No.6565 Maggi (Swiss) Magic Asia Chicken Taste w. Black Pepper & Chili

No.6565はスイスのネスレ、Maggi Magic Asia Noodle Cup Chicken Taste with Black Pepper & Chili。実際の製造国は記載が無いため不明だがバーコード数字の国籍項(76)からスイスの製品として分類した。現物はギリシャで入手したもの。

カップ側面の説明書きは本来ドイツ語で書かれているところに、ギリシャ語で書かれた大きなシールが覆うように貼られている。ギリシャ向け専用のパッケージ印刷を用意していないことから、この製品のギリシャでの需要は少ないことが伺える。たくさん売れるならば元の印刷をギリシャ語にして、売上数量に比例する貼付けのコストを省くだろうからね。

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No.6564 Tien Shan (France) Saveur Crevettes

No.6564はフランスのTien Shan、Nouilles De Blé Instantanées Asiatiques, Saveur Crevettes。アジア風即席ラーメンの海老味で、製造国はタイ。No.6478で姉妹品の牛肉味を紹介している。本プロダクトの狙いは過去何度か紹介した同じフランスの日本食ブランド、Distriborgの「楽」と似ているように感じられる。

アジア風と言っても社名や説明書き、製品シリーズを見渡す限り意識の中心は中国にあるようだ。まあ遠い欧州から見たらアジアの国の位置や特徴をきちんと把握している人など少ないだろうから、アジア≒中国と言ってしまっても商売上大した問題は起きないのかもしれない。

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No.6563 Maruchan Bowl (USA) Con Camarón y Habanero

No.6563は米国のMaruchan Inc.、Maruchan Bowl Con Camarón y Habanero。メキシコ向け仕様でスペイン語表記。勿論Maruchanは日本の東洋水産が設立した会社で、米国およびメキシコへ輸出され、大市場でもあるこの二国でNissin Foodsを抑えトップシェアを堅持している。Nissinはメキシコに建てた工場で生産しているのに対し、Maruchanは米国からの輸出というのが興味深い。

今回の品は海老とハバネロ味、米国市場では類似の品がHot & Spicy with Shrimpという製品名で出ているが、中身が同じかどうかは確認できていない(栄養成分値はほぼ一緒)。

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No.6562 Ottogi (South Korea) Beef & Seaweed Soup Ramen

No.6562は韓国のオットギ、Beef & Seaweed Soup Ramen。ハングル表記では오뚜기、쇠고기(牛肉)미역국(わかめスープ)라면(ラーメン)となる。オーストラリアの韓国系スーパーで購入したものだが、説明書きに英文表記は一切無くハングルのみ。韓国国内仕様がそのまま輸出されたものである。なおOttogiの英文サイトには本製品の情報が載っていない。通常このような場合は販売国で現地語による説明ラベルを貼るものだがそれも無し。たぶん現地在住の韓国人のみを対象として販売されている製品なのだろう。

パッケージの調理例写真を見ると麺もスープも薄い緑色だ。トコトンわかめづくしの製品らしい。

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No.6561 Maggi (Manaysia) Hot Heads Seafood Mee Goreng

No.6561はマレーシアのNestlé、Maggi Hot Heads Seafood Mee Goreng。シンガポールで購入した激辛カップミーゴレンだが、マレーシアの人からこんなの知らんぞ、とコメントを頂いた。

調べてみるとどうも「Hot Heads」シリーズはシンガポール専売品であり、マレーシアでは「Pedas Giler」という激辛シリーズがこれに相当するらしい。ちなみにインドでも袋麺のHot Headsシリーズがある。まったく、Nestlé即席麺の世界戦略は複雑怪奇・魑魅魍魎で全貌を把握するのがとても困難だ。まあそれだけ販売国に合わせてキメ細かく最適化を図っているという証でもあろうが。

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No.6560 サンヨー食品 サッポロ一番 ごま味ラーメン

No.6560はサンヨー食品、サッポロ一番 ごま味ラーメン。パッケージには「ごま味しょうゆラーメン」と書かれているが、公式名称に「しょうゆ」は含まれない。1972年9月発売の長寿製品であり、一時期西日本専売だったが今は全国区に戻った、筈なのだが関東圏では滅多に見掛けない。

▲1984年6月製造パッケージ。切り胡麻は無し。

購入したのは日本ではなくオーストラリアのアジア系食材店。前回食べたのは八年前(No.4590)で、この時もタイで買ってきたものだった。実のところ現在の日本国内において、五個パック品ならともかく単品でサッポロ一番 ごま味ラーメンを入手するのは結構難易度が高いのだ。なので偶々海外で出会ってしまった瞬間、私の心の暴走をもう誰にも止められない。

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No.6559 Insta Cup (Italy) Fettuccine Carbonara

No.6559はイタリアのLiodry Foods、Insta Cup Fettuccine Carbonara。パスタの一種、フェットチーネ。イタリアの即席麺は過去Star社の製品を何度か試食しているが、実はこれポーランドの味の素が製造したもの。殆ど同じ製品がスペインのGallina Blanca社からも出ており、Star社が主体的に開発したとは思えない。それに対し今回のInsta Cupはイタリア製であることを高らかに謳っている。

Insta Cupシリーズにはパスタ以外にも姉妹品としてカップご飯、クスクス、キヌアといったバリエーションがあり、日本のカップ麺とはかなり異なる価値観の下で企画されているように思われる。

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No.6558 金牌干溜 (China) 重慶小面 麻辣汤面

No.6558は中国の重庆辣有引力餐饮管理、 金牌干溜 重慶小面 麻辣汤面。英語表記は社名がChongqing Hot with Gravity Catering Management、製品名がKings Noodle Chongqing Xiao Mianとなる。オーストラリアの中華系スーパーで入手したもので、価格は6.79AUD、購入時換算でなんと516円の高額即席麺である(一人前)。

重慶は中国内陸部の人口3000万人を超える「市」であり、ここで生まれた辛い麺料理が重慶小面である。今回の試食直後に「重慶マニア」という本の案内が来て、私の好奇心のツボをくすぐられてしまったよ。食べる前に読みたかったな。

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No.6557 Indomie (Egypt) Beef Flavour (Cup)

No.6557はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Beef Flavour (Cup)。えっ?Indomieってインドネシア産じゃあないの?と思われた方も多いだろうが、Indomieは主にイスラム圏のあちこちでライセンス生産されるWorld Wideの即席麺ブランドなのだ。そしてこの品が私にとって初のアフリカ製即席麺の試食となる。嬉しい!

▲エジプトのスーパーにて

アラビア文字は右から左に記述するので、使用するソフトウエアが対応していないとうまく表示できない。動画編集で使っているAdobe Premire Elementsも非対応なのでタイトル文字を一文字毎にコピペして逆方向に並び替える作業を強いられてしまったよ。

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No.6556 永南食品 (Hong Kong) 公仔碗麵 五香肉丁味

No.6556は香港の永南食品、公仔碗麵 五香肉丁味。英語表記はWinner Foods、Doll Bowl Noodle Spiced Pork Cubes Flavourとなる。永南食品は日清食品グループ傘下にあり、香港の日清食品よりも安価なレンジを受け持つ。中国大陸側には珠海金海岸永南食品という子会社がある。

香港のデモは理工大が陥落して一旦沈静化したが、この先どうなるかは不透明。香港の街は即席麺探しでいろいろ歩いたのでどうしても動静が気になってしまう。今の対決姿勢のままデモが先鋭化すると参加者にとって生命の危機や不本意な扱いを一生強いられる可能性があるので、無責任に頑張れとは言えないのがもどかしい。

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世界の即席麺探索と紹介動画