No.6854 Cung Đình (Vietnam) Sườn Hầm Ngũ Quả

No.6854はベトナムのAsia Food Technology (Micoem)、Cung Đình Sườn Hầm Ngũ Quả。Cung Đìnhは王国という意味のブランド名。英語の品名はBraised Ribs with Five Fruits、五種の果物とスペアリブを煮込んだスープである。姉妹品の辛い海老スープ味をNo.6834で紹介している。

日本語の説明には無かったのでWebサイトを当たってみたところ、五種の果物はトマト・ニンニク・玉ねぎ・大根・コールラビ(kohlrabi:カブとキャベツを掛け合わせたようなもの)であり、う~ん果物というよりは野菜だよなあ、と思ってしまった。

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No.6853 麺のスナオシ 麺’s味工房 旨辛ラーメン

No.6853は麺のスナオシ、麺’s味工房 旨辛ラーメン。購入価格はなんと税込59円!そしてこれは特売で運のいい人だけが買う品ではなく、TRIALへ行けば(たぶん)常にこの値段で買えるもの。まさに日本の底辺を支える領域のカップ麺だ。

こうした安価な製品は味のバリエーションがせいぜい醤油みそ塩とんこつの基本四種類に限られるのが通常なのに、今回の品は「辛さ」を全面に打ち出した、万人受けではない特殊用途向けの味でありながらも税込59円を実現したことが画期的で意義深いといえる。即席麺の価格が安いタイでもカップ麺は円換算50円程度が相場なので同等レベル。絶えまぬ企業努力の賜物なんだろうなあ。

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No.6852 明星食品 麺神 神太麺✕旨 味噌

No.6852は明星食品、麺神(めがみ) 神太麺✕旨 味噌。麺神の袋版は2020年9月に地域限定で発売、今年の1月からは全国販売となった。新規のブランドであり、同社の中華三昧(税抜希望小売価格150円)よりも高級品として位置付けられる(同180円)。

同じ明星食品の高級袋麺ということで中華三昧と共喰いにならないかと他人事ながら心配になるのだが、中華料理風の味に対して麺神は(中華三昧の繊細な麺とは対極の)ぶっとい麺が売りということで、棲み分けは案外明確に出来るのかもしれない。即席麺ファンとしては何はともあれ(単発で一過性の品ではない)本気で新しい製品が出てきたことを諸手を挙げて歓迎したい!

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No.6851 西友 ◎みなさまのお墨付き もっちり®ノンフライ麺 グリーンカレー味まぜそば

No.6851は西友、◎みなさまのお墨付き もっちり®ノンフライ麺 グリーンカレー味まぜそば。テーブルマークとの共同開発品で、製造は加ト吉水産、数量限定商品。

本製品は◎みなさまのお墨付きシリーズで定番のレトルトカレー「青唐辛子の爽快な辛み グリーンカレー」を汁なしカップ麺へ展開したコラボ製品。といっても同じ社内の中での話だから内輪受けというか楽屋落ちという感じがしないでもない。

レトルト版のグリーンカレーは最近食べて、爽やかな青唐辛子の香りがありタイではなく日本人好みの味付けで結構良い印象を持った。これをラーメンではなく汁なし麺で仕上げるというのは結構挑戦的であると思えるな。

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No.6850 サンヨー食品 やまとの味カレー味焼そば

No.6850はサンヨー食品、やまとの味カレー味焼そば。2020年11月の発売なのに、既にもう終売となっているようだ。調べた限り通販も全滅で、ごく限られた短期間での販売であった様子。巡り会えたのはラッキーといえよう。

▲やまとの味カレー
(画像は同社Webサイトより拝借)

やまとの味カレーは長崎県佐世保市の大和製菓による1960年に発売されたスナック菓子で、関東圏ではあまり見ることが無い製品である(お菓子の世界には疎いので、実はあるところにはあるのかもしれない)。私も大昔に何かの機会で食べた記憶があるのだが、殆ど忘却の彼方に消える寸前の存在であった。

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No.6849 ヤマダイ ニュータッチ ねぎみそラーメン

No.6849はヤマダイ、ニュータッチ ねぎみそラーメン。ニュータッチのカップ麺で「ねぎ」を売りとするものは、有名どころで凄麺ねぎみその逸品とねぎラーメン(醤油味)、あと強いて言えば野菜盛りのねぎ醤油ラーメンぐらいしか同社Webサイトには載っておらず、今回の(非凄麺)ねぎみそラーメンは情報が無い。

▲昔のねぎみそラーメン
(2000年2月に試食、コンビニで購入)

過去の試食記を紐解くと2000年頃に同名の製品があったのだが、パッケージの雰囲気からすると今回の品とは路線が違うように思われる。JANコードも別物だし。とすると、購入店であるBig-Aの専売商品なのかもしれない。特定販路向け製品の特長である地味なデザインという点では確かに符合する。

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No.6848 エースコック (袋)ハノイのおもてなし 海鮮だしフォー

No.6848はエースコック、(袋)ハノイのおもてなし 海鮮だしフォー。麺はベトナム製。エースコックは1993年に進出したベトナムでの即席麺事業が大当たりし、同国のシェア断トツ一位の座を誇る。

ベトナムの即席麺は麺が小麦粉によるものと米粉のものが半々ぐらい(2012年にホーチミン市へ行った際の肌感覚)であり、その中でも幅広のフォーが多く見られる。当然ベトナムのエースコックでも多くのフォー製品を擁し、ここでの成功を日本へ還流させたのが今回の製品だ。凱旋帰国のようなものだね。エースコックに限らずベトナムの即席麺は進化が早いので状況視察に行かねばと思っていたのにこの時節柄そうもいかず、悔しいなあ。

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No.6847 サンポー食品 九州地獄豚骨ラーメン

No.6847はサンポー食品、九州地獄豚骨ラーメン。販売は北海道を除くトライアル向けの専用製品であり、サンポーのWebサイトには製品情報が載っていない。ウチの近所では滅多に見ることが出来ないサンポー製品だが、トライアルへ行けば今回の品を入手できるというのはありがたいことでもあるな。

地獄豚骨ということで、パッケージには炎を背景におどろおどろしい豚の頭が描かれている。同社の焼豚ラーメンを知っている人なら中身をおおよそ推測できようが、そうではない一般人だとちょっと腰が引けてしまいそう。まあ買う前に激辛製品であることを認知してもらうことは、後々の悲劇を予防するという意味では正しい情報発信であると思う。

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No.6846 東洋水産 マルちゃん正麺 中華そば

No.6846は東洋水産、マルちゃん正麺 中華そば。袋の正麺は2011年の発売で、従来北海道等の一部地域以外ではあまりパッとしなかったマルちゃんの袋麺を一気にメジャーな存在に引き上げた立役者である。

今回の中華そばは「もう一つの」醤油味として2019年に登場。普通の醤油味とどのように住み分けるのかがちょっと気になっていたが、なかなか遭遇する機会に恵まれず、やっと試食に漕ぎ着けた。

正麺の(普通の)醤油味を私は肯定的に評価しているが、スープにやや癖のある匂いがある。好みに合わない人も結構いるように感じていたので、この中華そばはその取りこぼしを拾う役目もあるのでは?と推測した。

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No.6845 信陽食品 ポンちゃん豆カップラーメン みそ

No.6845は長野の信陽食品、ポンちゃん豆カップラーメン みそ。姉妹品のしょうゆをNo.6835で紹介しており、製造は共に東洋水産系のユタカフーズ。ポンちゃんは流行りに乗じることもなく、また安売り合戦に身を投じて疲弊することもなく、極めて堅実な即席麺ビジネスをしていると感じている。(まあその分飛躍的発展も無いのだが)

▲ポンちゃんはみんなJASマーク付き
(中央が今回の品)

堅実さの象徴としてローカル即席麺としては珍しくJASマークが付いていることが挙げられる。ウチが1991年に初めて食べた袋のポンちゃんから現在に至るまで知る限り全製品がJASマーク付であり、これを取得するためには若干の負担が生じると思われるけれども、それを受け容れているということだ。

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