’s Condensed Soup Healthy Request Homestyle Chicken Noodle。Andy Warholの作品で有名な缶スープの老舗で、ヌードル入りの品。ウチとして扱うべきものかどうかは微妙なところだが、世界にはこういう麺製品も存在するということで紹介する。

日本でもキャンベルの缶スープは発売されているが、ヌードル入りのものは英文版(米国直輸入)の一種類のみで扱いも小さい。しかし米国ではヌードル入りだけで十数種類もあり、ごく一般的なもののようだ。作り方は缶一杯の水で希釈して温めるだけ。特に記載は無いものの、カロリー計算から逆算すると一缶四人前程度の想定だろう。

(なお、本Blog上におけるジャンル分けにおいて、この製品の出現によって新たな缶ラーメンという括りを設けるには至らないと判断し、製品容器≠食器という観点から袋麺扱いとした)

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No.6854 Cung Đình (Vietnam) Sườn Hầm Ngũ Quả

No.6854はベトナムのAsia Food Technology (Micoem)、Cung Đình Sườn Hầm Ngũ Quả。Cung Đìnhは王国という意味のブランド名。英語の品名はBraised Ribs with Five Fruits、五種の果物とスペアリブを煮込んだスープである。姉妹品の辛い海老スープ味をNo.6834で紹介している。

日本語の説明には無かったのでWebサイトを当たってみたところ、五種の果物はトマト・ニンニク・玉ねぎ・大根・コールラビ(kohlrabi:カブとキャベツを掛け合わせたようなもの)であり、う~ん果物というよりは野菜だよなあ、と思ってしまった。

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No.6834 Cung Đình (Vietnam) Lẩu Tôm Chua Cay

No.6834はベトナムのAsia Food Technology、Cung Đình Lẩu Tôm Chua Cay。Cung Đìnhは王国(Kingdom)という意味のブランド名で酸辣海老味。ウチではこの会社の製品を扱うのはこ今回が二度目。

ベトナムは中小の即席麺製造会社が乱立しており、ここもあまり大きな企業ではないようだ。今回の品は日本で買ったものだが、他にもっと有名なベトナムの即席麺はいくらでもあるだろうに、よくここに眼を付けたなあと感心する。一方で同国にはよく似た名前のAsia Foodsという即席麺製造会社が存在し、Gấu Đỏという中堅クラスのブランドを擁しており紛らわしいい。

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No.6830 MAMA (Thailand) Instant Rice Noodles Creamy Tom Yum Flavour

No.6830はタイのThai President Foods、MAMA Instant Rice Noodles Creamy Tom Yum Flavour。タイ国内向けには無いデザインの北欧向け輸出仕様である。米粉を使った幅広の乾燥麺であり、ウチにおけるカテゴリーとしてはビーフンではなくフォーに分類した。

ラーメンにおけるMAMAのクリーミートムヤム味は(Creamyという甘い言葉とは裏腹に)激烈なキレる辛さでいつも涙と鼻水まみれの試食となるのだが、これが輸出仕様だと辛さがだいぶ穏やかになるようにデチューンされている。なので今回の品も決して我慢を強いられる食べ物ではないのでは?と期待した。

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No.6825 味王 (Taiwan) Kung-Fu Mì Gà(輸出仕様)

No.6825は台湾の味王、Kung-Fu Mì Gà。「味王」「鶏汁麵」以外の中国語が一切出てこない輸出仕様である。Gàという語はベトナム語で鶏肉の意味だが、裏面の作り方説明はスペイン語とポルトガル語で書かれている。買ったのはスペイン。No.6815で姉妹品のKung-Fu Mì Bò(牛肉味)を紹介している。

この製品の素性をいろいろ調べていたら、偶然味王の英文版即席麺紹介ページを発見した。ここにあるChicken FlavourはProduct Code(EANコードのITEM項)が今回紹介する品と同じだが、パッケージデザインは全然違う。このへんは複雑で判りにくいが、だからこそ面白い。

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No.6822 三養食品 (South Korea) プルダックポックンミョン ライト

No.6822は韓国の三養食品、プルダックポックンミョン ライト。ハングル表記は삼양식품、불닭볶음면 라이트。チキン味の激辛汁なし麺である。韓国の即席麺といえば長いこと農心の辛ラーメンが世界的に有名だったが、ここ五年ほどの海外市場を見た経験ではこの三養プルダックの方が優勢に感じられた。

今回の品はライトとあり、辛さの指標スコヴィル値がノーマル版の4,404→2,600SHUへ四割程度低減された。あともう一つ重要なのが揚げ麺からノンフライ麺に変わったことで、エネルギーが530→375kcalへ三割程度低減されている。しかしこれではへなちょこで軟弱な製品になっているのではと心配になってしまうよ。

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No.6820 Indomie (Turkey) Köri Çeşnili Hazir Noodle

No.6820はトルコのAdkoturk、Indomie Köri Çeşnili Hazir Noodle。カレー味ラーメンである。ここ最近のトルコ版インドゥミーの紹介は四度目の今回でひとまず終了。Webサイトには袋麺としてあと一つ「kızarmış Hazir Noodle」という未試食の製品が載っているが、これはFried Instant Noodle、即ちミーゴレンのことだろう。

Indomieはイスラム圏のあちこち(インドネシア以外はアフリカと中東)で生産されているが、スープは万国同一仕様で麺は生産地に任せる、という構図のようだ。そしてこのトルコ版の麺は本家を凌いでいるように感じる。

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No.6818 KOKA (Singapore) The Original Chicken Flavour (Cup)

No.6818はシンガポールのTat Hui Foods、KOKA The Original Chicken Flavour Cup。今回はThe Originalシリーズの縦型カップ版で、他にPacket(袋麺)とBowl(どんぶり型カップ)が存在する。

▲KOKAのチキン味製品群
(Tat Hui Foods社サイトより抜粋編集)

別系統のSignatureシリーズにも同様に三種類のチキン味があり、更にSilkシリーズやDelightシリーズにもチキン味が。そして派生種としてチキンコーンやチキンアバロン味なんてのもある。チキン味だけを見てもこの会社の製品構成は複雑すぎるよ。コロナが十分に収束したら、半年程度掛けてKOKAの即席麺を本気で掘り下げてみたいなあ。

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