No.6475 Nissin Foods (Brasil) Tallarín Sabor Queso

No.6475はブラジルの日清食品、Tallarín Sabor Queso。TallarínおよびSabor Quesoはスペイン語でそれぞれ「麺」と「チーズ味」の意味。ブラジル製なのだが今回の品はコロンビアで購入した輸出仕様でありポルトガル語表記ではない。ブラジル国内版だとTalharim Queijoという製品名になる。

外観の色使いを見るとイタリアンなパスタを目指しているのが伺える。ブラジルにはイタリアの移民がパスタの食文化をもたらしていると聞いているので、その流れに焦点を合わせた製品なのであろう。

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No.6474 Amanhecer (Portugal) Noodles Camarão (=Shrimp)

No.6474 はポルトガルのRecheio Cash & Carry、Amanhecer Noodles Camarão。海老味である。ポルトガルでは即席麺が十分な市民権を得ておらず、世界ラーメン協会 (WINA)の統計資料を見ても国別総需要の上位55傑に出てこない(推定年間1000万食以下、日本は年間56億食、2018年)。

同国のスーパーを巡ると主に輸入品の即席麺をチラホラ見掛けるので、全く普及していない訳ではないが、売り場面積は小さい。そんな中で遂にポルトガル籍の即席麺に遭遇したのが今回の品。だが需要の少ない国で生産を行っているとは思えないので、他国に製造を委託したものであろう(生産国の記載は無かった)。

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No.6473 Nestlé (Ukraine) Maggi Noodles Beef

No.6473No.はウクライナのNestlé、Maggi Noodles Beef。ギリシャ及び西バルカン半島市場向けの製品である。裏面の説明書きはギリシャ語とボスニア語の併記であり解読するのが困難だ。ウクライナにはNestléの大きな工場があるらしく、Maggiの欧州各地域向け仕様の即席麺がここで集中生産されている。

しかしまあ全然飾りっ気のないパッケージだねえ。どうだ凄いだろう美味しいぞ!という訴えかけが皆無で調理例写真を見ても全然食欲を喚起しない。右上の背景にはアジア風の景色が描かれており、遠景の多重塔は日本っぽいけど手前の建物は中国っぽいな。まあ欧州人が考えるアジアなんて日本も中国も似たようなものか。

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No.6472 Nissin Foods (Brasil) Cup Noodles Sabor a Verduras

No.6472はブラジルの日清食品、Cup Noodles Sabor a Verduras。野菜味である。ブラジルはポルトガル語圏であり、本来ここでは野菜のことを”Legumes”と表記するらしいのだが、今回の品はコロンビアで購入した輸出仕様であるためスペイン語の”Verduras”と書かれている。

なお海外では全てカップヌードルのことを”Cup Noodles“と複数形で表記しており、”Cup Noodle”と単数形表記するのは日本だけ。遠い将来ブランドの国際化や統一という名目で日本も”Noodles“になるんじゃないかと睨んでいる一方で、私の目の黒いうちには実現できないんじゃないかとも思ってる。

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No.6471 Mamy (Thailand) Chand Clear Soup

No.6471はタイのPresident Rice Products、Mamy Chand Clear Soup。”Chand”とは何ぞや?と思っていろいろ調べてみたけれど確かな答えは見つからなかった。タイ東部のチャンタブリー州(Chantaburi)の俗称かと思える情報があったけど、それが指すのが麺のことなのかスープのことか料理全体なのかも判断しかねたし。

製品としては米粉によるちょっと幅広(2~3mm)のノンフライ麺であり、タイではセンレックと呼ばれるもの。ベトナムのフォーとほぼ同じ形態。Mamyというブランドは初めて紹介するが、作っているのはMAMAで有名なPresident Rice Products。

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No.6470 Sanyo Foods (USA) Sapporo Ichiban Original Cup

No.6470は米国のSanyo Foods of America、Sapporo Ichiban Original Cup, Oriental Noodle Soup。1978年に日本のサンヨー食品が米国法人を設立してカリフォルニア州に工場を建て、今回の品もここで生産されたもの。パッケージは日本の袋版サッポロ一番のイメージを強く感じさせる。

先日ニューヨークのスーパーを二日間に渡って探索したのだが、見た感じで即席麺のシェアが高いのはMaruchan、Nissin、Nong Shim(農心)であり、今回のSanyoはこの上位三社からはかなり離されている印象だった。韓国系のSamyang(三養)にも負けているように見えたな。

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No.6469 Agro-Industrias (Panamá) La Parmigiana Sopa Instantánea sabor a Camarón

No.6469はパナマのAgro-Industrias Alimenticias de Veragues、La Parmigiana Sopa Instantánea sabor a Camarón。La Parmigianaはパスタやソース、オリーブ油などを扱う食料品のブランドで、Webサイトを見る限りでは即席麺に関する情報は無い。

パナマといえば北米と南米を結ぶ部分に位置し、また太平洋とカリブ海を運河でつなぐ交通の要所である。しかし国土は狭く人口も400万人程度の小さな国であり、即席麺があること自体が意外に思えた程だが、パッケージの裏面には小さく”Hecho en China”と書かれていた。

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No.6468 まるか食品 ペヤング パクチーレモンラーメン

No.6468はまるか食品、ペヤング パクチーレモンラーメン。この3月に購入した品なのだが、現在まるか食品のサイトには情報が載っておらず(春頃にはあった)もう生産中止になったようだ。姉妹品として「パクチーレモンやきそば」もあったのだがこれももう載っていない。なおまだ通販では取扱店舗が存在し、値下げをアピールするところもあるのでもうじき在庫が底を突くのだろう。どうしても食べてみたいという人は急げ!

ペヤングらしからぬノンフライ麺を採用。製造は群馬県のご近所である加ト吉水産。いつもウケ狙いの企画が多くてすみませんが、たまにはこういう上品で健康志向の製品も出すんです、と言いたけなようにも思われる。

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No.6467 日清食品 7&i Premium 蒙古タンメン中本 旨辛味噌

No.6467は日清食品、7&i Premium 蒙古タンメン中本 旨辛味噌。セブン&アイグループでの専売品。2008年から販売されているもので、実在店舗とコラボした即席麺としては長寿定番製品である。

ウチではこの製品を2011年1月のNo.4528で採り上げ、その後何度か食べてはいるのだが何れも外出時だったので写真や動画を撮ることができる状況ではなく、i-ramenの試食記として扱うのは久しぶりだ。

なお実在店舗には行ったことがないので、店舗の味の再現性については言及できない。また姉妹品としてより激辛の「北極ブラック」やカップ麺ではなく冷凍の「汁なし麻辛麺」、豆腐スープやカップご飯バージョンなども存在する。

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No.6466 五木食品 つけ麺 魚介豚骨

No.6466は五木食品、つけ麺 魚介豚骨。棒状乾燥麺で結構大柄なパッケージだからてっきり二食入りかと思ったが、下の方に「1人前」と記されてあった。とはいえ麺の質量が130g、スープを含む総質量は180gとかなりの重量級。ちょっとしたラーメンの二食分ぐらいはあるよ。姉妹品に魚介醤油と辛味噌がある。

ふと気になって過去のi-ramen,net試食記を確認したところ、2009年4月のNo.4041で同社のつけ麺 濃厚魚介醤油という製品を採り上げていたのだが、これは二食入りで麺の質量や、ゆで時間、スープの構成から見ても全く違う製品のようだ。

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世界の即席麺探索と紹介動画