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No.6003 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐 珍味牛肉麵

No.6003は台湾の統一企業、滿漢大餐 珍味牛肉麵。このシリーズは1983年10月の登場で、レトルトパウチに入った肉塊が付いてくる高級即席麺(カップ版も有)。この形態は世界的に見ても台湾のみで盛んなものであり、他社にも維力の一度贊、味丹の味味一品など古くからの製品群があるのでそれなりの需要があるのだろう。

日本でも昔はとかち麺工房がレトルト具付きのカップ麺を多数発売していたけれど、発売後数か月で終売するコンビニ限定販売のものばかりできちんとしたブランドを確立するに至らないまま会社自体が消えてしまった。日本では高級製品の需要はある筈なのに何故かレトルト具付きの即席麺は根付かないんだよなあ。 続きを読む No.6003 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐 珍味牛肉麵

No.5998 Paldo (South Korea) Bul Jjamppong

No.5998は韓国のパルド、プルチャンポン。ハングルで書くと팔도、불짬뽕となるらしい。プル(불)とは火のことで、パッケージの色からしても辛そうである。オレンジ色の扇型吹き出しに「진한 사골국물!」とあるのは「濃い牛骨スープ!」との意味で、ちゃんぽんに牛肉味というのは日本の感覚とだいぶ違うな。調理例写真を見るとイカや貝が入っているので海鮮風味とのミックスみたい。ちなみにパッケージ左に写っている人はイ・ヨンボクという中華料理の達人だそうだ。ちゃんぽんが中華料理というイメージは無いんだけどなあ。 続きを読む No.5998 Paldo (South Korea) Bul Jjamppong

No.5983 Nong Shim (South Korea) Zha Wang

No.5983は韓国の農心、チャワン(炸王)。ハングルでは농심、짜왕と表記される。ジャージャー麺の王様といった意味か。この製品、2015年に韓国で発売されるやいなや大ヒットし、いまや農心の看板商品の一つとなっているらしい。

韓国のジャージャー麺は中国や日本とは少し違い、黒豆で作った味噌にカラメルを加えた甘めの味付け。昔から韓国で即席のジャージャー麺といえば農心のチャパゲティ(짜파게티)が代名詞的存在。しかし正直なところ私はこの味、昔からどうも馴染めないというか苦手意識を持っていたんだよね。だから今回の品についてもあんまし期待はしていなかった。 続きを読む No.5983 Nong Shim (South Korea) Zha Wang

No,5982 Nissin Foods (USA) Cup Noodles Beef Flavor

No.5982は米国のNissin Foods(USA)、Cup Noodles Beef Flavor。2016年9月にリニューアルされたもので、減塩や化調不使用などにより従来よりも健康志向を強化したもの。

しかしはじめに結論を言うと、日本の即席麺に慣れた私の味覚では牛肉風味と力感に欠ける健康志向味はあまり相性が良いものには感じられなかった。台湾や中国の牛肉麺とまではいわないが、もうちょいガツンとした健康に悪そうで強い味の方が望ましいと思う。米国のCup Noodlesは現在8種類のバリエーションがあるが、無難なチキン味かスパイシー系の方が日本人の感覚には合いやすいだろう。 続きを読む No,5982 Nissin Foods (USA) Cup Noodles Beef Flavor

No.5978 GreeNoodle (USA) Shiitake & Soy Sauce

No.5978は米国のEon Foods International、GreeNoodle Shiitake & Soy Sauce。麺にモロヘイヤを練り込んだ健康志向の製品。実はこれ、製造はタイでEANコードもタイものもの(冒頭が885)なので国籍の分類をどこに分類するかちょっと悩んだのだが、Eon Foodsの所在地は米国のCA州であり、袋の表記も主に英文でタイ文字は使われていないので米国製品ということにした。米国で入手したものを頂いたんだし。

その一方で中途半端に日本語が使われており、おまけに裏面には「Mr. Sho Oga」さんなる日本人の物語が書かれていたり、ちょっと怪しい雰囲気も漂っている。 続きを読む No.5978 GreeNoodle (USA) Shiitake & Soy Sauce

No.5973 Vit’s (Malaysia) Toink-Toink Duck Flavour

No.5973はマレーシアのVit Makanan、Vit’s Toink-Toink Duck Flavour。マレー語では鴨肉味のことをPerisa Itikと書くらしい。日本では鴨肉味の即席ラーメンって殆ど見たことが無いが、タイとかマレーシアなど東南アジアの国ではしばしば見付けることができる。日本の即席ラーメンは余程のゲテ物でない限り世界の大抵の味覚を取り入れて商品化してきたけど、まだ鴨ラーメンが残っているよ!と指摘しておこう(商品化の際には教えてね)。まあ日本にゃ鴨南蛮そばがあるか。 続きを読む No.5973 Vit’s (Malaysia) Toink-Toink Duck Flavour

No.5968 WaiWai (India) 1-2-3 Noodles Veg Masala Flavour

No.5968はインドのCG Foods、WaiWai 1-2-3 Noodles Veg Masala Flavour。CGとはChaudhary Groupの略で元々はネパールにある即席麺製造を源とした大きな企業グループで、インドへ進出して生産したのが今回の製品。今までi-ramen.netでは四回ネパール版のCG Foods製品を試食紹介している。

そもそもWaiWaiという即席麺ブランドはタイのThai Preserved Foodsが所有するもので、CG Foodsは何らかの提携をした上でネパールやインド市場向けの生産をしているのだろう。 続きを読む No.5968 WaiWai (India) 1-2-3 Noodles Veg Masala Flavour

No.5966 Samyang Foods (South Korea) Large Cup Champon

(あいかわらずBlogがめちゃくちゃ重たくてすみません。原因究明中)

No.5966は韓国の三養食品、炒め大盛カップガンちゃんぽん。ハングルで書くと삼양식품、볶음 큰컵간짬뽕となるらしい。「ガン(간)」というのが何なのか、Google先生に問いただすと「間」とか「Liver(肝臓)」とか出てくるが、本当の意味はよく判らない。韓国とかタイなどの即席麺はパッケージに書かれた文字を見ても意味が全く分からないので情報収集だけで疲れてしまうよ。この製品の場合、フタの写真に貝とかイカが写っているから海鮮風味の汁なし麺みたいだな。 続きを読む No.5966 Samyang Foods (South Korea) Large Cup Champon

No.5953 Ottogi (South Korea) Budaejjigae Ramen

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No.5953は韓国のオットギ、ブデチゲラーメン。ハングル表記では오뚜기、부대찌개라면となる。和訳すれば「部隊鍋」、軍隊発祥ともなれば豪快でエネルギッシュな味を期待できる反面、繊細さとか上品さは求めない方がいいだろう。

ブデチゲラーメンは農心、パルドからも発売されており、韓国ではひとつのジャンルを形成している様子。なお日本語読みでは冒頭の濁点「ブ」を半濁点の「プ」と表記するケースも多いようで、どっちが正確なのかは判らない。 続きを読む No.5953 Ottogi (South Korea) Budaejjigae Ramen

No.5949 Vit’s (Malaysia) Toink-Toink Perisa Makanan Laut

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No.5949はマレーシアのVit Makanan、Vit’s Toink-Toink Perisa Makanan Laut。シーフード味。Vitは1977年9月に即席麺の製造を開始した会社で、漢字では「唯一食品」と社名表記し、製品にも「唯一麵」というサブネームが付く。

Vit’sはマレーシア製即席麺の御三家ブランド(Maggi、Mamee、Cintan)に続く中位集団に位置し、現地でコンビニには置かれていないものの雑貨屋のような店舗ではよく見かけ、No.5933などで紹介したE-Zeeより若干メジャーな存在(2012年の経験より)。 続きを読む No.5949 Vit’s (Malaysia) Toink-Toink Perisa Makanan Laut