No.6397 MAMA Cup (Thailand) Spicy Basil Stir-Fried Flavour

No.6397はタイのThai President Foods、MAMA Cup Spicy Basil Stir-Fried Flavour。湯切りをする汁なし麺という意味でNo.6238 MAMA Seafood Pad Kee Mao Flavourの姉妹品である。

日本では早くからカップ焼そばが普及して湯切りをする製品が当たり前のように存在するが、世界規模で見ると湯切りを伴うカップ麺を作る国は意外に限られており、製品数も少ない。また湯切り機構も日本の製品はみな簡単で具の流出も少なく洗練されているのに対し、海外モノは原始的であったり大袈裟な割にはうまくいかなかったりで、厳然とした違いが存在する。

そんな中、このタイのMAMA製品は独自の湯切り機構を採用してヤル気を感じさせる。まだまだ完成度は低いけど応援したくなっちゃうな。

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No.6396 サンポー食品 かしわうどん

No.6396はサンポー食品、かしわうどん。2018年8月に発売された比較的最近の製品である。

私は今までかしわうどんというものに馴染みが無く、製品名からは中身がイメージできなかった。最初は柏餅からの連想で、香り付けのため柏の葉っぱがうどんの中に入っているものをイメージしたりしたが、調理例写真にはそのようなものは無い。

改めてフタを見ると小さく「※かしわとは鶏肉のことです。」と書かれておりようやく納得。なるほど九州北部のご当地グルメなんだ。サンポー食品もこの説明書きが無いと理解できない人が結構いるという認識でいるのだな、己の不明を恥じるところだったよ。

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No.6395 A1 (Malaysia) Soup Spice Noodle / Mi Sup Rempah 肉骨茶麵

No.6395はマレーシアのA.K. Koh Enterprise、製造はNatural Foods & Spices Manufacturing、A1 Soup Spice Noodle。マレー語でMi Sup Rempah、漢字で 肉骨茶(バクテー)麵とも書かれている。

肉骨は名前の通り骨付きの肉を指す一方でお茶の葉が入っている訳ではない。Wikiによれば料理の発案者名「李文」の発音が似ている「」に変化したと書いてある。パッケージの写真でいかにも漢方薬の材料みたいな乾物が添えられており、薬膳料理としての顔も持つ。HALAL認証済品なので豚肉由来成分は不使用。

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No.6394 サッポロ一番 鹿児島県産黒豚の旨みがおいしい塩らーめん

No.6394はサンヨー食品、サッポロ一番 鹿児島県産黒豚の旨みがおいしい塩らーめん。ふう、長い名前だなあ。この商品はもうサンヨー食品のWebサイトに情報が載っておらず、また見た限りでは通販も販売完了になっていた。どうも販路および期間が限定されていた製品みたいだな。姉妹品として「鹿児島県産黒豚の旨みがおいしい中華そば」もあったのだが同様の扱い。

「らーめん」が平仮名で表記されていることから定番のサッポロ一番塩らーめんとの関連性が伺えるけど、黒豚を強調するためか大胆にもパッケージの真ん中に黒帯がドーンと配されていて別物という印象が強い。

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No.6393 イオン Topvalu World Dining パクチーチキンヌードル

No.6393はイオン、Topvalu World Dining パクチーチキンヌードル。長い間小売店のプライベートブランド即席麺といえば安いだけが取り柄で、無難で面白味のない製品が殆どであった。(まあだからこそこの地味な即席麺を追い求めるマニアもいるのだが)

ところが最近はこのイオンのトップバリュをはじめ7&i系などは結構攻めた製品が多く、ともするとメーカーブランドの品を凌駕するような尖った品もある。それでいてお手軽価格~高くない範囲なので定期的なチェックが欠かせない。なんせ収穫には各店舗を周らなけりゃならんので結構大変。

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No.6392 YumYum TemTem (Thailand) Squid with Lime Flavour

No.6392はタイの味の素、YumYum TemTem Squid with Lime Flavour。Squidという単語からイカ味のことだと思ったのだが、パッケージに描かれたイラスト(下に示すフタの絵の方がわかりやすい)を見ると頭部が丸っこいし耳もついていない。口?からは墨ならぬ炎を吹いているし、どう見てもタコである。

タコは悪魔の魚として嫌う地方や宗教があると聞いたことがあるので、ここに属する人たちに嫌悪されないようにOctopusという単語を使わなかったのかな?ちょっと謎である。

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No.6391 八郎めん 長尾中華そば あっこく麺(醤油味)

No.6391は製造が八郎めん、長尾中華そば あっこく麺(醤油味)。販売は青森県土産販売によるもので、八郎めんは秋田の会社。「あっこく」とは店舗の長尾中華そばにある「あっさり」味と「こく煮干し」味のスープを合わせていいとこ取りをしたもの。津軽煮干がふんだんに使われているらしい。

パッケージは紺色の地に白の筆文字。シンプルだが力強く、店頭で並んでいるのを見掛けた際に「おっ!?」と目を奪うぐらいのインパクトがある。中身もこの外観のイメージと同様だと良いのだが。

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No.6390 国分グループ本社 Tabete だし麺 鶏帆立Wだしラーメン

No.6390は国分グループ本社、Tabete だし麺 鶏帆立Wだしラーメン。だし麺シリーズは完全制覇を目指していたのだが、未試食の「枕崎産マグロだし塩ラーメン」が終売になったらしく厳密な意味での完全制覇は見果てぬ夢となってしまった。まあ今出来るベストを尽くすとして、今回の試食が11種目であり残すはあと3種類。

しかし今まで食べてきただし麺と今回の品はパッケージ印刷のレイアウトから書体、色合い等のデザイン言語が違い、従来品とは別物という印象を受ける。改めて同社のWebサイトを確認したらNo.6368で紹介した海老豚骨Wだしも今回の品と同種のデザインにリニューアルされていた。お値段高めのWだしシリーズを差別化するためのものだったんだ。

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No.6389 ペヤング ふる里うどん しょうゆ仕立て

No.6389はまるか食品、ペヤング ふる里うどん しょうゆ仕立て。ふる里うどんは1987年8月に登場し、時期は把握していないが後日みそ味も追加される。水車小屋が描かれたパッケージは途中で墨絵風タッチのおばさんの絵に替わった時期もある。異物混入事件以来販売が途絶えていたが、今回しょうゆ味のみ水車小屋の絵を纏って再登場した。

▲昔のふる里うどん おばさんは複数人いた

で、フタにはさりげなく<ノンフライ麺>と記されている!以前は当然の如く油で揚げた幅広麺を使っていたのに、これだとだいぶ印象が変わっちゃうだろうなあ。でで、カップ側面には小さく「製造者:加ト吉水産株式会社」と。2017年1月にNo.5931で紹介したわかめMAXラーメンと同じ群馬県企業連合の構図だな。

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No.6388 寿桃 (Hong Kong) 生麵皇 幼 瑤柱海鮮湯味

No.6388は香港の新順福食品、寿桃 生麵皇 幼 瑤柱海鮮湯味。No.6352で姉妹品の生麺皇 粗 鮑魚静鶏湯味を紹介している。「幼」というのは細い麺という意味で、対する「粗」は太い麺のことらしい。

日本では麺線の太さを表現するのに番手という単位を使う(旧JIS B 9201)。これはシート状の練り物から麺線を切り出す際の刃の間隔のことで、数値が小さい程細い麺になる(正確には幅30mmから何本の麺を切り出すかの数、30番手なら麺幅1mm、15番手なら2mm)。同じ文脈で考えるとこの生麵皇の「粗」は刃の間隔が粗くて麺線が太いものと理解できるのだが、「幼」は一体何なんだろう?幼い=小さい=細かい、ということだろうか?

JIS B 9201 製めん機部品 Parts For Noodle Making Machines、2011年2月廃止
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