No.6531 Nissin Foods (Hong Kong) Vietnamese Chicken Coriander Flavour Vermicelli

No.6531は香港の日清食品、日清春雨粉絲 杯裝 越式風味雞肉香菜味。パッケージにはひらがなで大きく「はるさめ」と書かれているので日本の製品かと思ってしまうが、実際のところは香港市場専売品である。日清ロゴの左右に「!」をずらっと並べた模様があるのはカップヌードルとの関連性を示唆するようで、ブランドの切り売り・安売りのように感じてしまったよ。

しかし調べてみたら、日本国内でも12~3年前に「野菜Soup Noodle」というカップ春雨がやはり「!」を並べたグラフィックを使っていたし、7年前に食べた中国(広東)日清のカップ春雨(No.4843)でも同様のデザイン処理のものがあったので、過去にいくつかの類例はあるみたい。

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No.6530 Nissin Foods (Germany) Cup Noodles Nouilles Japonaises Crevettes HAMAYAKI

No.6530はドイツの日清食品、Cup Noodles Nouilles Japonaises Crevettes HAMAYAKI。フランス市場専売品で海老の浜焼き味。製造国はハンガリー。

日清は欧州で広くCup Noodlesを販売しているが、何故かフランスだけは別仕立てでこのNouilles Japonaisesシリーズを展開している(現在六種類)。Nouillesは麺という意味なので「麺Nippon」だね、どこかで聞いたような名前だが。で、欧州一般版のCup Noodlesと比べてこのフランス版はハッキリと日本料理を強調した品揃えをしている。フランス人の嗜好や興味が他の国々とは明確に違うからだろうか?

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No.6529 Maggi (Swiss) Magic Asia Noodle Cup Duck Taste

No.6529はスイスのNestlé、Maggi Magic Asia Noodle Cup Duck Taste。欧州の即席麺は国籍の扱いが難しい。今回の品はギリシャで購入して説明書きの言語もギリシャ語だし連絡先もギリシャのNestléなのだが、バーコード数字の国籍項(76)はNestléの総本山であるスイスであり、またMade in EUということで、実際の製造国は明らかにされていない。たぶんギリシャとスイス以外の製造コストが安い国において、欧州各国向け仕様の製品を一挙にまとめて生産しているものだと推測する。一応ウチでは原則的にバーコードの国籍項を、その製品を代表する国として扱うこととする。

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No.6528 Ajinomoto (Poland) Oyakata Chicken Ramen Soup

No.6528はポーランドの味の素、Oyakata Chicken Ramen Soup。ポーランドの味の素は即席麺事業に相当な力を注いており、日本風テイストのこのOyakataシリーズ(袋麺とカップ麺、カップ焼そばがある)の他に洋風のSamSmak、タイの味の素から輸入するYumYumの三ブランドを持つ。またイタリアやスペインなどの食品会社に向けてのOEM生産も行っている。ドイツ日清の欧州事業とガチでぶつかっているように見えるな。

日本で味の素と即席麺の間には全然関連があるように見えないけれど、世界の即席麺業界を調べていくと、この味の素の名前をあちこちで聞くようになるのだ。

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No.6527 KOKA (Singapore) Signature Black Pepper Fried Noodles

No.6527はシンガポールのTat Hui Foods、KOKA Signature Black Pepper Fried Noodles。茹でて湯切りする汁なし麺。Tat Hui Foodsは1986年に即席麺の製造を開始し、現在シンガポールにおける即席麺市場の大部分をNissin Foods Singapore(Myojoブランドを含む)と二分する大手である。

昔のKOKAブランド製品は田舎臭い雰囲気が漂うものだったが、二十一世紀に差し掛かる前に「Revolution」と称するイメージチェンジを敢行、一気に近代的・都会的なものに変身。二十年経った今でも全然色褪せておらず、さぞ優秀なプランナーが関与したのだろうと想像する。

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No.6526 Nissin Foods (Singapore) U.F.O. Japanese Sauce Flavour

No.6526はシンガポールの日清食品、U.F.O. Japanese Sauce Flavour。日本風ソース焼そば。前回のNo.6525で日本のU.F.O.を採り上げたが、実は今回の試食と一緒に食べ比べたのでそれぞれの違いを明確に浮かび上がらせることが出来た。

  日本版     シンガポール版

パッケージのグラフィックは酷似している。が、フランジを含むカップの直径が日本版はΦ180mmなのに対しシンガポール版はΦ160mmと一回り小さい。カップの高さはほぼ同じ。内容量は日本版が128gに対しシンガポール版は100g、二割強の違いがある。どちらもソース味だが、シンガポール版はスパイシーマヨネーズが付いている。

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No.6525 日清食品 日清焼そば U.F.O.

No.6525は日清食品、日清焼そば U.F.O.。説明不要のど定番製品である。1976年5月に発売され(当初はピリオドが無いUFOという名前)、直径180mmの大口径で浅い形状のカップが斬新だった。宣伝も意欲的で、当時混迷していたカップ焼そばの中で、やっと大企業による本命製品が出てきたという印象を持ったもの。

現在もう一方の雄であるまるか食品ペヤングソースやきそばは、これより早い1975年3月に発売されていたが、なにせ販売力に著しく劣る小さな会社だったため近場のスーパーでは目にする機会もなく、私がハマって頻繁に食べるようになったのは70年代の末期になってからだった。(ペヤングヌードルはその前から食べていた)

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No.6524 壽桃 (Hong Kong) 撈麵皇 XO滋味酱

No.6524は香港の新順福食品、壽桃 撈麵皇XO滋味酱。茹でた後に湯切りしてソースと絡める汁なし麺。新順福食品はノンフライ麺専業の会社。NYCのスーパーで購入したものだが、写真の通りパッケージおもて面には「寿桃 撈」としか文字が書かれておらず、シンプルというよりはむしろ情報量不足だと感じてしまう。

スーパーのくせに今どき珍しく値札が貼られていることに違和感を持ち、帰宅して見たら裏面にもバーコードは印刷されていなかった。色々調べたところ、これは五個パック製品を販売店の裁量でバラして単品販売しているものだと判った。

▲元の製品はたぶんコレ(五個パック)

まあ私のようなコレクターにとっては五個パック販売をされるよりも買う際の敷居が下がってむしろありがたい。

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No.6523 统一企业 (China) 酱拌面 XO酱海鲜风味

No.6523は中国の统一企业(Uni-President)、酱拌面 XO酱海鲜风味。湯切りを行う中華風焼そば。食べてから気付いたのだが、同名の製品を2015年8月にNo.5615で試食していた。基本的にこのブログを始めて(2015年5月頃)からは一度紹介したものは重複させないようにしていたのに、今回の製品を買う時点ですっかり忘れていたよ。

▲No.5615统一酱拌面XO酱海鲜风味(2015)

詳しく比較すると湯切り機構が変更されており、また「面身新昇級」と書かれており昔よりも麺が太くなっているようだ。ソースとかやくの小袋は中身はともかく外観は変わっていないみたいだな。調理例写真も箸に絡む具以外は同じっぽい。

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No.6522 Samyang Fodos (South Korea) Bajirak Kalgugsu Assorted Clam Flavour

No.6522は韓国の三養食品、バジラック カルグクス。英文表記ではSamyang Fodos、Bajirak Kalgugsu Assorted Clam Flavour、ハングル表記は삼양식품 바지락칼국수。オーストラリアで購入した輸出仕様であり、説明書きは英・中・仏・ハングルの四か国語表記。韓国国内版は質量が130gあるのに対して今回の輸出版は100gと少し小さめである。

「バジラック」の部分は中国語で蜆(シジミ)貝麵と書かれているが、調理例写真を見るとシジミではなくアサリが入っている。フランス語ではPalourdeと書かれており、これは確かにアサリの意味だ。

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