No.6845 信陽食品 ポンちゃん豆カップラーメン みそ

No.6845は長野の信陽食品、ポンちゃん豆カップラーメン みそ。姉妹品のしょうゆをNo.6835で紹介しており、製造は共に東洋水産系のユタカフーズ。ポンちゃんは流行りに乗じることもなく、また安売り合戦に身を投じて疲弊することもなく、極めて堅実な即席麺ビジネスをしていると感じている。(まあその分飛躍的発展も無いのだが)

▲ポンちゃんはみんなJASマーク付き
(中央が今回の品)

堅実さの象徴としてローカル即席麺としては珍しくJASマークが付いていることが挙げられる。ウチが1991年に初めて食べた袋のポンちゃんから現在に至るまで知る限り全製品がJASマーク付であり、これを取得するためには若干の負担が生じると思われるけれども、それを受け容れているということだ。

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No.6844 藤原製麺 かに味ラーメン みそ味

No.6844は藤原製麺、かに味ラーメン みそ味。パッケージの調理例写真にはズワイガニの脚が二本ど~んと乗っており食欲を誘うのだが、これはもちろんイメージ画像であり具としてのかに肉は入っていない。

さらに一杯につきグルコサミンを350mg含有とのことで、関節の痛みに効きそうなアピールをしている。でもグルコサミンが多いのってかにの肉ではなく殻のはずだが?と思い裏面の原材料名を確認すると、ちゃんと「かに殻パウダー」なるものが含まれていた。「かに」を高級食材としてだけでなく健康食品としても訴求しているようだが、かえってどっちつかずのような印象を受けてしまったな。

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No.6843 大黒食品工業 ビッグやきそば ソース味

No.6843は大黒食品工業、ビッやきそば ソース味。No.6833で同社のビッ担担麺を紹介している。大黒にはマイフレンドビッ(Bic、濁点なし)シリーズがあるのに、なぜ担担麺や今回の品はビッ(Big、濁点あり)なのだろう?とず~っと悩んでいた。このビッシリーズは同社のWebサイトにも情報が載っていないし・・・

しかしある瞬間、漆黒の雲の間から一筋の光が射し込み閃いた!どちらの品もディスカウントストア「ビッ・エー(Big-A)」で購入したものだ。ちゅーことは、ビッシリーズはビッ・エー専売製品なのではないか!?この件はネットで調べても確証を得られていないので、今後も継続調査します。

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No.6842 IKEA (Japan) プラントラーメン(野菜ベースの塩味)

No.6842はイケア・ジャパン、 プラントラーメン(野菜ベースの塩味)。No.6832で姉妹品のカレー味を紹介しており、共に製造はヤマダイ。植物由来100%でパーム油・化学調味料は不使用。

カレー味が税込250円に対して今回の塩味は190円と60円の差が付いているが、それでも結構な高額カップ麺であり、ラ王や正麺などプレミアムクラスの製品が安売りされる値段に匹敵しようとするもの。一方でこの品はIKEAの店舗またはオンラインストアのみで販売される(JANコードは無くIKEA内でのみ通用するインストアコードが付いている)ため、他製品と価格を比較して選ばれることはなく、閉じた世界でのカップ麺といえる。

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No.6841 西友 ◎みなさまのお墨付き たっぷり野菜の醤油豚骨

No.6841は西友、◎みなさまのお墨付き たっぷり野菜の醤油豚骨。製造は酒悦。酒悦といえば福神漬等ご飯のお伴というイメージが強いのだが、ライバル桃屋の攻勢に敗れ1977年に一度倒産、その後東洋水産グループの一員として更生した。

▲酒悦のコロッケラーメン(1990前半~中盤頃)

カップ麺のフタを集め始めて間もない頃、どうしても製造元が判らない製品があった。カップには記載があったのかもしれないが捨ててしまったし、ブランドを匂わせる記述もなにも無し。十年以上悩んでいたが、Web検索が一般化しバーコードから業者名を簡単に捜せるようになり、フタに記された「01783」は酒悦であることが判明。遂に長年の謎が解けたぞ!でも何故酒悦が?・・なんてことがあったなあ。

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No.6840 ケンミン食品 復刻版ケンミン焼ビーフン

No.6840はケンミン食品、復刻版ケンミン焼ビーフン。ケンミンの語源は県民ではなく創業者の高村健民から来たもの。1950年にビーフンの製造を開始、1960年に味付け麺の「ケンミン焼ビーフン」を発売。細い米粉麺であるビーフンはアジアの各地で見ることができるものだが、「味付け」のビーフンは世界中でこのケンミン食品だけが作っているものらしい。チキンラーメンと同様に別添のスープは無く、水を入れて炒めるだけというのは確かに簡潔でわかりやすい。

今回の品は1960年発売の品の復刻版。現行の焼ビーフンがチキン味なのに対し、これは醤油と鰹・こんぶ味がベースであり、パッケージだけのなんちゃって復刻版とは違う。

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No.6839 ヤマダイ ニュータッチ 横浜家系豚骨醤油ラーメン

No.6839はヤマダイ、ニュータッチ 横浜家系豚骨醤油ラーメン。今回の品を食べた後で「やっちまった~」と気が付いた!これ、約三年前のNo.6171で同じ製品を試食していたのだった。

▲三年前の同製品。令和最新版とどこが違うでしょう?

全く同じ中身であったら今回の試食記はボツにしようと思ったのだが、栄養成分のデータを見比べると微妙に違うから困ったよ。パッケージは左の行灯型吹出し「鶏湯の香り!」が昔は長い文章であり、製品名の文字色や書体も違う箇所がある。更によ~く見ると調理例写真もネギと麺は同じっぽいが、チャーシューと海苔は別の写真を合成している。こんな微妙な変更をする意味があるのか?と思う一方で、間違い探しゲームとして使えそうだな。

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No.6838 日清食品 濃くてうまいTANMEN

No.6838は日清食品、濃くてうまいTANMEN。7&i系列専売製品であり、日清のWebサイトには載っていない。

今回の品はお金を出して買ったものではなく、十月の末にセブンイレブンで蒙古タンメン中本の旨辛味噌(No.6797で紹介した同北極ラーメンの比較用として購入)を買った際に付いてきた無料引換クーポンを利用して入手したもの。普通に買えば税込約160円、蒙古タンメンが約220円だから随分と得をした気分である。なおクーポンでは今回のTANMENの他にMISOも選べたのだが、押しの香りがそれぞれニンニクと生姜で、選ぶ時点でくっさいニンニクの匂いを欲していたから。

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No.6837 イトメン 海鮮五目中華そば

No.6837はイトメン、海鮮五目中華そば。この製品を見た瞬間、製品名の字体からテーブルマーク(昔はカネボウフーズ等)より出ている広東拉麺系の新製品かと思ったよ。イトメンの中でもこの感じのデザインは本製品しかなく、広東風中華料理をイメージさせる字体として選ばれたのかな。

▲文字の形がよく似ている
(画像は各社Webサイトより拝借)

そういえば中華三昧の字体も似た感じであることを思い出した。というか、そもそも中華三昧こそが中華料理風即席麺の元祖であり、これにみんなが倣ったという方が正しいのだろう。勿論これをパクリだという気は全くなく、イメージの共有化が進んだものだと考える。みんなが判りやすいならばそれでいいじゃない。

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No.6836 マルちゃん 焼そばバゴォーン 塩バター風味

No.6836は東洋水産、マルちゃん 焼そばバゴォーン 塩バター風味。東北・信越地方限定。関東のディスカウント店で発見してこりゃ掘り出し物だと興奮して購入。だが同時期に近所の複数のスーパーでも普通に売られていて、関東圏にも結構な量が流れたみたい。

同じマルちゃんの北海道限定カップ焼そば「やきそば弁当」と同様に粉末のスープが付いている。しかしやきそば弁当は戻し湯で粉末スープを溶くように指示があるのに対し、この焼そばバゴォーンは熱湯を使うことになっている。まあ実際のところはどちらを使ってもいいんだろうけど、戻し湯を使った方が麺からラード(どちらも揚げ油に使用)が溶出して、香ばしい匂いがしそうだな。

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