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No.6674 日清食品 (Hong Kong) 出前一丁 微辛咖喱味

No.6674は香港の日清食品、出前一丁 微辛咖喱味。微辛といっても英文表記はただのSpicy Curry Flavourである。香港版出前一丁は総勢55種類(カップやビーフン、マカロニ等含む)を揃える、これだけでちょっとした会社が作れそうな大ファミリーであり、その中ではいくつもの系列に分かれている。今回の品は「全辛滋味系列」という刺激系袋ラーメンに属するもの。この系統は最近No.6501で香辣麻油味を紹介している。

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No.6673 日清食品 (Singapore) 明星 酸辣滷麵

No.6673はシンガポールの日清食品、明星 酸辣滷麵。製造はインドネシア。滷麵(鹵麺とも書く)はローミーとかルーミェンと読み、シンガポールやインドネシア・マレーシア辺りで食されるとろみのあるスープと黄色い平打ち麺による料理である。この製品の場合は酸辣とあるので酢っぱ辛い味付けだね。

日本における明星食品は日清食品傘下とはいえ一応独立した会社組織だが、シンガポールでは日清食品の中の一ブランドという扱いになっている。即席麺の海外進出は明星食品が先鞭を付け、シンガポールでも1970年初頭に現地生産を開始していたのに、それより十年ほど遅れてやって来た日清に(言葉は悪いが)乗っ取られた構図にも見え、歴史は残酷だなあ。

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No.6672 永南食品 (Hong Kong) 公仔米粉 雪菜

No.6672は香港の永南食品、公仔米粉 雪菜。英文名はWinner Foods、Doll Mifun Pickled Vegetable Sauce Flavour。公仔は人形(Doll)のことで永南食品のブランド名、米粉はビーフン麺、雪菜は雪の多い地方で採れるアブラナ科葉菜類の一般的な名称とのことだが、英文名ではPickled Vegetableと書かれているので味付・発酵処理されている漬け物のようだ。

この品を香港で購入したのは丁度一年前の2019年4月末。その後6月に民主化デモが勃発、今は新型コロナが世界中に蔓延し、即席麺を探しに香港へ行くなんて当面は不可能になってしまったよ。一年先のことなんて誰にも全く判らないなあ。

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No.6671 Ottogi (South Korea) Odontong Myon

No.6671は韓国のオットギ、オドントン麺。ハングル表記は오뚜기、오동통면。オドントンとはぽっちゃりとかもっちりという意味で、麺の特質を表すもの。購入したのはオーストラリアの韓国系スーパーだが、ハングル表記のみの韓国国内向けパッケージ。

マルちゃん正麺などもそうなのだが、パッケージの背景が金ピカの製品はそれらしい光沢感のある写真を撮るのが非常に難しく、今回も通常の三倍ぐらいの時間を費やした。んでオットギのWebサイトを確認してみると最近リニューアルを行ったらしくパッケージのデザインが変わっていて、こっちならば撮るのがだいぶ楽だったのに〜とガックリしたよ。ちなみに新旧で栄養成分の値は全く同じだった。

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No.6669 Oriental Express (Greece) Snack Noodles Beef & Blackpepper

No.6669はギリシャのFlavour Factory、Orientai Express Snack Noodles Beef & Blackpepper。ギリシャの即席麺は過去No.6461で同じFlavour Factory社の袋麺を採り上げているが、今回は初のカップ麺。

ギリシャ語は一般的なアルファベットには無い文字が随所に混じっているため非常に解読し難いのだが、細かな文章の中から中国を表す「Κίνας」という文字列を発見し、前後の単語を調べた上で中国製だと認定する。なお世界中にはFlavour Factoryという名の会社や製品等がたくさんあるようで、即席麺の検索をする過程でノイズが多かった。

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No.6668 Maggi (Portugal) so Yumz Pasta com Molho de Cogumelos Selvagens

No.6668はポルトガルのNestlé Portugal、Maggi so Yumz Pasta com Molho de Cogumelos Selvagens。ワイルドマッシュルームソースのマカロニである。製品名であるso Yumzという言葉の意味を調べてもハッキリとは判らなかったが、YumzはYummy(おいしい)のことなのかな?と推測する。材料欄を見ると野生のキノコが0.8%含まれているらしい。小さなカップで総質量は54gしかなく、食事というよりもおやつ用途の製品なのだろう。満腹感は期待しないほうがよさそうだ。

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No.6667 统一企业 (China) 满汉大餐 台式半筋半肉牛肉面

No.6667は中国の统一企业满汉大餐 台式半筋半肉牛肉面。元々滿漢大餐は台湾の統一企業が発売したレトルトの肉塊入り高級即席麺(袋およびカップ)のブランドであるが、台湾統一の子会社でもある中国统一もこの名を拝借して裕福層へ向けて出したのが今回の品である。

射出成型によるカップの開口部は円形だが、底へ行くにつれて五角形に変形してゆく複雑なもの。東洋水産のQTTAも類似の造形(こちらは円から四角形)。私は昔三次元のモデリングをしていた経験があり、習熟のためこのような断面形状が徐変する立体を多数作ったもの。当時(20世紀末)hpのワークステーションを使ってたが、今なら安いノートPCでも同等以上のことが簡単に出来るんだろうな。

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No.6666 Maggi (Spain) Fusian Pasta Oriental Sabor Ternera

No.6666はスペインのNestlé España、Maggi Fusian Pasta Oriental Sabor Ternera。仔牛風味で製造はウクライナ。最近ウチが注目している欧州発の汁なし麺である。今回の製品はお湯の量の指示が200mlと日本の袋焼そば程度。

ここで情報を整理すると、袋の汁なし麺は三通りに大別できる。
①少量のお湯とともにフライパンで麺を炒め、水分を飛ばし味付
→ 日本の袋焼そば
②たっぷりのお湯とともに鍋で麺を茹で、湯切りし味付
→ インドネシアのミーゴレン、韓国の炒め麺など
少量のスープとともに鍋で麺を茹で、水分をほぼ吸収させる
→ 欧州の汁なし麺

今回の品はに相当する、日本には無いタイプの製品である。 続きを読む No.6666 Maggi (Spain) Fusian Pasta Oriental Sabor Ternera

No.6665 Yatekomo (Spain) KE Pasta Parmesana

No.6665はスペインのGallina Blanca、Yatekomo KE Pasta Parmesana。チーズ味のマカロニである。製品名の「KE」って何?と思って調べてみたら、「何/what」のスペイン語である「Qué」のことらしい。何とパスタだ!という感嘆文なのかな(違ってたらゴメン)。Yatekomoのラーメンにはポーランド味の素との関連を示す表示があるのに今回の品は無し。Gallina Blancaの独自開発品なのだろう。

電子レンジ調理専用と割り切った製品。冷水を注いで800Wで4分加熱したらかき混ぜ、3分放置した後に食べる。お湯がいらないのは良いけれど、食べるまでに実質7分かかるんだな。

600Wの電子レンジでは加熱時間が4分30秒

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No.6664 Nissin Foods (USA) Sopa Nissin Sabor a Camarón

No.6664は米国の日清食品、Sopa Nissin Sabor a Camarón。エビ味で、No.6656で姉妹品のSabor a Res(牛肉味)を紹介している。米国の日清は北米向けにTop Ramenという袋麺があるが、中米向けにはこのSopa Nissinを輸出する(中米向けカップ麺はメキシコ製)。

今回のエビ味は同じものを二個入手し(自分で買った/人からの頂き物)、両方を食べたら結構印象が異なった。最初に食べたのはまろやかで包み込まれるような味、後で食べたのは痩せた味。見た目と賞味期限は全く同一なのだが製造ロットの違いか?あるいは流通・保管条件の違いか?今回の試食記は好印象だった最初に食べた方のものである。

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