No.7462 ヤクルト本社 麺許皆伝 しお味 函館風

No.7462はヤクルト本社、麺許皆伝 しお味 函館風。大麦若葉エキスを混ぜた薄緑色の麺が特徴の製品(昔はクロレラを混ぜて麺が緑色をしていた)。製造はグループ企業であるヤクルト食品工業(佐賀県)。No.7432で姉妹品のしょうゆ味を紹介している。

本シリーズは丁度一年前の2023年3月にリニューアルを行なっており、麺の質量が5g少なくなった反面、価格が一個当たり25円上がってしまった。まあ他社製品もこの時期に原材料高騰を理由に軒並み値上がりしているので、しょうがないのかなあ。この時にこんにゃく粉を麺に混ぜ込むよう変更されたのと、味ごとに地名を併記するようになる。

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No.7461 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐Gold 熗牛肉麵

No.7461は台湾の統一企業、滿漢大餐Gold 熗牛肉麵。レトルトの牛肉が付いたノンフライ高級カップ麺。射出成型の硬質樹脂で作られたカップはΦ180mm、高さ90mm。製品質量が198gもある大柄な製品。

No.7451で姉妹品の金牛肉麵を紹介し、総合評価★4.0という私が滅多に出さない高得点を付けたこともあり、今回の品も卓越した良い出来を期待する。89TWD、日本円にして約414円もする高額即席麺なので、出来が良くて当たり前でもある。

「熗」は日本には無い字で読みはチャン(qiàng)、材料をさっと茹でてから調味料を加えて混ぜ合わせるという意味。姉妹品の「金」とは意味合いが異なる単語だね。

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No.7460 味丹企業 (Taiwan) 双響泡 日式雞白湯麵

No.7460は台湾の味丹企業、双響泡 日式雞白湯麵。双響泡は麺が二個(合計90g)入っている大盛りカップ麺シリーズで、日本のスーパーカップやデカうま、ごつ盛り辺りに相当するもの。

▲ハウス食品 王風麺(1983年モノ)
白湯スープの名を日本に広めた立役者
ポーク基調で、豚骨ラーメンのうまかっちゃんにも通じる味

今回の品は「日本式」の鶏パイタンスープ味ラーメンなのだが、正直私は日本と中国・台湾の白湯スープの違いを判っていない。私が白湯スープという味に初めて触れたのは1979年に発売されたハウス食品の王風麺であり、これが自分にとって白湯味の原器・出発点なのだ。王風麺は私の大好物だったので、今でも両の瞳を閉じりゃ、うま味や香りが鼻孔の中に蘇ってくるようだ。

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No.7459 維力食品工業 (Taiwan) 一度贊 番茄牛肉麵

No.7459は台湾の維力食品工業、一度贊 番茄牛肉麵。一度贊はレトルトの肉塊入り高級袋麺シリーズ。番茄はトマトのことで、牛肉のトマト煮込み麺。購入価格は45TWD(約210円)で袋麺としては高いが、レトルトの具が付いていると思えば妥当だろう。

統一の滿漢大餐、味丹の味味一品、臺灣菸酒TTLといった他社のレトルト付き袋麺も同じような高価格だが、全てが作る際に鍋でゆでる方式に加えて丼お湯入れ方式もサポートしている。余所者の素人考えだが、丼お湯入れ方式を外して鍋でゆでて作るのみに絞れば麺質をもっと良く出来るだろうと思うのだ。だがそれをしないのは、台湾では丼お湯入れ方式が深く根付いているからだろう。

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No.7458 マルタイ 縦型博多ごぼう天うどん

No.7458はマルタイ、縦型博多ごぼう天うどん。昨年10月に発売された、同社の「うま推し!」シリーズに属する製品。マルタイ製のうどん(皿うどんは除外する)というのは実は結構珍しい。実際に作っているのはサンヨー食品系列の太平食品(福岡県)なのだけど。

ウチで日本の即席麺を扱うのは随分と久しぶりだな。No.7432のヤクルト麵許皆伝以来だからもうひと月半経ってるよ。何しろ昨年の台湾遠征で大量に仕入れてきた製品達が一斉に賞味期限を迎えるので、これらを試食するのに手一杯だった。しかしようやく厳しい闘いの目途が付いてきたので、これからばボチボチ国産品の扱いを復活させる予定。(台湾購入品は残り20個)

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No.7457 味丹企業 (Taiwan) 隨緣 椒香豆腐新豬肉麵

No.7457は台湾の味丹企業、隨緣 椒香豆腐新豬肉麵。隨緣は台湾流ベジタリアン向け食品である素食の製品群。調理例写真や製品名称からも判るように、レトルトの大きな豆腐が入っている。そしてベジタリアン向けなのに「新猪肉」を使っているらしい。フタには「OMNI」の文字が躍る。

OMNIは豚肉の代替用途として開発された植物由来の肉もどき。オムニポーク、オムニミートという名で近年アジアの意識高い人向けに広まりつつある素材。即席麺の具としては大豆蛋白質を使ったニセ挽肉が古くから多用されており、これのブランド化とも言えそうだ。本物の肉よりもヘルシーで栄養価が高く、ベジタリアンもニッコニコの夢の食材、かな?

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No.7456 統一企業 (Taiwan) 大補帖 當歸鴨風味細麵

No.7456は台湾の統一企業、大補帖 當歸鴨風味細麵。12年ぶりの試食である。昔は袋版もあったが、現在同社のサイトや台湾のネット通販業者を調べたところカップ版しかない様子。當歸は日本の漢字だと当帰と書く多年草。根を乾燥させて主に婦人病に効く漢方薬として用い、台湾の即席麺では各社から「當歸」を売りとする薬膳製品がいくつも出ている。

▲昔の大補帖 當歸鴨風味細麵(2012年)

で、この製品には料理酒が付いている。即席麺に酒を付けるのは今まで臺灣菸酒TTLの製品をいろいろ紹介してきたが、この大補帖ではそれよりもずっと前からやっていた。薬膳製品に酒が付いているというのは、酒も薬の一種であるという意味なのだろう。(ホントかな?)

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No.7455 維力食品工業 (Taiwan) 大乾麵 紅油擔擔風味

No.7455は台湾の維力食品工業、大乾麵 紅油擔擔風味。丼お湯入れ方式で湯戻ししたのちに湯切りを行なう汁なし麺。戻し湯を使って飲用のスープを作る。「擔擔」は日本の漢字で「担担」、紅油は(たぶん)ラー油のことで、辛い汁なし担々麺だね。

購入価格は17TWD、日本円で約80円弱。台湾製品の中でも気軽に買える大衆的な製品。日本と比べて台湾の即席麺は、特売品を除けばコンビニとスーパーであまり価格差が無く、また単品売りと五個パックでの(一個当たりの)価格差も少ない。安売りの店舗を捜し回るよりも、目の前で売られているものをサッサと買う方がストレスが少なそうだ。

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No.7454 味丹企業 (Taiwan) 味味A 香辣牛肉湯麵

No.7454は台湾の味丹企業、味味A 香辣牛肉湯麵。この製品はKALDIで売られていた北米向け輸出仕様(バーコードがUPC)を2017年に試食している。

▲味丹の香辣牛肉湯麵、北米向け輸出仕様(2017年)

私は、一度紹介した製品は大きな変更がない限りその後10年間は取扱わない、という掟を設けており、今回の品も本来ならばパスするところだが、製品の質量等の数値などが微妙に異なり、もしかして中身は別物かも?という疑念が湧いたので購入した。そして開封して中身を見ると、粉末スープや調味油の小袋は7年前の北米向け輸出仕様と全く同じように見える。

仕向け先に応じて中身をローカライズするか否かは国や企業毎に異なり、これを調べるのも私の活動テーマの一つである。

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No.7453 臺灣菸酒TTL (Taiwan) 台酒麵攤 酒燉排骨風味湯麵

No.7453は台湾の臺灣菸酒(Taiwan Tobacco and Liquor)、台酒麵攤 酒燉排骨風味湯麵。製造は維力食品工業。今まで様々な同社の製品を紹介してきたが、今回の品は初のレトルト肉塊が付かないもの。従来通り料理酒は付いているが、片翼を失った鳥のようなものではないのか?

もちろんその分低価格になっており、レトルト肉塊付きの製品が50~55TWDぐらいの販売価格なのに対し、今回の品は25TWD(約116円)なので半額程度になっている。ということは、レトルトの肉塊が25TWDぐらいするのかな。なおこのレトルト肉塊無しお買い得シリーズを置いてある店舗は多くなく、まだ出たての品なのかも。

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