No.6342 日清食品 (China) 日清拉王 九州黒蒜油豚骨風味

No.6342は中国の日清食品、日清拉王 九州黒蒜油豚骨風味。今まで中国版のラ王は三回紹介しており、それらは日本と同じ八角形で大柄のカップを用いたもの。カップだけでなく麺・スープ・具といった中身にもかなりの金が掛かっていそうだなあと思って試食した記憶がある。

しかし今回試食した拉王はタテ形カップになって容量は減り、見た目にもずいぶん貧相になってしまった。また従来はコテコテの中華風な味付けだったのが、浮世絵風のパッケージと九州の豚骨。要は全くの別物になってしまったように思われる。売れなかったなら仕方がないけど、せっかく高級ブランドとして立ち上げたのに、いいのかこれで?

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No.6341 国分クループ本社 Tabete だし麺 霧島黒豚豚骨だしラーメン

No.6341は国分クループ本社、Tabete だし麺 霧島黒豚豚骨だしラーメン。霧島市は宮崎県と接するる鹿児島県であり、旧国分市と六つの町が2005年に合併してできたところ。なのでもしかして国分グループ本社の発祥もこの地域なのかな?と思って調べてみたけど、旧国分市との関連を裏付けるものは何も見つからなかった。

霧島黒豚というブランドを知らなかったからいろいろ検索していたらトンカツとかしゃぶしゃぶとかの画像がガンガン眼に飛び込んできて、夜中なのに腹が減っちゃったよ、くそ~。

製品名で霧島黒「豚豚」骨と、豚が重なるのがちょっと気になったな。

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No.6340 Pot Noodle (UK) Beef & Tomato Flavour

No.6340は英国のUnilever、Pot Noodle Beef & Tomato Flavour。ウチでは散々Pot Noodleは美味しくないと文句を垂れつつも、実はネタとしてとても貴重な、愛すべき存在なのだ。

新興国の即席麺が美味しくないのを揶揄するのはちょっと躊躇するけれど、文化・産業の先進国であり大英帝国と呼ばれ尊敬され紳士の国であるところの食べ物がこうであるのを茶化しても全然後ろめたさが無い。優等生がポカミスをするような、臥竜点睛を欠くというか、耳なし芳一の耳の部分のような、なんとも愉快ではないか。

今回の品は知人がシンガポールで購入したものをいただいたものである。えっ?Pot Noodleって輸出もしているの?そして購入価格が8.4 SGD、700円弱!こんなんで需要があるのか?

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No.6339 JAYA (Thailand) Instant Cup Noodles Tom Yum Flavour

No.6339はタイのSAHA Pathanapibul、JAYA Instant Cup Noodles Tom Yum Flavour。i-ramen.netでは初めて紹介するブランドである。サハ・ぱさなぴぶ~?どうやって読むのか判らない社名だがこれはあくまで販社であり、製造はChokchaipibul社(これも読みにくい社名だなあ)と表記されているが、実体はどうやらあのThe Decent Noodles Factoryのようだ。

このDecent社はタイよりも海外の方でよく製品を目にする会社で、ベトナムで入手したiMeeブランドのカップ麺と今回の製品が共に世界でも珍しい容器構造だったのですぐに理解できた。

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No.6338 Samyang Foods (South Korea) Mala Buldak Bokkeum Myun

No.6338は韓国のSamyang Foods(三養食品)、Mala Buldak Bokkeum Myun(麻辣プルダックポックンミョン)。ハングルで製品名を書くと마라 불닭볶음면となる。タイで購入したものだが表記は全てハングルで韓国国内向けの個体だ。タイ市場のプルダックには韓国国内向け仕様と英文輸出仕様が混在している(日本市場も混在しているみたい)。

タイの一般的な袋の即席麺が6.0Bであるところ、今回の品は55.0B(約187円)と10倍近い高価格だったが、どこのスーパーやコンビニでもこの値段で売られていたので、これで需要と供給のバランスが取れているということであり、強いプレミアムブランドを確立したのだといえる。その反面農心の辛ラーメンはすっかり影が薄くなっていた。

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雑誌「昭和四十年男」の特集に関わりました

11月10日発売の隔月誌、クレタパブリッシング「昭和四十年男」Vol.52における63ページに亘る大特集、「俺たち即席メン世代」に文章や資料提供で深く関与しました。

予想外に難航して出張先の北海道でも夜中まで原稿書きをしたりしましたが、なんとか形になり世に出たのでホッとしています。よろしければ見てください。

No.6337 MAMA (Thailand) Bean Vermicelli Clear Soup


No.6337はタイのThai President Foods、MAMA Bean Vermicelli Clear Soup。緑豆による春雨麺。No.6332で姉妹品のトムヤムクン味を紹介している。クリアスープというのは見た目の連想はできるけども、なんとも抽象的な味の表現であるなあ。まあ化学調味料主体の味付けであろうと想像する。

まあMAMAの春雨麺は滑らかで綺麗な無色透明なので、クリアなスープと合わさって見た目がとても清楚なものになるのだろう。爽やか路線だね。

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No.6336 まるか食品 ペヤング 回鍋肉風やきそば


No.6336はまるか食品、ペヤング 回鍋肉風やきそば。五月末の発売だったのに先月の時点でもうまるか食品のWebサイトからは消えていたが、まだ通販等の市中在庫はある様子。製品サイクルが短く、所定の数量を作ったらサッサと生産を切り上げてしまうんだろう。

確かにゲテ物や問題作を発売して大バッシングを受けたとしてもある程度以上に傷は拡がらないし、好評だったらリニューアル新製品と称して再販すればいいワケで、新製品を連発すればその都度メディアが採り上げてくれるから最近のペヤングにはイケイケ感に満ちている。まあ中で企画を立てる人は大変だろうなあ。

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No.6335 Domin Mie (Indonesia) Fried Hot Chicken Lemon

No.6335はインドネシアのABC President、Domin Mie Fried Hot Chicken Lemon。No.6331で姉妹品のDumpling付き麺を紹介している。

ABC Presidentは台湾の統一企業(Uni President)とインドネシア現地企業との合弁会社であるが、即席麺の製品を見ても統一企業の影響は微塵も見られず、うまく現地化されているようだ。ABC Presidentのサイトを見てもこのDomin Mieのことは何も触れられておらず、もしかしたら販売は別会社で、ABCに製造委託しているだけなのかもしれない。

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No.6334 Nong Shim (South Korea) Mr.Bibim Korean Spicy Chicken Flavour


No.6334は韓国の農心、Mr. Bibim Korean Spicy Chicken Flavour。この製品には説明書きがハングル表示の韓国国内向け版もあるのだが、今回の品は英語・マレー語・タイ語が併記された輸出仕様。中国では拌拌先生という製品名で出ている様子。仕向け地に応じて味を作り分けているかどうかは不明だが、どうも総質量が126gのもの(今回のはこれ)と116gのバージョンがあるみたいなんだよね。

辛い汁なし麺ということから製品の成り立ちとしては、打倒!必殺!三養食品プルダックポックンミョン(炒め麺)!としての使命を課されているように感じるな。

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世界の即席麺探索と紹介動画