No.6372 サッポロ一番×welcia 糖質ひかえめ塩らーめん


No.6372はサンヨー食品、サッポロ一番×welcia 糖質ひかえめ塩らーめん。ドラッグストアチェーンのウエルシア薬局で販売されるプライベートブランド製品。ウエルシア薬局は関東~関西ではよく見かけるものの東北以北、中国や四国以西では店舗数が皆無もしくは極端に少ないので「なにそれ?」と思われる方も多いだろう。

薬局で販売する製品ゆえ糖質30%オフ(41.3g)という健康への配慮がなされている。ノンフライ麺なので熱量(267kcal)や脂質(4.0g)も少ない。どんどん食べて、ぐんぐん健康になろう!、てなところだろうか。なお塩分相当量は5.6g(ナトリウム換算2.2g)と標準的。決して少なくはない。

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No.6371 藤原製麺 鍋ラーメン 醤油

No.6371は藤原製麺、鍋ラーメン 醤油。アルミホイル成型鍋に入った即席麺。この形態は生タイプ麺ならばうどんや蕎麦で一般的に普及しているが、乾麺では最近全く見掛けることがなかったもの。カップ麺なのか袋麺なのかは微妙だが、加熱調理が必要という点で袋麺のジャンルに分類する。

この形態は1975年9月にヤマダイが出した「ニュータッチなべラーメン」が先駆者で、翌年にエースコックが「鍋焼ラーメンなべっ子」の醤油およびみそ味を出して追従するも、強い支持を得られなかったのか短期間で姿を消した。

少し時間が飛んで2003年頃にトーインフーズが「鍋焼中華そば」を出し、2004~2006年頃に今はなき十勝新津製麺(後のとかち麺工房)が数種類の製品を出したのだがやはり続かなかった。(他にも私の知らない実施例があるのかもしれない)

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2018年 年末のご挨拶

毎年恒例の年末報告です。
2018年にi-ramen.netで紹介した即席麺はNo.6135から6370までの

235種類。

現在ひと月当たり20種を目安としていて、今年は手術を受けたり旅行へ行ったりで欠落期間があったことを考えれば順当なペースといえるだろう。これはあくまで紹介した件数で、同じ製品を複数ルート入手したり五個パック袋麺の残り四個分試食は含んでおらず、即席麺を食べた数でいえば一日一食、365食以上は食べている。一件毎に写真を撮って加工し、調理風景を動画に撮って編集し、本ブログで製品の周辺背景を説明のは結構手間が掛かり、これ以上ペースを上げるのは正直言って厳しい。

235種類の内訳を分析すると、2018年 (2017年, 2016年, 2015年)
・総数 235 (210, 250, 217)

・・日本製品 134 (154, 165)
・・海外製品 101 (56, 85)
・・袋麺 125 (84, 96)
・・カップ麺 110 (126, 154)

・・・日本の袋麺 53 (48, 56)
・・・日本のカップ麺 81 (106, 109)
・・・海外の袋麺 72 (36, 40)
・・・海外のカップ麺 29 (20, 45)

2018年は2月に「特別版 日本懐かし即席めん大全」(辰巳出版)を出し、11月に「昭和40年男」(クレタパブリッシング)の特集に深く関与した。また4月にタイへ遠征して65個の即席麺を仕入れ、これはまだ若干未試食のまま残っている。暫く海外遠征を控えていたので今年は海外製品を食べる比率が増えた反面、日本のカップ麺の紹介がだいぶ減ってしまった。

まあ私がこのi-ramen.netを続けている動機はどんどん出ては消えてゆく即席麺の記録を残したいということであり、日本のカップ麺はさまざまな人がBlogやYouTubeで新製品の紹介をしているので、今後この領域に注力するよりも、あまりスポットを当たる機会がない製品を重点的に紹介しようと思っている。

今年も多くの方から海外の珍しい即席麺を寄贈していただいた。どうもありがとうございます。

それでは、2019年もよい即席麺を!

No.6370 今麦郎面品 (China) 香辣肉酱炒面

No.6370は中国の今麦郎面品、香辣肉酱炒面。四角く浅い容器のカップ焼そば。近年日本ではもう見ることができなくなった、フタの隅にある半抜きのベロを引き上げて湯切り口とするもの。カップは外側が橙色、内側が白色であり、中空ではないので二枚の樹脂シートを貼り合わせた上で成型したもののようだ。断熱性能に不満は無い。

海外のカップ麺はフォークが付いているものが結構多いが、その多くは折り畳み式でフニャフニャした華奢なものであり、箸が用意できるのならば使いたくない代物である。今回の製品は珍しく割り箸が入っており、短めではあるもののこれなら実用になりそうだ。四角いカップの特製を生かし、対角上に納めることで実現出来たことである。

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No.6369 Sue Sat (Thailand) Shrimp Creamy Tom Yum Flavour

No.6369はタイのThe Decent Noodles Factory、Sue Sat Shrimp Creamy Tom Yum Flavour。

海外製品を紹介する際、まずは製造者または販売者のWebサイトを見て製品情報を調べるのだがこのSue Satはこれが見当たらない。仕方ないのでパッケージに書かれている文言を判読するのだが、タイ製品の場合は文字が全然判らない。

スマホ版のGoogle翻訳はカメラで撮った画像の文字を抽出して翻訳してくれる機能がある。即席麺のパッケージという特殊な条件では(文字の大きさや書体、背景によって左右されるが)英文ならば少しは使える。非アルファベット圏のハングルだったらたま~に使える場合があるという程度。

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No.6368 国分グループ本社 Tabete だし麺 海老豚骨だし Wだしラーメン

No.6368は国分グループ本社、Tabete だし麺 海老豚骨だし Wだしラーメン。Tabete だし麺は販売場所によって若干の違いはあれども大体税込170円程度で購入してきた。しかし今回の品はなんと税込220円で一段上のクラスである。海老は北海道産甘海老だし、豚骨は霧島黒豚豚骨だし、単品ではそれぞれNo.6173と6341で紹介した製品で存在しているものだが、贅沢にもこの二大だしをど~ん!と混ぜてしまったものらしい。

このシリーズはパッケージ左下にだしの使用割合が表示されているのだが、単品製品の甘海老だしは20%、同じく豚骨だしは24%であり、今回の製品の甘海老だしは25%、豚骨だしは12%とある。なので甘海老だしを強調したもののようだ。

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No.6367 JAYA (Thailand) Instant Cup Noodles Beef Flavour

No.6367はタイのSAHA Pathanapibul、JAYA Instant Cup Noodles Beef Flavour。今までの試食記で述べてきたようにJAYAブランドの即席麺はSue SatブランドのThe Decent Noodles factory社による製造でありEANコードの製造者項も同じ、双子の兄弟のようなものである。なので麺やスープ、容器の特長も一致する。

んで、JAYAは袋版のBeef FlavourをNo.6344で試食している。だから食べる前におおよその味は見当が付くような気分になっているのだが、さて実際はどうであろうか?

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No.6366 Sue Sat (Thailand) Garlic Chicken Flavour (Cup)

No.6366はタイのThe Decent Noodles Factory、Sue Sat Instant Cup Noodles Garlic Chicken Flavour。No.6323で同社の袋版Garlic Chicken flavourを紹介している。

食べてから気付いたのだが、カップの側面には電子レンジの絵が描かれている。普通は電子レンジの絵にバツ印が付いて、電子レンジ調理は止めてくださいという記述があるものが大多数なのだが、どうやらこの製品はレンジ加熱がOKのようだ。それにしても作り方の説明書きはお湯入れ方式のみであり、何Wで何分とか加熱条件も書かれておらず、ちょっと戸惑ってしまうなあ。まあこの辺のアバウトさがタイ製品らしいともいえよう。

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No.6365 八郎めん 北斎ラーメン とんこつ

No.6365は八郎めん、北斎ラーメン とんこつ。いままでNo.6347で辛味噌、6359で昆布醤油を紹介しており、今回のとんこつがラストとなる。

今回の富嶽三十六景は相州七里濱、鎌倉の稲村ケ崎~腰越~江の島を通じて遠方に富士山が見える。この辺りは結構よく通る場所なのだが、この版画のように見える地点は思い浮かばない。きっと構図はかなりデフォルメされているんだろうな。

この製品の袋の寸法はおおよそ19cm×14cm、この大きさでグラビア印刷を施せばそこそこ鑑賞に堪えるモノになる。残念なのは両端の開口部にシワが出ることで、競合他社のようなシワが出にくい封止方法を採って欲しかったなあ。

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No.6364 日清食品 (China) Nissin叮意粉 芝士培根风味

No.6364は中国の日清食品、Nissin叮意粉 芝士培根风味。チーズ(芝士)とベーコン(培根)味のスパゲッティ。

当初製品名で「叮」の字を「可」と誤表記し、本Blogに先行してYouTubeへ動画投稿をしたら視聴者から間違えを指摘された。「叮」(読みはDīng)は本来(蚊などが)刺す、という意味だが、この製品の場合電子レンジで加熱が終わった後の「チン!」音を意味するらしい(よく見たら「意」のなべぶたが鈴の絵になってる)。なので「叮意粉」はレンジでチンするスパゲッティ、ということである。電子レンジ調理専用製品で、一般のカップ麺のようにお湯を入れて放置するだけの作り方は想定されていない。なお湯切りは不要。

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世界の即席麺探索と紹介動画